カナダ・ニューイングランド、アメリカ東海岸クルーズ旅行 のQ&A

一番のおすすめは紅葉の時期に大西洋の大海原での海のクルーズと紅葉に染まるセントローレンス川の景観の移り変わりを間近に眺めながらケベックシテイまで上るリバークルーズの両方を満喫できることではないでしょうか｡ 私の場合はニューヨークから出航アメリカ､カナダの東海岸をクルーズして赤毛のアンの舞台プリンスエドワード島に寄港､セントローレンス川をカナダのケベックシテイまでその後はターンしてニューヨークに戻るコースを体験しましたがこのコースは秋の紅葉シーズンがベストで各地で素晴らし紅葉の風景を満喫することが出来ます｡

印象的だったのはカナダのハリファックスからバスで訪れた映画「ハナミズキ」のロケ地にもなった世界遺産でカラフルな家々が美しいルーネンバーク､マホーンベイの3つの水辺の教会そしてロブスター漁の盛んな小さなカラフルな漁村ペギーズコープの灯台ツアーでした｡ それから中世ヨーロッパの雰囲気を残すケベックシテイの紅葉に染まる街並みも印象的で､ここからはツアーでメープル街道をドライブ､ローレンシャン高原の紅葉も楽しみました｡ 紅葉の季節に是非おすすめのコースです｡

カナダ・ニューイングランドと言う程ではありませんが、ニューヨーク発着で、ボストン、ハリファックスへ行きました。
ボストンで独立記念日の花火やその雰囲気を見てきたかったのですが、思ったよりも地味でした。
ハリファックスも港の近くだけで自然を楽しむと言うものではありませんでした。

でも、大西洋を北上中にクジラの群れを見ることができました。距離は少しありましたが、クジラが潮を吹き上げ、ジャンプする姿は圧巻で、小型の双眼鏡が役に立ちました。 この海域に拘らず、クルーズでは双眼鏡の携帯をお勧めします。

たった１度、５泊６日のクルーズをしただけですし、寄港地もハリファックスとボストンだけなのでお勧めポイントの回答にはならないのですが、そのクルーズで何が一番印象に残ったかと聞かれたら下記と答えます。

それは、天気に恵まれたせいもありますが、アメリカの古都ボストンの街が見えてから入港するまでの長い航路というか水路です。

　マニアックな内容で恐縮ですが、パイロット（水先案内人）が乗船してから港内まで、一見すると広い海で問題なさそうなのですが良く見ると浅瀬や暗礁が多そうで、船はゆっくり進み、近いようでなかなか到着しません。

それを眺めていると、帆船や蒸気船時代にアメリカ移住を決意してヨーロッパから長い航海をしてきた人々の苦労が偲ばれるだけでなく、ボストンを遠望しながら荒天や操船ミスで座礁あるいは沈没して果てた船や無念の涙を流した乗客も多いのだろうなと感じて厳粛な気持になりました。

なお、ハリファックスも予想以上に風光明媚な素晴らしい街で、機会があれば再訪したいです。

クラムチャウダー

秋にこの地域をクルーズしました。 肌寒い時期だったこともあり、ショアエクスカーションで訪れた先々で食べたクラムチャウダーが今でも思い出に残っています。いくつかのクルーズを経験していますが味覚でも記憶に残るクルーズでした。

セントジョンのトリニティチャーチはおススメです。アーカディア国立公園の紅葉もスケール大きく素晴らしい！

関西企画の成田発でしたが、プリンセスの食事が好きなので、選びました。赤毛のアンの家にも行きたかったけど、クルーズ日程が長くなり、仕事の都合がつかなかったので、このコースにしました。

そうそう、ハーバード大学も見学コースにあったツアーでした。ボストンのマーケットでは、ロブスターサンド食べました👍こちらもおススメ！

最も感動した寄港地は、カナダのハリファックスです。

キュナードが大西洋航路を始めた頃からの寄港地の一つです。 元々は殆ど知らなかったのですが、行ってみると驚きと感動が満載でした。

海洋博物館にはタイタニックに関わる収蔵品が多数展示されています。 沈没の知らせを受け、この港からも多数の救助船が向かい、多くの遺体と共に遺品を持ち帰ったそうです。 実際にタイタニックで使われていたデッキチェアの実物が、世界で唯一現存し、展示されています。

この時に港の医師が遺体の特徴と遺品のリストを作り、遺品が散逸することなく遺族に引き渡せるよう資料にしたことが、現在の災害時の遺品管理の始まりだそうです。

共同墓地の一角には、タイタニックで被災した身元の判らない遺体や何らかの理由で遺族が引き取らなかった遺体が埋葬されています。 その中の、Unknown Childと書かれた墓標があります。恐らくは3等客室で身元不明の子供のお墓ですが、前にはお菓子やおもちゃ、飲み物などが途切れることなく供えられていて、涙を誘います。

回収された多数の展示品を通して、タイタニックで起きた悲劇を風化させないための取り組みを街全体で行なっているようでした。

私の経験からすると、乗船場所によるのではないでしょうか。アメリカの各港を出るカリブ海、カナダ・ニューイングランドのクルーズでは、白人・黒人・ヒスパニック・アジア人それぞれがほぼ人口比に近い比率で乗っています。 シンガポールから出ると、中華系・マレー系・インド系が、またシンガポールの人口比に近い割合で乗船されています。 ヨーロッパ発では、黒人の人口比率が低いことと、年配者になるとさらに黒人人口が低くなるので、中長期のヨーロッパ発クルーズは白人中心になるのではないでしょうか。 カーニバルのような若者の船に乗ると、完全に人種のルツボ状態で面白いですよ。

アラスカではありませんがHALでかなり大きなハプニングがありました。 紅葉真っ只中の9月中旬のベストシーズンでHALでボストン発ニューイングランド10日間で16名様（キャビンはJrスィート、コーナースィート、デラックスバルコニーなど上キャビンばかり）で「ボストン発のニューイングランドは技術的、諸般の事情で出航できなくなり、代案としてニューヨーク発15日間、キャビンは殆ど全てインサイドと一部テンダーボート前」でした。流石に出発前日２２：００では何ともならず、ランド手配も全て狂い、復路国際航空券未手配での出発・・長らく業界に身を置いていますが、今でこそ淡々とこうやって文字に書けますが、絶対絶命でした。 勿論私共もできる事はかなり限定的でしたが、死力を尽くし対応しました。あまり細かい事まで書ききれませんが、「それでもHALにまた乗船したい」と今年言って下さりオセアニア15日間を組んでいます。アラスカに限った話ではありませんが、個人的には格がプリンセスより客層と共に一段上だと認識しております。因みにこの方々とご一緒にHALの大きなアクシデントアラスカへマッキンリー、デナリプリンセスロッジ、プリンセスのロゴの入った展望列車でアラスカクルーズ15日間エスコートし、行く先々でプリンセスとHALランデブーする訳ですが、「やっぱりHALの方が良かった・・加藤さん今から換えられない・・・？」と最初の寄港地でおしゃていました。リバークルーズでもキャプテンズルーム橋脚にぶつかり同じ様な絶対絶命の苦い経験をした事がありますが、それでもUNIWORLDが！良い！と言って下さっています。勿論経験したくはありませんが、物事から逃げないクルーズ会社、他人のせいにしない添乗員、逃げない旅行会社、品質を見極めるプロとしての目利きとても重要です。 企業には社是、社訓がある様に各クルーズ会社にも「私共の会社は・・」とあります。企業も重要なのは社是、社訓ではなく社風、企業風土である様に、クルーズも同じで、乗客皆様が作り出す雰囲気、Crewらのプロ意識から醸しだす雰囲気そういったものが実はクルーズの全体の印象を決定的にします。旅行会社、クルーズ会社のパンフレットには当然ながら美辞麗句しかありませんが、実際に乗船した様々な立場の印象、感想、コメントは重要ですね。

何と言っても、地名の如く英国の方々はじめフランスなどヨーロッパからのロイヤリストたちの「本物」が洋上から見れる事だと私は感じております。20年ほど前からナイアガラ～トロント～モントリオール～ケベックシティまでの距離感を全く解らない、丁度今頃の季節に紅葉を求めて日本人、中国人はじめアジア系がバスで弾丸ライナーの様に、一気に走り抜けているバス移動ツアーが大挙しています。それは確かに「紅葉」の美しさをただ肉眼で「見る」事はできますが、８００Kmの移動距離が18時間のフライトの後どうなるか・・本当にただ行っただけなのに対して、クルーズでのニューイングランドは、自分達ロイヤリストたちの第二の理想郷をノリマンディから大西洋を渡り、セントローレンス河を北上しセントローレンス河が狭くなる場所ケベック（アルゴンキン先住民の言葉で「河が狭くなる場所」の意）まで遡上してカナダを開拓した人々の風景、「海から始まる歴史の物語」が肉眼で見るのではなく、「心」で静かに「観る」事ができます。船上から見る紅葉に飾られた自然は洗練された街並みは大型バスで「通過」する「メープル街道の旅」とは一線を画した文字どおり NEW　ENGLANDが見えてきます。

NEWYORK、BOSTON双方共に、元々英国の地名でNEW YORKのマンハッタン、BOSTONブルックリン橋近くからの出港はどちから出港しても「海から始まる歴史の物語」のスタートに相応しく溜まらなく感動します。ロックランド、ハリファックス、シドニー、シャーロットタウンなどのどこの寄港地も洗練されていて好きですが、特に好きなのはセントローレンス河から一つ外れフィヨルドが一つありかなりの入り江で奥地の「サグネ」という村までの数十Kmまでの「サグネフィヨルドシーニッククルーズ」はケベックシティ入港と共にNEW　ENGLAND　CRUISEでのハイライトと言っても過言ではありません。勿論クルーズ会社を良く吟味しないと「本物の文化」は見ることはできません。個人的にはHOLANDがプログラムとしてしっかりしていると思います。 出かけるのであれば9月ラスト～10月上旬です。北米西海岸とは全く違った文化、歴史、自然を見ることができ一押しです。

日本ではなく世界のクルーズ愛好家に支持される客船は「人知れず売れる」のでベストシーズンは世界のクルーズ愛好家は知っており、予約は1年前から始まるので来年のベストシーズンの予約のピークは実は今です。底値で希望するタイプのキャビンを押さえるのであれば。地中海、アラスカと異なり紅葉をめがけてなればベストは1本か2本の為、世界中のクルーズ愛好家がこの時を待って予約しています。