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【news】クルーズ訪日客旅行消費額239億円!|高額『コト消費』増加その原因は?

訪日クルーズ客1人あたりの支出は約5万円

『2018年1月〜3月の訪日外国人消費動向調査の結果が観光庁より発表されました。調査は従来の全国調査、新設した地域調査とクルーズ調査に基づく2次速報値によるもの。

訪日外国人の旅行消費額は1兆1121億円と推計され、その内訳は一般客(クルーズ客以外)1兆882億円、クルーズ客は239億円となった。』

クルーズ訪日客の旅行消費額は訪日外国人の旅行消費額全体の約2%という数字は以外にも少ない気がしました。

『クルーズ客の1人当たり旅行支出は5万662円となり、その内訳は、買い物代が4万7,945円、飲食費が2,255円、交通費が244円、娯楽等サービス費が218円となったとのこと。』

クルーズ客は船内での飲食が旅行代金込みなので、寄港地で外食するといってもランチやお茶くらいなのでしょう。訪日クルーズ客の多くは中国や台湾の方々で『爆買い』も下火になったとはいえ以前日本製品を購入して持ち帰る人も多いことは知られているところですね。

(引用:『観光経済新聞』2018.8.20)

日本人クルーズ利用好調:高額『コト』消費

訪日クルーズ客の需要も高まる中、日本人のクルーズ利用も好調。2018年の日本人クルーズ利用者は2017年の31.5万人を既に超える見込み。

1泊約5万円からという日本の豪華客船「飛鳥II」(郵船クルーズ)は9月出発分まで全コースが満席、同じく日本船の「にっぽん丸」(商船三井客船)は今年6月までの乗客数が前年同期を10%を上回り、年末年始発着クルーズ5コースは販売から1時間で完売したとのこと。

高額『コト』消費の要因は?

大手企業は18年春、定期昇給とベースアップを合わせた賃上げ率が20年ぶりの高水準となり賞与も増える傾向、収入は底上げされた。また賃上げに加え、株高の背景も後押しし、中高年層や富裕層の消費レベルも上がっている。

クルーズ旅行以外でも都内のパレスホテル東京ではスィートルーム利用客増加のため、平均客単価が前年同月(6月)を11%を上回った。ホテルニューオータニでも高級客室フロアの平均単価が同様に16%上がったという。

(引用:『日本経済新聞』2018.8.16)

飛鳥IIの世界一周クルーズなどは募集前から待っている方が多いと聞きます。販売開始直後にすぐに完売してしまうのは『根強いクルーズ船ファン』ということもあるのでしょうが、モノの消費が飽和状態になったこともありコト消費への増加が期待されます。
日本発着のクルーズ船が増えて乗船する機会も増えたらいいと思います。

関連記事:【news】クルーズ旅行増加傾向にあり|モノ消費からコト消費へ!|横浜・お台場に新港計画

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