2020年東京オリンピックを見据えた訓練に
クルーズ船内で体調不良乗客多数発生の想定
日本の客船、にっぽん丸(商船三井客船)は8月7日、横浜港にて海上保安庁第三管区保安本部を中心とした大型旅客船災害想定救助訓練に協力しました。
来年2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えて行われたもので大型旅客船の災害を想定した救助救急活動訓練が計画されました。
訓練内容は「東京湾内を航行中の客船内で体調不良を訴える乗客の多数発生」を想定し行われました。
海上保安庁の他、東京消防庁・横浜市消防局・神奈川県警なども協力、停泊中のにっぽん丸に消防庁消防艇「おおえど」が接舷し、救出・救護活動を行いました。
テロ対策訓練に東海大学学生らが参加
同日、にっぽん丸船内にてテロ対策訓練も行われ、東海大学の医学部・健康科学部・工学部の学生、教職員他40名が要救助者として参加。今回の訓練では、にっぽん丸船内に神経ガス「サリン」が撒かれた想定での訓練が実施され、乗務員の誘導のもと神奈川県警の船に乗船し、横浜海上防災基地隊により処置訓練を受けた模様です。
参加者たちは、「災害派遣医療チームDMATとして活動しているので、助けられる側として訓練に参加するのはとても貴重な経験でした」「救助を待っている間に声をかけてもらい、安心できました。意識が遠のく中でも最後まで耳は聞こえるものなので、今回の訓練を通して声かけの重要性をあらためて感じました」とコメント。(東海大学HPより)
訓練を実施は、実施する方も受ける方もどちらも「訓練」になると思いました。
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