2018年12月乗船プリンセス・クルーズアジア
ダイヤモンド・プリンセスの乗船記
基隆 / 台北→横浜 3泊4日3 nights / 4 days, one-way from Keelung to Yokohama
・泉の湯 ダイヤモンド・プリンセスの最もユニークな点と言えると思いますが、泉の湯という日本式の大浴場があります。1回15ドルで90分、乗船後要予約で、泉の湯入り口で申し込み用紙に記入するか、内線電話をかけて予約します。これは利用したかったので、予約が埋まることもあるとのことで、乗船日の夕方には急いで予約しました。まあ、単なる銭湯なのですが、こんなところで他人と裸の付き合いをしたがるのは、日本人くらいでしょう。5回で60ドルの回数券(購入者本人しか使用できない)もありました。 大浴場の湯舟は、足の不自由な方向けと思われる入浴支援機器も備えておりました。装置に座ったまま、湯舟まで持ち上げて運んでくれるようです。利用するには事前に申し出る必要があるとは思いますが、なかなか考えられていると感心しました。 なお、15ドルで利用できるのは大浴場だけでなく、屋外の円形プール兼ジャグジーもあり、こちらは水着着用が必須でした。この時期は既に外はかなり寒いので、冷えたら大浴場に戻って温まることができるというのは良かったです。時化た海の揺れのせいで、通常のプールはネットがかけられ閉鎖されている時間が多かったり、寒さからわざわざ利用しようとは思わなかったのですが、ここで大浴場と一緒にプールを利用する機会があって良かったです。寒さのせいか他の客はおらず、プールはずっと独り占め状態だったので、時化た海のせいで自然と波のプール状態になっている真ん中で、大の字になってプカプカと漂ってました(笑) ・シアター フォーマルナイトの日、シアターでのショーが、満席で立ち見客が大量に出ていたのに驚きました。1回目のショーが満席だったので諦め、2回目の開演30分前にシアターへ行き、自分は無事座れたのですが、こちらもすぐに満席となました。結局2回目の開演時には、シアターの壁沿いの通路が立ち見客で埋まり、席と席の間の通路に座る客までおりました。フォーマルで立ち見とか、残念すぎて同情してしまいました。 よく分からないのですが、私の今までのクルーズ経験では、シアターで大量の立ち見客が出たことなどなく、ダイヤモンド・プリンセスのシアターのキャパシティと乗客数のバランスが悪いのではないかと、想像してしまいました。他社のクルーズ船では、無料のショーでも予約制をとっているところもあり、行って座れないということがない工夫をしているので、ダイヤモンド・プリンセスも立ち見とならないための工夫をすべきだと感じました。 内容については、初日の日本人バルーンアーティストのショーは自分としてはイマイチでしたが、ダイニングテーブルを共にした他の日本人のおば様方は、良かった、可愛かった、等と申されてました。 ・カジノ カジノは営業時間が短く、大変残念でした。終日航海日に、テーブルゲームが10:00~19:30しかオープンしてなかった日、夕食が17:30からに設定されていた私は、夕食前でゲーム終了。カジノを堪能できると期待していた終日航海日に、半日も遊べないというのは想定外でした。スロットマシンは深夜0時頃営業再開とのことでしたから、船が日本の領海に近づいてギャンブルできないなどの理由ではなく、テーブルゲームを営業しない理由は分かりませんが、単なる人件費削減でしょうか。遅くオープンしている日でも、23:00にはクローズでしたから、夜は客室にこもって映画を観て過ごすしかなかったです。 私はBlackjackのみプレイしましたが、このカジノには「Blackjack」と「funBlackjack」というルールの異なる2種類が4卓ほどありました。しかし、オープンしていたのは各1テーブルのみでした。しかも、どちらもミニマム6ドル(半端!)、マキシマム500ドルで、もっと高額で遊びたいのに、選択肢はありませんでした。 ルールについては、「funBlackjack」はかなり特殊で、10デッキ(セット)のカードからはキングが全て除かれており、Pontoonに近いのですが、もっと斬新でした。ダブリングダウンは3枚目からでもいつでも可能。ダブリングダウンからのサレンダーも可能。Aのスプリット後もヒット数に制限はなく、Aスプリットからのダブリングダウンも可能。スプリットは3回でき、Aスプリットを繰り返して4手にすること可能。ディーラーのアップカードがAの場合、インシュアランスだけでなく、サレンダーも可能でした。私はこれまで、こういう自由度の高いルールのBlackjackを見たことがありませんでしたので、キングが無いというのは痛いのですが、面白かったです。 対して、funではない「Blackjack」は、一般的なルールに近いのですが、Blackjackの役の配当が6to5と悪く、残念でした。「funBlackjack」がキング抜きで3to2だから、キングの入っている「Blackjack」は6to5しか配当しない、との説明を受けましたが、変な話です。そもそもBlackjackはキングが入っているものであり、それで3to2の配当をするのが一般的なルールなのです。特殊なルールの「funBlackjack」を作ったからと、基本の「Blackjack」のルールを改悪するというのは、お客からすれば知ったことではありません。しかもマズイのは、このテーブルが6to5であることが、テーブル上に明確に印字されていないのです。こんな大事なことなのに、小さな文字でルールの書かれたプレート(テーブルの端っこに立ててあります)を覗き込まないと、知ることが出来ません。正直、アンフェアだと感じました。6to5を初めて配当されたプレイヤーが、金額が間違っているとディーラーに申し出るシーンを見ましたが、ディーラーは「間違ってない」と答えるだけで、このテーブルが6to5という特殊ルールであることを説明しませんでした。理解できないプレイヤーは、明らかに困惑してましたが、見かねた隣のプレイヤーが6to5と説明してあげてました。 ただ、このカジノがルーズなわけではなく、ディーリングは正確で、ディーラー教育を怠っていないことは明らかでした。例えば、プレイヤーがスプリットする際、厳格なハンドサインを求めるディーラーがおりました。スプリットのハンドサインとして、テーブルのカードの手前に指をYの字に広げて置かないと、スプリットを認めてくれないのです。口で言っても認められないのは当然として、指を置く場所がカードの横や、ちょっと離れていたりするだけでも、ダメだと言われます。これは、流石にやり過ぎとは思うのですが、天井の監視カメラからスプリットの指示が明確に読み取れるようにプレイヤーが振る舞わなければ、ゲームを進行してはいけないと、このディーラーは叩きこまれているのでしょう。もしかすると新人で、加減が分からないのかもしれませんが、監視カメラを意識したゲーム進行をするディーラーは、基本的に信頼出来ました。 その他、他の日本人プレイヤーから突っ込まれて気付いたのですが、自分が座った時だけ、何かドリンクを飲むかとフロアパーソンが聞いてきました。Blackjackは、日本人客でかなり賑わっていたのですが、皆さんそんなサービスを受けていないそうで、一人だけドリンクをサービスされるのは何で?と聞かれ、「いやー、僕も知りませんw」と答えるしかなかったです。「高額プレイヤーだから優遇されるの?」とか言われましたが、ドリンクくらい誰でも無料なんじゃないかなと思うのですが、確かに基準がよく分かりませんでした。自分は、聞かれると毎回コーヒーをオーダーしてましたが、確かに自分以外でドリンク飲んでるプレイヤーは見ませんでした。クルーズカードでリワードポイントが加算されていたのかもしれないのですが、それを確認する端末などはありませんでした。スロットマシンでもやれば、マシンにカードを差し込んでポイントを確認できたのかもしれませんが、一度もプレイしませんでしたので。ただ、クルーズカードにはお金を貯める機能があり、クルーズカードをマシンに差し込んでプレイするスロットマシンやポーカーは、勝ち金をカード内に貯めるようになっていたようです。下船前日、カジノのキャッシャーがクローズする前に現金化するのを忘れないよう、アナウンスが流れてました。もしかしたら、自分のクルーズカードにも、何かしら加算されていたのかもしれません。 なお最終日、カジノがクローズしている中をじっくり歩いて見つけたのですが、カジノで使用済みのカードが、お土産として1ドルでショーケースに陳列されてました。カジノの使用済みカードは、世界共通でカジノの定番土産として1ドル程度で売られているものではあるのですが、クルーズ船のカジノで売っているのは、見たのは初めてでした。カジノでは、一定時間でカードを交換するので、大量の使用済みのカードが生まれるのですが、それほど傷んではいません。が、買った人がカジノでイカサマに使えないように、カードの角がカットされていたりします。それでも、個人的に遊ぶには十分ですから、格安のクルーズ土産になると思います。これを買い損ねたのが、非常に残念でした。


















































