6月2日は横浜港の開港記念日。
150周年の今年は、開港当時の東波止場の原型となる「象の鼻」と呼ばれる防波堤周辺の船溜まりが公園として整備されてオープンするイベントも行われることになりました。
横浜の海の玄関口、国際客船ターミナルの大桟橋の西側の付け根に当たる部分です。
朝、10時過ぎに到着すると完成式典の真っ最中で公園の中には入れません。
かつて古い倉庫や小さな錆だらけのクレーンの向こうに艀やら通船やら何だかわけの判らない船やらがプカプカ浮かび、一種猥雑とした独特の雰囲気を醸し出していたこの一角はこんなにお洒落に整備され、高級そうなボートやヨットがずらりと並んでいます。
ふと象の鼻の防波堤の向こうを見ると大桟橋と新港埠頭赤レンガパークに囲まれた狭い水面に例の黒船役の帆船「観光丸」の姿が!
ま〜た、国籍詐称しておりますな・・・
公園にも、防波堤にも行けないので仕方なく大桟橋で見ることにしました。
赤レンガ倉庫と黒い帆船はよく似合いますね〜
ん?
よ〜く見ると、船の両舷についている推進用の外輪(パドル)が船首と反対向きつまり後進状態で回っているのに船はほとんど定位置から動いていません。水流が船体中央から船首に向って流れているのに・・・なぜだぁ???
で、もっとよ〜く見ると船尾から小さな水流が出ているのを発見!
なぁんだ、この船、外輪船でありながらちゃんと船尾にスクリューが付いているんですね(知ってたけど・・・)
それで、外輪は後進に、スクリューは前進にして風に流されないよう位置を保っていたわけです。こう書くと簡単そうですがおそらく大変な操船技術なのでしょうね。
象の鼻パーク完成式典の最中はずっとこうして留まって華を添えているのですな・・・本当にご苦労様です。
ちなみにこの船のモデルとなった幕末の徳川幕府軍艦「観光丸」にはもちろんスクリューは存在していません。
やがて式典が終わり、「観光丸」はお役御免。
左右の外輪をそれぞれ逆方向に回転させるとキャタピラ付きのクルマ(戦車とか)のようにその場回転が出来るわけです。
いや〜原理は知っていたけど、実際に見るのは初めて!ちょっと感動。
あっという間に「まわれっみぎっ!」完了 パチパチパチ
あ、・・・「まわれ ひだり」だった(汗)
大桟橋の先端を通過してもとのねぐらである新港埠頭に戻っていきます。
それにしてもこうして大きな星条旗を船尾にはためかして航行すると、本当にアメリカ海軍の軍艦なのではないか?と思ってしまうから不思議です。
黒船役、お疲れ様でした。
せっかく横浜まで来たのだから、もっともっとたくさん活躍の場を与えてあげたい・・・そんな気持ちで彼女の去っていく後姿を眺めていたPUNIPでした。
次回、横浜開港祭レポートは「ふじ丸」出港編です。
「ブルーインパルス」はもうしばらくお待ちください。
→(知ってたけど・・・)
一枚目の雲の感じが良いですね(^@^*
とんとんしゃん、雲の感じを褒めていただきありがとうございます(苦笑)
おはようございます(^^) この船の帆を張った姿を見たいですよね(^^) お疲れ様でしたm(__)m
yuさん、こちらの記事で帆を張っている様子が見られます。
http://blogs.yahoo.co.jp/tim_nakins/59266284.html
あと、6月13日〜26日と8月3日〜9日も航海する予定なのでもしかしたら帆を張った様子が見られるかもしれません。
黒船観光丸はほんとは山下公園会場のイベントで使われています新港5号バースに停泊しています象の会場に現れたんですねちなみに象の会場は黒船トリックアートをやっています
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