朝食の時間に問題がありました。寄港の有無や到着時間に関係無く、メインダイニングもビュッフェも、朝食の営業時間が(最後の下船日を除き)毎日同じなのです。なので、7:00には寄港地に到着している日でも、メインダイニングの朝食は7:30開始。ビュッフェは6:30~7:00がEarly Risers Breakfastとされていますが、これは簡単な菓子パン程度しか無く、温かい肉や卵料理は7:00から提供開始。すると、寄港地の時間を無駄にしないためにはルームサービスで朝食オーダーすべきかと考えますが、これが無料なのはパン等のみ。温かい肉や卵料理のルームサービスは、一人$9.95+20%サービス料と有料で、それでもろくな選択肢がない。朝食をしっかり食べたい私のような人間には、選択肢に成り得ませんでした。もしツアー等申し込んで早く下船しなければならなかったら、まともな朝食は諦める可能性もあったかもしれません。私の経験では、寄港する日は朝食開始時刻が早くなる船が珍しくないと思うので、そういった配慮が無いこの船は意外でした。 ■問題アプリ レストランの営業時間は、船内新聞の他にアプリでも確認出来るのですが、これが間違いだらけなのも酷かったです。例えばメインダイニングの一つCosmopolitanは、朝食と昼食も営業しているのに、アプリには夕食の時間しか書いてない。また、その夕食の時間もいい加減で、船内新聞では17:30-21:00(これが正しい)と書いてあるのに、アプリでは20:00-20:30の30分しか営業してないかの表示の日も。 ただ、このアプリには「Hungry Now?」というタグがあり、「今営業してる」レストラン等がすぐ分かる機能がありよく使いました。「Hungry Now?」に表示されてるリンクからは、メインダイニングの正しい営業時間やメニューが確認できました。つまり、ややこしいですが、営業が始まって「Hungry Now?」に表示されれば確認できるけど、営業時間外は「Hungry Now?」に表示されないので、アプリで正しい営業時間とメニューを見ることが出来ないのです。 更に酷い事に、実際には営業してるのに「Hungry Now?」に表示されない場所(Eden Caféの朝食等)もありました。これに気付くまで、「Hungry Now?」を信じてしまったせいで、営業していることに気付かず失敗しました。 ■メインダイニング いわゆるメインダイニングに相当するレストランは、Tuscan(イタリア料理)、Normandie(フランス料理)、Cosmopolitan(アメリカン・コンテンポラリー料理)、Cypress(ギリシャ・地中海料理)とテーマの異なる4カ所に分かれていて、予約無しで毎日自由に選んで行くだけというシステム。そのため、混む時間帯は入り口に長蛇の列ができ、よくフードコートにあるような呼出しブザーを渡されて並ばずに待っている人もいたりで、毎日大変でした。テーブルが空くと呼び出しブザーで呼ばれた人がやってくるので、行列を見ても実際にどれだけ待ってる人がいるのか分からない。4カ所は近く、1カ所に人気が集中していると、他の空いているレストランをすすめられたりしました。 ●初日の18:30に「Cypress」に行った際は、ブザーを渡されて呼び出されるまで20分待ちました。そこから案内されたテーブルでは、着席からオーダーを取りに来るまで10分、母がオーダーしたジンジャーエールがその20分後にやっと持ってこられました。このペースはヤバいなと感じました。 ●二日目に、前日の反省から少し早く行き、「Tuscan」で17:50には着席できたのですが、オーダーを取りにウェイターが来たのが18:00、STARTERSが片付けられたのが18:25で、この際にウェイターからENTREESは少し待つと言われました。10分くらいで、まだ数分かかると言われたのですが、最終的に18:48までENTREESを待たされました。かなりガッカリ。ウェイターは、母を見て色々と気遣ってくれ、自分の家族の話をしてくれたりして、決して放置されたとかその人が悪いとかではなく、完全にキッチン側の理由で遅れたのが明らかでした。 ●三日目17:35、「Normandie」へ。並ばずに入れました。しかし、案内されたテーブルは、隣のテーブルと20cmくらいしか離れてない密集地域。空席は他にいくらでもあるのに、次のお客が隣のテーブルに。何故こんなに密集させられたのか分かりませんが、近すぎて非常に気まずい席でした。挨拶くらいすれば良かったのですけど、お互いに無視するような感じに。 ●残る「Cosmopolitan」は、六日目に利用。ドレスコードがシックの日だったので、ちゃんと食べたかった。18:20と混みそうな時間なのに直ぐに入れました。この日は、スタッフが行進してナプキンを振り回すあの日で、正解でした。また、デザートの際、これまで他の3カ所では一度も聞かれなかった、コーヒー紅茶の希望を聞かれました。あったのかよと。ここで聞かれたこと自体は良かったけれど、これまで聞かれなかったということに、やはりこの船のメインダイニングは高評価は無理だと思いました。 なお、ここだけは朝食と昼食もやっており、六日目と七日目で利用しました。朝食は、メニューを見てガッカリ。ビュッフェと変わらないというか、ビュッフェ以下の選択肢。これなら、はるかにデッキ14のOceanview Caféの方がマシでした。また、隣のテーブルと15cmくらいしか離れてなくて、Normandieより気をつかいました。他に間隔のあるテーブルもあるのに、何故か立て込んでるテーブルに、ほぼ同時にうちと隣の2組が座らせられました。そもそも、四カ所のうちここ一カ所しか朝食オープンしないのだから、乗客数に対して狭いのは当然なのですが、詰め込まれる感じでした。 昼食では、ブルーベリースープというのを初めて見つけ、自分は美味しかったのですが、母はオーダーをことごとく間違えられました。ハンバーガーのはずがホットドッグ、デザートもPEAR YOGURT CLAFOUTISというのを頼んだのに、メニューでその2つ下のASSORTED FRUIT TARTSが。母は、違っても文句言わないのが悪いのですが。 その後、コーヒーかティーと聞かれ、グリーンティーあるというのでそれに。トワイニングのティーバッグで一人分ずつティーポットで運ばれてきたのですが、全然グリーンじゃない古い茶葉って感じで不味かったです。日本の感覚で言えば、客前に出せる品質では無いのですが、緑茶と紅茶は保管方法が違うとか、海外の人は知らないので仕方ないですね。 ●最後の夜は、もう一度「Tuscan」へ。ここで、いつも見つけたらオーダーしているフレンチオニオンスープをSTARTERSに発見。比較のためにオーダーしたのですが、たっぷりのチーズに焼き目がよくついていて、個人的にはStar Princess、Nieuw Statendamのより美味しかったです。この船、基本的に食事のレベルは高いです。最初に提供されるパン類も、ソフトとハード、スティックのグリッシーニの3種類あって、塗るものも常にバターの他に2種類毎日違う種類のスプレッドがありました。このバリエーションの多さは、今回乗った6隻で一番優れていました。 この晩、母はBroiled Salmonをオーダーしたのですが、醤油が欲しいと言い出しました。母的には焼き鮭は醤油というのは分かりますが、イタリアンのレストランで醤油? ウェイターに断られるつもりで一応聞いたら、確認すると。少しして、探していると言われ、面倒なことを頼んでしまったなと思いました。10分後、ウェイターから時間がかかって申し訳ないと謝られているところに、スーツ姿の偉そうな人が小皿に醤油を入れて運んできました。こんな面倒なことを頼んでしまい申し訳ないと、恐縮してしまいました。 ■Le Petit Chef 天井からテーブルの食器に投影されるアニメーションで、コミカルに料理が盛り付けられ、その後その料理が実際に配膳される有料レストラン。とても楽しかったです。 一人$60+サービス料20%で、二人で計$144でした。 最初、メニューをゆっくり見ていたらウェイターに急かされたのですが、それには理由がありました。というのも、同じ時間のお客全員に、同時にアニメーションを見せる仕組みなので、全テーブルの食事が同時に進行しなければならないのです。遅いテーブルを待つと、他のテーブル全部を待たせることになる。そういうことは、先に言ってよって感じですが、仕方ないですね。一度は経験すべき、良い思い出になりました。スープはしょっぱ過ぎましたが。 ■RAW ON 5:日本食 母が、日本食食べたい病を発症し、仕方なく夕食で予約しました。 一人$40+サービス料20%で、二人で$96でした。 小皿から1品+大皿(寿司含む)から2品+デザートをそれぞれ選択する仕組み。味噌汁を小皿の一品とし、大皿で寿司と和牛とか選んだのですが、味噌汁は前菜扱いなので、最初にこれを飲み切らないと次が配膳されない、海外アルアル。握り寿司は最悪で、全然握ってない。ライスをツナが覆い隠すようにカバーしていて、一見ライスが見えない。ひっくり返したら、底部分だけライスが見えましたが、真っ平らに潰れて収まってる感じで、食感もポクポクした乾いたライスで、いわゆるシャリとは全く別物で不味かったです。 母は、豚骨醤油ラーメンを選び、色は豚骨スープでしたが、味はただの醤油ラーメンでした。ウェイターから、日本人か、ここの食事はどうかと聞かれ、答えに困りましたが、本当の日本の食事とは別物だと答えると、やはりそうかという感じで納得してました。 ■Oceanview Café:ビュッフェ 主に朝食で利用しました。両舷を見渡せる大きな空間にビュッフェの食事が配置されていて、ちょっと他ではあまり見ない開放感がありました。食事は美味しいですが、営業時間に問題があることは、冒頭に書いた通りです。一度、寄港日で早く下船したくて6:30からのEarly Risers Breakfastに行きましたが、本当に菓子パンくらいしか提供されておらず、他のお客もどんどん来てるのに、皆食べるものが無くコーヒーだけ飲んで7時からのまともな朝食提供を待つという不思議な光景になってました。温かい食事の提供が始まると、テーブルで待っていたお客が一斉に移動。オムレツの注文はあっという間に行列になっており、スタートダッシュが重要でした。 また、起床が遅れてメインダイニングの朝食終了9:00に間に合わなかった日も利用したのですが、9:20に訪れたら大混雑。食事が中心部に集まっているせいで、ビュッフェエリア全体で元々食事に近いテーブルの割合が低いのですが、船尾側に近いテーブルにやっと空きを見つけました。ここは、ビュッフェの食事が提供されている場所が全く見えないくらい離れているのですが、それを考慮してか、ビュッフェでは珍しく、菓子パンの入った箱を首から下げて配って回るスタッフがいました。食事へのアクセスの悪いテーブルへの配慮なら、良いサービスだと感じました。 なお、コーヒー紅茶以外のドリンクはアップル、オレンジ、フルーツポンチが。コーヒーはカップにLAVAZZAと書かれていて気付きましたが、この2週間前に乗ったStar Princessでは有料だったLAVAZZAのレギュラーコーヒーが無料に使われているようでした。(こういう違いは、連続乗船しないと気付きませんね。)テイクアウト用の紙コップも置いてありました。 深夜は、1:00までLate Night Snacksという時間があり、船内新聞のDaily Plannerでは、ピザとパスタの提供があると書かれていました。しかし実際は、パスタが見当たらず申し訳程度にピザとケーキがあるだけだった日も。パスタを見た日もありましたが、食欲をそそらない盛り方で一種類、放置されてるというと語弊がありますが、なんかガッカリな感じでした。 なお、Oceanview Caféの入口付近に独立した無料のアイスクリームのコーナーがあり、毎日12:00~17:00、17:30~22:00が営業時間としてDaily Plannerに書かれていました。昼間は何度も行って、チョコレートアイスにチョコレートソフトクリームを重ねてもらったりしたのですが、夜オープンしていた記憶はありません。(たまたまだとは思うのですが、この船はルーズなので分かりません。)また、オープンしていてもチョコも通常のバニラアイスも品切れで、ソフトクリームもマシンが稼働してないなんてことも珍しくなく、不人気で残ってる砂糖不使用バニラアイスくらいしか選択肢が無いことも。そのバニラも、食べたら何か異物があって迷いましたが、ベリーっぽいので食べてしまいました(苦笑) ■Eden Café:デッキ5船尾 七日目にして初めて、ここの朝食(7:30~9:00)の良さを知りました。グラノーラやオートミール、フルーツ、ハムやチーズの盛り合わせ等がメインですが、結構豪華で食べ応えもあり、もっと早く来るべきでした。混んでいなくて静かで、屋外でも食べられる穴場でした。Oceanview Caféの大混雑ビュッフェはコリゴリという人におススメ。 ■Café al Bacio デッキ4中央にあり、基本的にはコーヒー類が有料のカフェなのですが、菓子パンやケーキは無料で、人通りの多い場所にあるのでテイクアウトする人に大人気でした。ケーキでも紙袋に入れて渡されるので、潰れてしまうのですが、手軽に部屋に持ち帰れて良かったです。 ■The Spa Café & Juice Bar デッキ14Solariumの屋内プール手前にあり、ここだけ、その場で豆を挽くタイプのコーヒーメーカーが時間帯によって自由に使え、テイクアウトの紙コップもあり、コーヒーテイクアウト目的だけで利用しました。






























