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クルーズ旅行を、みんなの経験から。

籾山船舶模型展

先日、久しぶりのおやすみで横浜に出かけた際、「飛鳥Ⅱ」の出港まで時間があったので大桟橋からほど近いところにある日本郵船歴史博物館に行ってきました。

ここはもう何度もお邪魔して、友の会の会員にもなってしまっている場所ですが、今回の目的はこの企画展(4月1日まで)・・・

明治時代からずっと精密な船舶模型を作り続けて、1993年にその歴史に幕を下ろした「籾山(もみやま)船舶模型製作所」(戦前は「籾山艦船模型製作所)を紹介した展示です。

籾山模型とは、船会社や造船所、海軍などの依頼のもとに公式図面に基づいた精巧な木製模型で、いただいたパンフレットによりますとどうやら900隻以上の作品が造られたようです。

製作当時、商船(主に客船)の場合は主に船会社の支店や代理店に置かれ広報用に活躍したようですが、戦後はそのどさくさで四散し行方不明になったものも数多くあるとのこと・・・

現存するものは多くは日本(海外も)各地の博物館や資料館で所蔵されており、この日本郵船歴史博物館でも以前から「浅間丸」や「鎌倉丸」などの籾山製模型が展示されてありました。

今回、それらに加えて、やはり戦前の「長崎丸」「上海丸」の姉妹船の模型や製作用工具、各パーツ類などが展示されています。

館内は写真撮影厳禁のため、許可を得てスケッチをしたものをご覧ください。

時間があまりなかったので5分ぐらいで描いたスケッチのため、かなりおおざっぱな絵とヘタな字(ひどすぎ!)なのはご容赦くださいませ。

「鎌倉丸」1/48模型のスケッチ、全長3メートル以上の作品はかなり迫力があります。

ちなみに今回、親切に館内を案内してくれた館長代理さんのお話では今回の企画展にあわせて去る9月に閉館となった東京お台場の船の科学館から所蔵してある「新田丸」(1/50)を無償貸与してくれるという話があったそうですが、あの分厚いコンクリートで囲まれた本館から持ち出すのは莫大な費用が掛かるということで断念したとのことです。

この「鎌倉丸」クラスと並んで「新田丸」が展示されれば相当見ごたえがあったと思うのですが、なんとも残念でなりません。

いっぽうこちらは先週まで放送されていたNHKのスペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」にちなんだ「近代日本と日本郵船展」のコーナー(1月29日まで)

日本郵船の誕生から日本海海戦までの歴史をパネル展示と資料で振り返るもので、ここでも籾山模型製の「信濃丸」1/48(この船についてはこちらのわたしの記事をご覧ください)や「天洋丸」の号鐘などを展示。

「信濃丸」のサロンの椅子もありましたが、背もたれに日露戦争当時はまだ採用されていなかった日本郵船の二引きのマークが入っていますのでおそらく後年のものかと思われます。

しかし何と言っても目玉となるのはバルチック艦隊を破った連合艦隊司令長官東郷平八郎から「信濃丸」に贈られた艦隊発見に対する感状(感謝状)の本物・・・薩摩武士らしい揮毫が書かれた達筆な文章はついこのあいだドラマで日本海海戦のシーンを見ただけにより興味深く見ることが出来ました。

・・・とうわけで、見ごたえたっぷりなこの日本郵船歴史博物館、ぜひ皆様も横浜で船見物やクルーズ乗船の折に立寄ってみてください。

この博物館が入っている日本郵船横浜支店のビル自体も昭和11年に建築されたギリシャ神殿風の由緒正しきもの・・・このビルだけでも一見の価値がありますよ。

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コメント

8件

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と
としっぺ2011年12月27日 08:03

おはようございます 何度か立ち寄ってますが、また寄れた際にはもう少ししっかり見てきたいと思います。

S
STORM2011年12月27日 08:09

この展示会のために改装日に間違えて行ってしまい、 それっきりでした。 是非行きたいと思っております。

B
Berliner2011年12月27日 19:26

12月の中旬に一時帰国し、19、20日と久しぶりに横浜に滞在できました。19日は営業の仕事でしたが20日の午後は時間があったので女房と横浜見学をしてきました。この展示と氷川丸、どちらに行こうかなと迷いましたが、模型は女房が退屈するだろうと氷川丸にしてしまいました。 私も友の会に入っています。そう!館内撮影禁止でしたね。どうしてなんでしょうか。産業スパイとかが来るんでしょうか。モデルで喫水線下の船形を観察して行くとか?

-
-2011年12月28日 10:17

PUNIPさん、こんちは!船おじさんも先日、籾山船舶模型展、見学に出掛けました。展示内容や、配布されているリーフレットも資料価値が高く見応えのする特別展でしたね。ビルダーズモデルや、代理店向モデルなど数多く制作されたようですが、このタイプの模型は大型で繊細な作りの為、良い状態で保存されている数は、少ないようですね。船おじさんも近代に制作された籾山模型制作の船舶模型を一隻だけ持っています。関西汽船のこはく丸の広報用模型ですが、やはり大きさは、1メートル位あり、いろいろな所を転々として来た為か、空中線などが外れたりしていますが、全体的な作り込みは、素晴らしい模型に仕上がっていますよ。このような地味なテーマで特別展を開催される日本郵船博物館の姿勢は、素晴らしいと感じました。

punipcruises
mr. punipcruises書いた人2011年12月29日 22:41

としっぺさん、こうした企画展は見逃せませんね。 大桟橋から近いというのも利点の一つです。

punipcruises
mr. punipcruises書いた人2011年12月29日 22:42

shooterさん、4月1日までやっていますので行く機会は何度もあると思いますよ。ぜひどうぞ。

punipcruises
mr. punipcruises書いた人2011年12月29日 22:45

Berlinerさん、たしかに奥様と一緒だったら氷川丸のほうがいいかも知れませんね。 こうした博物館で撮影禁止のところは結構あります。横浜みなと博物館もそうですし…その点、船の科学館は自由に撮影が出来て太っ腹だと思いました。

punipcruises
mr. punipcruises書いた人2011年12月29日 22:50

船おじさん、たしかにリーフレットは限定配布とはいえ立派なものでわたしも感心しました。 「こはく丸」の籾山模型を持っているなんてすごいです。 将来、神戸港で「くれない丸」が関西汽船歴史博物館として保存されたとき(単なる願望ですが…)にはぜひ寄贈してください(笑)

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