クルーズ船での訪日外国人旅行者80%増
2016年にクルーズ船で訪日した外国人旅行者数は過去最高の約200万人と前年比約80%増。日本政府が目標に掲げている2020年に500万人という数字も射程圏内にジワジワと入ってきていると言ってもいい伸び率ではないでしょうか。
クルーズ船で訪日する外国人も上記のように右肩上がりですが、日本人のクルーズ人口は2002年以降の10年間はわずか10万人台半ばにとどまっていた乗客数は、2012年からの2017年の5年間は20万人台をキープしているという国交省の調査結果があります。
カジュアル船の需要押し上げ効果
日本人にとってクルーズ旅行がぐっと身近な存在になったのは、カジュアルクラスの外国船の日本発着便が出るようになったことが大きな要因の一つと言えると思います。
日本海側のクルーズから今や太平洋がまで就航するコスタネオロマンチカ (コスタクルーズ)、週末に日本発着クルーズを実施したスーパースターヴァーゴ(スタークルーズ)、ドレスコードなしのフリースタイルクルーズが魅力ののノルウェージャン・ジュエル(ノルウェージャン・クルーズライン)、MSCスプレンディダ(MSCクルーズ)など、1人1泊1万円台から、クルーズ船によっては子供は無料などお得感も人気となっているのは間違いはないと思います。
今年初日本発着クルーズを実施するノルウェージャン・ジュエルの船内リポート記事→ノルウェージャン・ジュエル横浜初寄港セレモニー実施アジア周遊クルーズ中の船内を公開(トラベルWatch 2018.4.3)
現役世代にも利用しやすいフライ&クルーズ
クルーズ旅行に限らず、国内外へのまとまった日数での旅行は社会人現役世代には厳しいこともあるのも事実です。神戸市客船誘致協議会では今年6月に台湾の港湾関係団体と連携事業を展開、片道のいずれかを飛行機利用にして日程を短縮するクルーズツアーを実施する予定とのこと。
採算が合わなくなるケースも想定されるため、船会社は通常片道コースは設定しないが、現役世代へのクルーズ旅行への取り込みのため試験的に導入し、好評であればこの秋にも再度同様のコースを設定するという。
(記事引用:訪日ビジネスアイ・神戸新聞Next 2018.4.9 )
フライ&クルーズの課題点
台湾・中国・韓国あたりだと片道飛行機利用だとグッとクルーズ日程がコンパクトにはなりますが、フライ&クルーズの私的難点はやっぱり『飛行機の荷物の重量問題』があると思います。
フライ&クルーズのクルーズ旅行は『ドレスコードなし』にしてしまっていつでも平服だとOKという前提で、荷物の重量を減らしてしまわないと面倒なことになりそうです。その点は課題のような気がしました。
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