「氷川丸」、浪速の港へ

＜ＵＳＯウェブニュース、６月２８日付けより転載＞

現在、日本一周クルーズを続けている横浜港の保存客船「氷川丸」が本日早朝、大阪港に入港した。接岸場所の天保山岸壁では、大阪名物「くいだおれ太郎」さんや、阪神タイガースのキャラクター「トラッキー」くんが出迎えて、数十年ぶりの大阪入港を祝った。港は数十万人の見物客で終日賑わい、マーケットプレースの観覧車は２時間待ち以上、なかには超満員の天保山通船から安治川に飛び込んで、「氷川丸」に密航しようと企てる人も現れるという一幕もあった。「氷川丸」は七月二日の朝まで大阪港に滞在し、次の港の神戸に向けて出港する。">現在、日本一周クルーズを続けている横浜港の保存客船「氷川丸」が本日早朝、大阪港に入港した。接岸場所の天保山岸壁では、大阪名物「くいだおれ太郎」さんや、阪神タイガースのキャラクター「トラッキー」くんが出迎えて、数十年ぶりの大阪入港を祝った。港は数十万人の見物客で終日賑わい、マーケットプレースの観覧車は２時間待ち以上、なかには超満員の天保山通船から安治川に飛び込んで、「氷川丸」に密航しようと企てる人も現れるという一幕もあった。「氷川丸」は七月二日の朝まで大阪港に滞在し、次の港の神戸に向けて出港する。

え〜そんなわけで関西の皆さん、お待たせ致しました。

「氷川丸」はなんとか無事に大阪港に到着致しました。

当初 この阪神港は神戸のみの寄港予定だったのですが、このブログの読者にも大阪在住の方も多く、この港自体、古くから「難波津」として栄えた由緒ある港なのでやはり寄港地に加えるべきだと思い、大阪神戸のアベック寄港となりました

ちなみにこの港はわたしが尤もリスペクトするイラストレーターの柳原良平氏が、戦後間もない時期に この「氷川丸」で横浜まではじめての本格的な船旅を経験した港でもあります。

クルーズ客船は地下鉄大阪港駅からすぐ近くの天保山岸壁に接岸。ここはショッピングセンターや水族館、アミューズメント施設を持つ複合商業施設天保山マーケットプレースで、すぐ脇から対岸の桜島まで無料の通船天保山の渡しが発着しているので、それに乗って撮影するといいでしょう。詳しい大型クルーズ客船の入港スケジュールはこちらからどうぞ。

さらに、ここからはＵＳＪ行きのキャプテンライン、帆船風の観光船サンタマリアも発着しています。

ただし、他の船客ターミナルは国内長距離フェリーは南港のニか所のフェリーターミナル、外国航路フェリーはコスモスクエア近くの国際フェリーターミナルと分散しているのが残念なところですが、それでも東京港などに較べるとフェリーターミナルのアクセスは格段に便利、発着するフェリーの数も桁違いです。

上のイラストの左に見える球形ドームはなにわの海の時空館、館内には平成１１年に復元建造された江戸時代の高速貨物船である菱垣廻船「浪速丸」が展示されています。

その隣りの高層ビルは、大阪港のランドマークであるＷＴＣコスモタワー、ここの展望フロアからの大阪港ならびに大阪湾の眺めは素晴らしいという話なのですが、わたしはまだ昇ったことはありません。

次の港、神戸港中突堤到着は７月２日お昼頃の予定、ブログの更新はその日の深夜になります。神戸の皆さん、お楽しみに！

※以上の「氷川丸」日本一周クルーズ記事は、わたしＰＵＮＩＰが勝手に考えた仮想（ヴァーチャル)クルーズであり、現実の話ではありません。
くれぐれも日本郵船さんや大阪港、神戸港など、関係各機関に問い合わせたりなさらないようお願いします。
本物の「氷川丸」はずっと横浜港、山下公園にいますよ〜ん。