シルバーシー のQ&A

先の方の概ねおしゃる通りです。本社が米国、イタリアにあってその上で日本国内でGSA　PSAが存在しましたが、昨今はここにきて支社が設立（例えばコスタジャパン　MSCジャパン　ゲンティン香港、シルバージャパン等々） となるとクルーズ会社日本法人があり、これまでのGSAもとなると存在価値はどこらあたりになってくるのかと思います。実際に様々な季節に様々な航路を お客様をアテンドしたことなど一度もなく、乗船したことがない方がGSAでオペレーションから質問まで答えている時代で、解らない方が乗船経験のない方に聞いて、即答できずに社内、本社で聞いてお答えする時代は クルーズ業界の健全な発展に繋がるか甚だ疑問です。ややもすると乗船経験はお客様の方がずっと上と言う方が増えてきています。

バトラー付き客室は、2018年4月のシルバー・クラウドに乗船したときに、1度だけですが、体験しました。
シルバーシークルーズでは、通常の客室係に加えて、全ての客室レベルにバトラーサービスが付いているのが特徴です。なじみがないので、戸惑いますが、何でもとりあえずバトラーに頼めば、各担当部署に連絡調整してもらえるサービス、と理解しました。
バトラー自身がする仕事は、主に、客室ミニバーのセットと、食事のルームサービスだと思います。荷物のパッキングの手伝いや靴磨きなども、サービスのひとつとして、オフィシャルサイトに記載されていますが、やってもらう人は恐らくかなりまれです。
レストランや、エクスカーションの予約もしてもらえますが、バトラーを通すと、上手く伝わらないことや、勘違いすることもあると思います。せっかくの旅行で、バトラーに文句を言ってもかなしいだけですので、これは、ということは、自分で直接交渉したほうがいいかもしれません（レストランやエクスカーションの予約は、事前にHPからも行えます）。
客室係は、客室の清掃、備品の補充などがメインの仕事です。バトラーのいないシーボーン、上級スイートのみにバトラーを配置しているリージェントなどの一般客室では、これに加えて、ミニバーの補充も、客室係が担当しています。
バトラーがいてもいなくても、ラグジュアリラインに乗船する限り、トータル的なサービス内容は、そこまで大きくは違わないのかもしれないな、というのが、私の印象でした。
例えばキュナードのような船内階級格差の大きい船で、その違いを体感された方がいらしたら、お話しを伺ってみたいですね。

かなり大雑把な捉え方ですが、日本人で海外旅行の選択肢としてクルーズを選ぶ方々は、諸外国の方々に比べて比較的「お金持ち」が多いと個人的には感じています。で、「お金はそこそこある」だから「初めてのクルーズ失敗したくないので、兎に角最上級のクルーズ船、しかもその客船の最上級のカテゴリーを選ぶ方はホント多いなと、船上でお客様との会話から感じます。 具体的にはキュナード社のQE、SILVERなどは典型的だと思います。表現は誠に不適切かもしれませんが必ずしも「お金はそこそこある」＝「遊び方もそこそこ知っている」という事にはなりません。クルーズ選びとは違い マイホーム、マイカーなどは「お金はそこそこある」方が積水ハウス、ミサワホームなどのブランドの高級マイホームを建てたり、マイカーですとLUXSUS、Mercedes、BMWなど　折角だから高級ブランド、その中でも最上級クラスのもの・・マイホーム、マイカーなどはそれでもあまり失敗はしず、むしろ「完璧」なアフターフォローなども加わり安心感があります。そういった同じ価値観でクルーズを選ぶと、実際に乗船してみて「 こんなにお金を払って、何でこんなにストレスを抱えなくては・・」なんて方もしばしば乗船中見受けます。Mercedes、BMW、Audiなど外車のブランドのステイタスの違いは解っても、外船のブランドのステイタスの違いはなかなか日本人にはまだ解らないことが多いですね。初めての買い物は誰しも失敗したくはないので、最上級を頼めば失敗しない・・ワインの銘柄も良く解らず、「とりあえず高級ワインさえ頼めば間違いない」なんて値段だけ見てヴィンテージを頼んだからと言って必ずしも飲んだ時に「旨い！」と思わない様、そういった考え方ではなく、本当に自分にあったクルーズ船か否か、ここを良く相談して「失敗しないクルーズデビュー」を果たすと、何度も様々ななクルーズ船に乗船経験をし、だんだん解ってきて、時にはキュナード、SILVERの様な最上級船の最上級キャビンの居心地の良さが解る様になることもありますね。あくまで船上で感じた個人的な意見です。

2018年4月に乗船したシルバー・クラウドのThe Grillで食べた、溶岩焼きステーキです。400℃に熱した溶岩プレートをテーブルにセッティング、その上で、プレミアムUSビーフや、海老などのシーフードを好みに焼き上げるスタイルで、見た目にも豪快で盛り上がります。10cm以上もある分厚いフィレステーキをミディアムレア、溶岩でまわりをパリッとこんがり焼いて、塩こしょうだけで味付け。柔らかく、かむと肉の味がしっかりと伝わってきました。The Grillは、シルバーシーの全船にあるので、どの船に乗船しても、この溶岩焼きステーキは体験できると思います。

ラグジュアリでは、シーボーンに数回、クリスタル、リージェント、シルバーシーに各1回だけですが、乗船しました。ツアーではなく、個人旅行で行く場合を想定して、回答します。
もし英語でのコミュニケーションにまだ自信がないということでしたら、1回目は、クリスタルクルーズがおすすめではないかと思います。数年前まで親会社が日本郵船だったので、日本語メニュー、日本人ホステス（アジアン・ホステス）の乗船は、今のところ継続されているようです。何か困ったときや、頼み事があるとき、日本語で相談できるのは心強いと思います。日本人には、湯沸かし器とお茶セットを持ってきてくれるのも、いちいちルームサービスを頼むのは面倒というときに、うれしいサービスです。
ラグジュアリクラスでは、どのラインでも、一番下の客室レベルから、部屋は全てスイート仕様で快適。サービス、食事も、それぞれにすばらしい経験ができると思います。
クリスタルは5~6万トンクラスで和食が美味しい、リージェントはエクスカーションまで料金に含まれる、また、シーボーンは3~4万トンクラスで客室クラスごとの扱いに全く差がない、など、それぞれ特徴はありますので、あとはお好みとご予算で、選ぶのが良いのではないでしょうか。

ラグジュアリでは、シーボーンに数回、クリスタル、リージェント、シルバーシーに各1回だけですが、乗船しました。 もし片言の英語で、まだあまり自信がないということでしたら、やはり、1回目は、クリスタルクルーズがおすすめではないかと思います。数年前まで親会社が日本郵船だったので、日本語メニュー、日本人ホステス（アジアン・ホステス）の乗船は、今のところ継続されているようです。何か困ったときや、頼み事があるとき、日本語で相談できるのは心強いと思います。ただ、中型船なので、小型船ほどの距離感の近さは、感じられないかもしれません（シーボーンの1万トンのあとなので余計そう感じたのだとは思いますが！）。 一度、シーボーン・オデッセイでお会いした中年くらいの男性は、英語が片言でも、ボディーランゲージでクルーとコミニュケーションを取って、楽しそうにすごされていました（ただ、同行者が帰国子女の方でしたが…）。
クリスタル以外は、一切日本語の案内はありませんので、個人旅行の場合は、アナウンスなどがしっかりわかるか、わからない部分をきちんと再確認できる、英語力がないと、不安で、楽しめなくなってしまうかもしれません。
また、ラグジュアリは、個別的な注文にこたえてくれるところも「売り」のひとつだったりしますので、希望をうまく伝えられないと、プレミアムとの違いを感じにくく、もったいないかな、とも思います（紙に書いてしまうのも方策です）。 私も、一応、クルーズ中、事務的な英語は、ほとんど困らないようにはなりましたが、普通の会話が、もっと自然にスマートに、楽しくできたらいいなと、いつも思います。海外クルーズで、旅行を楽しみながら、英会話の勉強もできれば、一石二鳥ですね。

ロイヤルカリビアンは、これまで、カジュアルクラスのロイヤルカリビアン（他にプルマンツールなど）、プレミアムクラスのセレブリティ、プレミアムとラグジュアリの間ぐらいのクラスかなというアザマラをグループ会社としていたと思います。シルバーシーを傘下におさめることで、ラグジュアリクラスのクルーズラインも手に入れ、他の二大グループ（カーニバル、ノルウェージャン）同様、カジュアルからラグジュアリまで、全ての顧客ニーズに対応できる体制を整えたといえるのではないでしょうか。