時刻は出港1時間前となり、いよいよ恒例の避難訓練のお時間がやってきました。
船の着岸している埠頭には、横断幕も飾られていました。
さて、避難訓練。
国際海事法でクルーズ船は避難訓練が義務付けられているため、どの船に乗っても避難訓練は経験することになります。私は、前回のコスタ・ネオロマンチカの経験があるので、感覚としてはだいぶ慣れた行動ができました。
基本的な流れはどの船も似ていて、ダイヤモンド・プリンセスも、クルーズカードに記載されているマスターステーション(避難時の集合場所)に集まります。
集合場所に移動中に、船のオフィサースタッフが紹介されているパネルを発見。
先ほどいらっしゃった、日本人オフィサーのミキコさんもいます。
最上段におわしますは、我らが(?)船長、ステファノ・ラベラ氏。
後日の自己紹介で知ることになるんですが、元イタリア王立海軍の軍人だったとか。
クルーズ船のキャプテンはイタリア人が結構多いイメージです。
コスタ・ネオロマンチカもイタリア人船長でした(まぁ、あそこはコスタ自体がイタリア系の企業だからかも・・・??)
こんな巨大な船を指揮しているなんて、きっとご家族にも自慢になりますよね~~。
避難訓練は、みんなで集合し、注意事項を聞いて解散。
会場で、この旅で初めての仲良くなったクルーズ乗客であるマイク夫妻とおしゃべりしました。
マイクさんはどうみても裕福そうな白人のダンディおじさんで、奥さんのイディさんはアジア系のおしとやかな方。
ご夫婦でタイに住んでいて、旅行が大好きなんだとか。
この船に乗る前にオーストラリアから帰ってきたばかりなんだって。いいなぁ。
この日以降、マイクさんとは朝のビュッフェで一緒にご飯食べたり、昨日の上陸ではここが良かった、船の中のあの食べ物が美味しい、納豆に挑戦してみようかな・・・!!などと楽しくおしゃべりさせてもらえました(笑)
訓練が終わってデッキに出ると、出港セレモニーが始まったところでした。
思い起こせば、この見送る側で船を羨ましく見ていたのが4年前。
1年前に初めてのクルーズ旅行に出かけ、今、ついに念願の神戸港から旅立とうとしています。
胸が
じーーんとなりました。
周りの人たちは、これからの旅路に期待を膨らませて、みんなとっても楽しそうです。
見知らぬ人とも手を振りあったり。
こういう風景は船旅ならではの光景じゃないでしょうか。
この瞬間が堪らなく好きです。
ダイヤモンド・プリンセスも見送りに返答するように、大きく汽笛を3回鳴らし、ゆっくりと離岸していきます。真っ赤に映える神戸大橋も、私たちを見送ってくれています。
出港の余韻を楽しみながら、デッキを歩いてみると、三菱重工のプレートを発見。
日本製の海外客船が、多くの日本人を乗せてクルーズの旅へ誘ってくれる。
素晴らしいですね。
アトリウムでは、早くも出港パーティでスタッフとお客さんがノリノリで踊っています(笑)
曲はもはやお馴染みのYMCAです。
まだまだクルーズは始まったばかり。
船は静かに大阪湾へ向けて走っています・・・
~つづく~
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