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郵船クルーズ ”飛鳥II”

シリーズ  書庫:客船アルバム

郵船クルーズ ”飛鳥II”


船名 :飛鳥II 船籍 :横浜 総トン :50,142トン 全長 :240.8m 全福 : 29.6m 喫水 : 7.5m 速力 : 23.0ノット 旅客定員 :720 ないしは 800名(最大940名) 機関種類 :ディーゼル 出力 :37,800kW 建造 :三菱重工業 長崎 就航年 :1990


言わずと知れた、元"クリスタル・ハーモニー"です。
さて、この"飛鳥II"、いろいろと裏話というか特記事項があります。
順にご紹介しましょう。


1:船齢逆転

先代"飛鳥"の竣工は1991年10月であり、"飛鳥II"という名前でありながら、実は先代よりも古い船。 何故そうなったかは、次の経緯で...


2:誕生の経緯

21世紀に入ってから、先代飛鳥は満船の状態が多く、「予約が取れない」と乗船希望客の不満が募るようになってしまっていた。これはビジネスチャンスをみすみす逃していることに他ならず、キャパシティの増大が急務であった。 増船や、より大型の新造船の建造等が検討されたが、結果として、同じ日本郵船グループのクリスタルクルーズ社が運航する"クリスタル・ハーモニー"を日本向けに改装し、"飛鳥II"として代替投入することになった。これは当時、"クリスタル・セレニティ"の投入により、キャパシティ・オーバーな状態に陥ってしまったクリスタルクルーズ社の減船の思惑と合致した結果といえる。


3:何時から"飛鳥II"?

船舶登記上は2006/01/05までが"クリスタル・ハーモニー"、2006/01/06からが"飛鳥II"。


4:横浜船籍

船籍港は船主の本社所在地に置かれるのが通常であるにもかかわらず、"飛鳥II"の船籍港はなぜか横浜となっている。 ※先代"飛鳥"の船籍港は郵船クルーズの本社所在地の東京 これは、横浜市が21世紀に入って、各種の客船誘致策(着岸料の半額負担等)を行った結果、客船の寄港数は増加したものの、結果的には横浜を象徴とするような船を誕生させるには至っておらず、この象徴として、"飛鳥II"の就航に当たり、中田市長が自ら日本郵船に同船を横浜籍とするよう依頼、郵船側も先代"飛鳥"の発着港の多くが横浜港であることや横浜港と日本郵船が歴史的にも深い繋がりを持つこと等を理由にこれを受諾、実現した。

以下、個人的な感想... 当然ながら先述の着岸料の減免など、横浜市による客船優遇策の多くが適用されていることは間違いはなく、ぱしふぃっくびいなすの関東の定常港の晴海から横浜への移転と併せて、過大な公共資金の使い途としては賛否あることと考える。 横浜市民の総意であると考えれば問題は無いと思うが、住民投票に諮ったわけではないので、次回の市長選挙がそれに相当すると個人的には思っている。


参考URL:http://www.asukacruise.co.jp/


その他、飛鳥II関連記事
飛鳥Ⅱ 乗船案内
神戸中突ターミナル到着
受付カウンター
ウェルカムドリンク
昼食です。
セイルアウェイ
船内からの眺め
ロビー
ショーラウンジ
パームコートの演奏
朝食
ハンバーガー
アイスクリーム
レポート第一回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ
レポート第二回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ 船内新聞
レポート第三回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ セイルアウェイまで
レポート第四回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ お昼のクルージング
レポート第五回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ お昼のクルージング2
レポート第六回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ ディナー
レポート第七回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ ナイトライフ
レポート第八回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ 下船まで
レポート第九回 ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ 総括
おまけレポート ウィークエンド 夏の神戸・横浜ワンナイトクルーズ おみやげ


客船アルバムのクリスタル・ハーモニーはこちら。-> Crystal Cruise 「Crystal Harmony」
客船アルバムのAMADEAはこちら。-> Phoenix Reisen AMADEA

iii*kei*o_i*i*iii

先代は宿泊していないのですが、晴海に就いているときにディナーしたことがあるんです。私は先代も好きだったなぁ。日本人には、あの大きさってとてもしっくりくるとおもいます。2万5千トンくらいだったと記憶してます。Ⅱも先代同様に皆様に愛されて日本のお客に育ててもらえるといいですね。

iii*kei*o_i*i*iii

写真、素晴しいです。私は4枚目が好きっ!ポチ!

先代は"垂直構造"のデッキ構成が特徴でしたね。パブリックスペースが船尾に縦に並んでいるっていうレイアウトでした。移動距離が少なくなるので、そういう意味では人に優しい船でした。日本船で唯一、プロダクションショーを上演してた船ですしね。日本船の中では、一番世界水準に近い船だったのは確かです。IIになって、それがますます加速した感じですね。もっとももともとクリスタルハーモニーって、世界最高水準の船だったわけで...そういう意味では"飛鳥化"することで、世界水準からはちょっと遠くなってしまったのも事実ですね。

3万トン前後が丁度良いかっていう議論は難しいですね。
私は個人的にはクルーズ船は7万トンクラスが一番良いと思っている人間なので、3万トンの船で長期間クルーズしたいとは思っていません。やはり選択肢をどれだけ提供できるかっていう事なんだと思っています。

kiki&jiji

子どもの頃、海賊映画が大好きでした。でも船酔いするので飛鳥に出会うまで、船には興味が無くて。
横浜で偶然飛鳥Ⅱに出会ってから、船を追うよう。私にとって運命の客船ともいえるのが飛鳥Ⅱです♪♪でも、乗船経験無し(><)
次回飛鳥Ⅱもワクワクしながらお待ちしてます〜!!

今年はもう"飛鳥II"乗船の予定はありません。
来年は二泊か三泊くらいのクルーズに乗りたいと思っています...v(^^)

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飛鳥Ⅱはまたクルーズに出発しているようですね。今後の長崎入港予定は10月なので白亜の姿をまた拝見したいものです。

今は"竿燈・ねぶた祭クルーズ"の最中でしょうか。
この時期はお祭と花火めぐりが中心ですね。
長崎でのレポート、楽しみにしてます。

maro

おじゃ・・・何となく 里帰りしたくなっちゃったっち(T0T) うる。
いつもながらの更新努力に感服致しました。すごいっち pochi ☆

まぁこの記事は既定路線ですから...(^^;)
あんまり労力かかっていません。むしろアップを忘れてた部類の記事ですね...

メイの家

一生に一度の機会でしょうが、世界一周してみたいものですね。

一度行ってしまえば、二回目以後の敷居は低いみたいですよ。
やはり最初の踏ん切りなんでしょうね。

山城 愁湖

ああ。いいですねえ♪実は今度両親がこれに乗るとゆーので、ため息まじりで眺めちゃいました…。しかし、飛鳥Ⅱって不思議な経緯があったんですね☆

shukoさんのお話のように、船の数だけ逸話なんてあるモンです。
ご両親、楽しまれると良いですね。

ysphoto

この前、飛鳥Ⅱを撮影して、クルーズ船に興味が沸きました。
お気に入りに入れさせて頂きます。

飛鳥2、被写体としてもなかなか素敵ですよね。
後ほど、伺わせていただきます。

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与太爺様こんばんは
おひさしぶりです。
日本郵船の話なのですけど、客船の船員さんから聞いた話なのですけど今回の飛鳥Ⅱで日本郵船は、客船部門から撤退と言う話を聞きました。そのために新造船も作らないで中古で運行しているとか。

人の口には戸は立てられないっていう言葉もありますが、この手の話はいずれにせよ正式な発表がない限りは話半分で聞くのが宜しいかと...クリスタルハーモニーを持ってきた理由は、正式には需要増に早急に答えるためと発表されてます。あとはクリスタルクルーズの事情があったと私は推測しています。いろいろな意味で新造船にできなかったっていうのは事実でしょうけどね。

yu

個人的には一連の市の努力は歓迎なんですけどね^_^; わたし的には市内のあちこちに作られた地区センターなる箱物 あれ小さな図書館やボランティアサークルやなんとか教室など区民報などで少しみますが 区内の総人口から利用者の数はどうみてもわずかすぎて それもリピーターだけが恩恵うけるし まるで税の公平性にかなってない気がしますよね〜 非常時に利用って 何十年たてばまた立替えだろうし 維持費や天下り館長など無駄ばかりなきがしますよね〜 緑地公園のほうがぜんぜんいいのではないかな〜とか

中田市長はちょっと問題ありかなと個人的には思いますね。
まぁ、横浜市民ではないので、あくまで外野の客観的な感想に過ぎませんけど、目立つ自治体ですから、目立つ施策を重視するのはある意味しょうがないのかもしれませんね...

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