年末のある日、江東区の夢の島に行ってきました。
ここは東京港の一部を東京都民が出すゴミで埋め立てられて造られた人工島。
わたしの少年時代にはこの島は、本来の素敵な名前とは裏腹に大量のゴミから出る悪臭とハエのせいで「ゴミの島」と呼ばれていました。
いまはそんなゴミも全て封印され、広大な敷地面積を持つ公園やスポーツ施設、熱帯植物園などのある、都民の憩いの場所となっています。
今回ここを訪れたのは、この夢の島公園の敷地にある第五福竜丸展示館を20年ぶりぐらいで訪問するため。
第五福竜丸とは元静岡県焼津港のマグロ漁船で、1954年3月1日、南太平洋で操業中に米軍の水爆実験に遭遇し、放射能を帯びた「死の灰」を浴びて死者を出すという悲惨な事件の証拠船舶。
引退後しばらくこの地に廃船として放置された後、展示館を作って保存展示されています。
最近、日本全国の保存船にやたら興味を抱いておりまして・・・ハイ
まずは公園に隣接する東京夢の島マリーナをお散歩・・・
夢の島マリーナの全景、向こうに見える煙突はどうやら江東区の水再生処理センターのものらしい。
紅白のなんともおめでたいカラーリングです。
わたし好みのクラシカルデザインのヨットを発見!
これで船体の色が黒か濃紺だったら最高なのに・・・
ん?あそこに見える赤い一風変わったボートはもしかして・・・
やっぱり〜! 去年完成した手作りのタグボート風クルーザーのGT-TUGだぁぁぁ
か、かわいい♪ かわいすぎる!
でも、ちょっと遠いなあ、係留してあるポンツーンには一般の人は立ち入ることが出来ません。
もう少し近くでじっくり見たかったのに残念です。
さていよいよ目的の第五福竜丸を展示してある建物へ
入り口に行ってみて、愕然! なんとお休み!
事前にHPでその日は休館日でないことを確認していったのに・・・
どうやら年末年始休暇のようです。エ〜ン
仕方ないので屋外に展示してあった、昔第五福竜丸のものだったエンジンを撮影。
左の黒いかたまりがエンジンなのですが、この写真ではなにがなんだか全く分かりません。
これは第五福竜丸引退後、別の船に搭載されて使用していたのが、その船が沈没し、しばらく海底に眠っていたのを引き揚げてここに展示したそうです。
というわけで、第五福竜丸の見学記はまた次の機会に・・・
気を持たせちゃってスミマセンでした。
最後に半ばふてくされてした夢の島マリーナのスケッチです。
右の丸い建物は夢の島熱帯植物館
左のトンガリ屋根は夢の島マリーナの建物、中にはわたしの好きなインドネシア料理を食べられるレストランがあります。
Punip君、頑張ってるじゃないか!
こういうレポートは貴重品ですぞ〜
ま、ともあれ親方様ー今年もヨロシクお願ェしますよ、、
おいらはココを拠点として仕事してます。タダミさんのGT−TUGは試乗会の時操船させて頂きましたが、見た目とは裏腹でとても速くてキビキビ走るので乗ってて楽しかったですよ^^
第5福竜丸の事故が元で、
遠洋漁業の魚が全く売れず、
苦肉の策として出来たのが
「魚肉ソーセージ」だという話を聞いたことがあります。
残念ながら第5福竜丸はまだ見ていません。
焼津市の歴史民俗資料館には第5福竜丸の常設コーナーが設けられ、無線機かガイガーカウンターか、そんな機器が展示してありますよ。
おっと、福竜丸の木製の模型(縮尺不明)が展示してあることも忘れちゃいけませんね。
ちなみに、54年前に被曝した第5福竜丸を迎えた焼津港の上屋は昨年解体されてしまいました。
第5福龍丸は残念でしたね。あそこは、数少ない屋内展示の保存船。
ただ、個人的には、もう少し船自体を綺麗に塗り直したり補修したりして欲しいです。あれでは、まるで放射能を浴びて帰ってきたような錯覚に。
ほんとうは「はやぶさ丸」という練習船時代があって、華やかな時代もあったはず。わざとらしいボロっとした今の状態は、本当は廃船した時の状態。
放置されていた為なのに、事実歪曲な様にも想えます。
綺麗に補修してあげられないかなぁ。。
じゃむオジ諜報本部長!ありがたきお言葉幸せに存じます。
そちらこそ鹿児島レポートよろしくね!
toshiさん、GT-TUGの走る姿、一度見てみたいものです。
一般公開のようなものがあれば教えてくださいね。
イラストも描いてみたいです。
ジムニーさん、魚肉ソーセージってそういった事件の産物だったのですか!
勉強になりました。
たしかにかなりの社会的影響を与えたのでしょうね。
カワイさん、地元の焼津港にはそういった展示があるのですね。
本来は船自体も焼津に返してあげるべきではないかともわたしは思っています。
その解体された上屋も一部残しておいてそこに展示するっていう方法もあったかも知れませんね。
歴史的建物ってどんどん解体されてしまうのですね。
fismajarさん、たしかに悲惨さを強調させるための意図的な歪曲があるのかも知れません。
どのくらい酷いのか、それを知る意味でも見ておきたかったのですが…
前回見たのは20年ぐらい前でほとんど覚えていません。
保存船の維持は本当にむつかしいのですね。
グリニッジのカッテイーサークの補修は進んでいる様です。
たかまるさん、最近わたしも保存船についてかなり興味を持ってきました。
カティサークも、もし日本だったら、あれだけの被害を受けたら復元されたかどうか・・・怪しいところです。
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