最も感動!?したクルーズ リバークルーズ編UNIWOLD SSシリーズ RIVER BARONESSで2012年「印象派モネの足跡を訪ねて」と題して パリからノルマンディまでセーヌ河を往復したクルーズは生涯忘れえぬ一つ。パリの日本文化会館前の港を出港し一度本船はセーヌ河を下......
最も感動!?したクルーズ リバークルーズ編
UNIWOLD SSシリーズ RIVER BARONESSで2012年「印象派モネの足跡を訪ねて」と題して パリからノルマンディまでセーヌ河を往復したクルーズは生涯忘れえぬ一つ。
パリの日本文化会館前の港を出港し一度本船はセーヌ河を下り、自由の女神前で旋回し、船首の向きをノルマンディへと。アッパーデッキでは心地良い風とワイン、そして素敵なシャンソンの調べ。UNIWORLDらしい最高の出港だった。御客様と共にLoungeでその後も寛いでいると、強い衝撃が船体を通じて・・。「何だ!?」思わずデッキに駆け上がると事もあろうことか、キャプテンズルーム(操舵室)が橋にあたり、完全に姿形もない・・。頭の中が真っ白、と同時にここまで苦労して企画、手配したのに・・これから先の7泊8日のUNIWORLD RIVER BARONESSのセーヌ河クルーズは一体どうなるんだ・・・。どうも油圧故障で橋の手前で操舵室が下がらないまま、又自動車の様に急ブレ-キも効かないのでミラボー橋へ。そしてキャプテンズルームは悉く大破。
暫くして、ラウンジに全員が集められキャプテンから謝罪、事故原因、そして最も気になる今後について丁寧に説明があった。
幸い、UNIWORLDの場合はParis市内観光はノルマンディから戻ってきてからなので、最終日に行う予定の市内観光を先に行い、その間にキャプテンズルーム、油圧など徹底的に修理、再点検を行うという。
ここまできたらキャプテン、ホテルマネージャー、クルーズディレクターらにお任せするしかない。
で、ここからがUNIWORLDの対応の凄さ。予定になかったオーランジェリー美術館を組み入れたり、間違いなくレヴェルの違うフランスの食材を
特に料理長が腕によりをかけて・・ディナー後は停泊のパリでシャンソン歌手が乗り込み「枯葉」「パリのお嬢さん」など往年の名曲をしっとりと
・・ラウンジ後にはエッフェル塔がライトアップされ・・。なかなかの演出。CrewらもUNIWORLD SPIRITSに火がついた様なおもてなし。
そうこうしている間にも着々とキャプテンズルームは蘇ってきている。
ちょっと見慣れないキャプテンズルーム。勿論これはほんの一瞬の状況で、この後がしっかり修復させた。
で、やっと海事当局から許可も出て出航。ホット一息だが、かなりセーヌ河リバークルーズにも出かけたがこの時の食材、ワイン、サービスレベルの高さは生涯忘れられない。特にラウンジでパリ ライトアップされたエッフェル塔を身ながら、ちょっとパリ市内にはないシャンソニアにラウンジが変わり、しっとりと名曲を歌い上げたあのシャンソン歌手。あのレベルを直ぐに手配するなんぞ、やはりUNIWORLDは違う。
リバークルーズにはこれまで約300日ほど様々なクラスの
客船に乗船してきたが、この時のリバークルーズの満足度以上の機会に未だお目にかかっていない。「油圧故障」これはメンテナンス上、テクニカル的な問題で決して起きてはならないが、飛行機、高級車とて所詮は機械。トラブルは100%発生しないという事はないし、リバークルーズの場合水量が多すぎたり、少なすぎたりして航行ができなくなったり、またロック(閘門)の故障で航行が不可になり、スケジュールが変更になっってしまう事も現実発生する。そんな時の対応は各船会社によってかなり違う。UNIWORLDを選択しておいて良かったとつくづく想った。
下船時のゲストの笑顔を見て頂ければ解るだろう。
因みにこのオーガナイザー様とはUNIWORLD SS Antoinetteでライン河往年のBeatriceでドナウにご一緒している。船上で何度も同じ会話になるが、それでもUNIWORLDだと。
Travelの語源 Travailler(仏 苦労する)とか・・添乗員の立場としては決して経験したくはない。しかしどこのRIVER CRUISE会社を選択するか・・ここらあたりは「安心感」は全く異なる事は間違いない。
これが私の最も感動したリバークルーズ。