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クルーズ旅行を、みんなの経験から。

旅のあと第 1 章

フライ&クルーズ

NRT→ZRH 航路 
NRT→ZRH 航路 

ひやひやドキドキ 有事の乗船事情

コロナに伴い航空会社の懐事情による減便とウクライナ事情による航路変更等で度重なるフライト変更があったのはしかたないにしても、クルーズ船乗船ポートへの道のりは乗継便利用と切っては切れない関係にある。今回の乗船地であるアテネに、当初の予定では3日前に到着し余裕をもって乗船できるプランを立てていたものの、直前のフライトキャンセルや出発時刻の変更で前日アテネ到着になり、さらに直前に経由地チューリッヒへの到着時刻の変更したことでその日の乗継ができなくなり、結局一泊するしか選択肢がなくなった。まぁ、このような状況でミニマム乗継時間での乗り継ぎなど危険過ぎるので、一泊する方が気も楽なのだが、なにしろ乗船日に飛行機でポートに向かうリスクを考えるとひやひやものである。

フライトがキャンセルになることも容易に考えられるし、航空会社のシップ繰りが遅れれば到着も遅れるわけで、17:30の乗船に間に合わなくなる可能性が出てくる。最悪の事態に備え、乗れなかった場合に次の寄港地シロスまでの高速船利用と、シーボーンが乗船ポートで無料でやってくれるはずの抗原検査をどこでするか等をプランに入れておく。あとは神に祈るばかりだ。

幸い飛行機は無事にアテネに到着。チェックインした3個の荷物も出てきた。乗継なので大きな荷物はスルーチェックインにして必要なものだけをチューリッヒに持ち込むことも可能ではあるが、これをやると、荷残しになる可能性が非常に高いので、必ず経由地でピックして新たにチェックインするようにしている。クルーズ船で荷物が届かないことほど悲劇なことなどないことを想像していただきたい。

いざポートへ。荷物ピック後すぐにUberを呼ぶ。タクシーだと、大きなスーツケースが3つもあるので乗れる型が限られるのと、クレジットカード払いを拒否されたり、ポートがわからずぐるぐる回る羽目になるのが懸念されるからである。

ところが、Uberはご盛況のようで一時間後の到着と出てきた!あー、これでタクシーで向かう選択肢しかなくなった。到着便でごった返す空港のタクシー乗り場は長蛇の列で泣きたくなったが、途切れることなく3車線でうまく誘導してくれており、思ったより早く乗ることができ、余裕でポートに辿り着くことができた。チューリッヒまで北極圏ルートで15時間、一泊後の2日がかりの長い道のりであった。

とりあえず荷物だけ預け、船が提供する無料の抗原検査会場へ。緊張しながら長い綿棒を鼻孔に入れられ、その後15分の待ち時間中、心臓バクバクと乗船不可という最悪の結果妄想が頭の中でぐるぐる巡り、じっとしておられず、ウロウロ歩き回る始末。

晴れて電光掲示板へ乗船許可番号が出て、ここからはいつも通りのプロセスでスイスイ部屋へと案内された。荷物はすでに届いており、出港前の荷ほどきが始まる。

ほどなく部屋係のファビアンヌがシャンパンをもってやってきた。3年ぶりの地中海クルーズが幕開けである。船は静かにピレウス港を後にする。

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