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クルーズマンズではじめよう
少しでも上のカテゴリをというのは間違っていないと思いますが、それも料金次第かなと我が家では考えます。 たとえば、海側客室とバルコニー客室の差が100ドル以上であったとしたら... 基本、二人で利用が原則ですから、その差は200ドル以上になるわけで。 これは実際問題、小さくはない差です。
我が家は差が50ドル未満(乗ろうと思っているクラスのキャビンとその上)であれば、上級キャビンを取る事が多いです。
あとは航路ですかね... バルコニーがあれば嬉しい航路・海域は確かにあるので。 例えばアラスカあたりは、バルコニーがあれば部屋から氷河などが見られる訳で。 まぁ、逆に言えば、こういう航路はキャビン間の価格差がそれなりにある訳ですが...
そうではない航路なら、安く乗って、その浮いた分を他のことに使うっていうのは勿論あると思うので。 必ずしもバルコニー必須とは思わないです。
私の場合は最初から海側バルコニー一択と言いたいところですが、最初は寝るだけだからと内側キャビンを取り、仮予約中に考えを改めバルコニーへ変更しましたがその選択は合っていたと特に乗船してから思い、それからは海側バルコニー一択です。 理由は基本的にカジュアルクルーズだとパブリックスペースは混雑していたり、特にビュッフェは常に戦場のようになっていてなかなか落ち着かないと思いました。ちょっと風に当たりながらうたた寝したいと思って、プールサイドへ行っても空いているチェアは日陰のない場所など、良い場所ほど、朝一に取るつもりでないと難しい所もあります。
また、出船するのを見るのが好きなのですが、寄港地から部屋へ戻り、シャワーを浴び、髪を乾かし服を着替えてから展望デッキへ…と慌ただしく移動するよりは、シャワー後、髪が濡れたまま部屋着でベランダ出てイスに座りながらのんびり見るのが楽だったり、停泊中に洗濯物をイスにかけて乾かすことが出来るなどとにかく使い勝手が良いです。
内側キャビンの差額は大きいかもしれませんが、船のエクスカーションを使わずになるべく安く現地で遊ぶ方法を徹底的に探し、その辺を安く抑えるようにするくらい海側バルコニーには思い入れがあります。 一週間近くその部屋を使うわけですから、と個人的には思います。
私の基準は「内側or窓側との差が小さければバルコニー」です。
目安は諸税込の料金が1部屋350ドル未満。
だいたい7泊のコースで行くことが多いので、1泊当たり1部屋50ドルでバルコニーがつくのであれば満足度も高いかなと思っています。
灼熱過ぎて全くバルコニーに出なかったカリブ海クルーズや、船の構造上、上階が屋根となって日陰になってしまい、全く日が当たらないバルコニーだったバミューダクルーズもあったので「取るべき」とまでは思いませんが、内側に比べると全体的に明るく広々として開放感があるので、より快適に過ごせるようにも思います。
ただバルコニー付の場合、ついついベッドから外が眺められるのでデッキに出る回数が減り、クルーズの醍醐味であるゲストやクルーとの交流やイベントやアクティビティを逃しがちにもなってしまいます。
キャビンは寝るだけと割り切って内側にした時と比べ、デッキで過ごす時間が少なくキャビンの思い出ばかりになってしまい肝心の「船」の印象が薄くなってしまった事もあるので、その人の船上生活のスタイルによるかもしれません。
私は最近中途半端と言われがちな窓側を取ることも多いです。
適度にリーズナブルで、明るく外も見えるので開放感もあり、外が見えるとやっぱり生で見たくなるのでキャビンを出るため船もちゃんと楽しめるので割と気に入ってます。
私の経験上、カウンター最初は「どうせ寝るだけだから・・」とおしゃって一側のキャビンを手配依頼されるお客様に限って多いのですが、添乗員でご一緒に乗船しますと、先ずキャビンに入って暫くしてから「加藤さんのおしゃっていた事が解ってきましたワ・・追加代金を支払うのでバルコニー付きがせめて窓付きに変更して下さらない・・?」とおしゃる方はホント多いです。しかし クルーズ会社に交渉はしますが、守備良く変更が乗船後できた経験は殆どありません。旅館などの様には決していかない様々な事情があります。クルーズ始めての方であれば内側とバルコニー付きその差額が「取り返しのつかない金額」であれば別ですが、先ずは初めてならば絶対にバルコニー付き(今の客船は造船技術があがり全体の8割がバルコニー付きです)を選んでください。それで時々、インサイドキャビンなど空いているキャビンを「今後の参考に見せて」と言えばキャビンに空があれば大抵見せてくれます。(あまりお奨めはしませんがキャビン掃除をしている時などチラッと中の様子はご覧頂けます しかちエチケットは守って下さいね) ご一緒に乗船してインサイドのお客様は最後まで船内の船首、船尾、右舷、左舷解らないままに日数をお過ごしになる方が多い様に感じます。 で、バルコニー付きキャビンに一度自分への「ご褒美」として乗船してみて「やっぱり私は内側で十分」という考えに至ればその後からはインサイドで・・そんな考え方も一つです。因みに弊社ではバルコニー付きからインサイドに次回下げる方は殆どおらず、強いて言えば「今度は最も後のバルコニー付き」とかバルコニー付きでもかなりの金額差が実はあるので、その選択を楽しんでいらしゃいますね。決して高いものを販売したいのではなく、「楽しいマイクルーズスタイル」を見つけていただければと思います。