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クルーズマンズではじめよう
最近は、客室のクラスを決めるときに、部屋から見る景色がどれだけ重要かを考えて、バルコニー付きの客室にするか決めています。次は、右舷か左舷の選択ですが、主な寄港地の出入港が重要なことは事実です。でも、雨でない限りデッキに出ているケースが多いことに気がつきました。その意味では、航海中のルートによって右舷、左舷を決めるべきではないかと最近思い始めています。例えば、ベニスを出てギリシャまたはトルコへのリポジショニングであれば、左舷でしょうし、ベニスからチビタベッキアなら右舷。こんか感じですか。
2015年秋に、MSCでベニスからアドリア海を通って、イスタンブール往復航海に参加しました。そのときに経験から、
乗船当日の早朝、ムジカが入港してきました。
ベニスの入港を、早朝の部屋から楽しむなら、圧倒的に右舷だと思います。ムジカが入ってきたのはまだ6時前の早朝でした。その時陸にいた私は、朝早く目が覚めたので、サン・マルコ広場前を散歩してムジカに会えました。ただ、入港の時間によっては、前述のようにデッキから見ていることがほとんどだと思います。我々はマニフィカに乗ったのですが、入港は少し遅くデッキで入港を楽しみました。 次は、マニフィカの入港シーン。 マニフィカで入港 左舷側
リド島を左に見て入港していきます。
右舷側です。
サン・マルコ広場が右手に
サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂も右舷側です。
でも繰り返しになりますが、これは部屋で見ないでデッキに出ていると思います。
船に乗って停泊時にベランダから見える景色も時には重要です。ベニスは、前述のムジカが先に入り、遅れて我々の乗船するマニフィカでしたが、両方とも左舷停め。突堤の逆側には、コスタのネオクラシカが止まっていました。こちらは右舷停め。 前がムジカ、後ろが乗船したマニフィカ
突堤逆側にはコスタ ネオクラシカ
どちらもあまり変わりはないですね。 ベニスは、停泊時の向きより出港時に突堤を躱した直後に、狭いエリアで行うその場回頭が圧巻です。この時はデッキを右に左に走り回り、回転性能の高さに驚愕しました。
マルタは、2016年の年末カウンドダウンクルーズをチビタベッキアから西地中海の航海でバレッタに入港しました。こちらの入港は、結構早朝でしたが、やはりデッキに出ていました。 まずは、入港シーン。 右舷側にセントエルモ灯台を見ながら入港です。 狭い航路、これぐらいの距離感
エルモ灯台を躱すとポートサイドに舵を切り
Fort Ricasoliの灯台を超えると最初のヨットハーバーが左舷側
その先港の少し広いところで、またその場回頭を行い、左舷で停泊しました。出港時を考えると、左舷停めが多くなるのではないかと思います。
バレッタは出航シーンが良かったです。私は左舷で部屋から見ましたが、右舷も良かったと思います。
停泊は左舷停め
出航シーン 左舷側 夕日と街の明かりを見ながらの出航
話が色々とんで長くなりましたが、 ベニスは入港を中心に考えるなら、右舷。バレッタは右舷左舷共に良し。
ところで、話は変わりますが、2015年に入ったイスタンブールも船で入ると最高の港の一つです。私のベストは船で入るイスタンブールです。こちらも右舷、左舷共に良し。
港停泊時の向きによっては右舷側にサンマルコが見えるような錯覚を起こすかもしれませんが、ジュデッカ運河を抜ける時は出港時は必ず左舷にサンマルコ広場です。
入港時間が早い船の場合、サンマルコを通過するのは1時間ほど前になり、時期によっては日の出前で薄暗いこともあります。(先日私が乗船した船は6:45ベニス入港で5:50サンマルコ前通過時は日の出前でした)
左舷右舷とともに入出港時間もご注意の上、ベニスの風景をお楽しみください。
【出港】2018年9月15日 17:40頃です
【入港】2016年5月7日 6:05頃です/5:50頃日の出