ずいぶん間が空いてしまいましたが・・・先日行ってきた千葉・船橋港のもと砕氷艦(南極観測船といったほうが通りがいいかも・・・)「しらせ」こと保存船「SHIRASE」の艦内見学、その2でございます。
乗船して最初に通されたのはこの部屋、観測隊員の公室です。
ここで一通り船内見学についてのレクチャー
左のテーブルの上にヘルメットが置いてあるのが見えますが、「船内には危険な箇所もありますので任意ではありますが万が一のためによろしければかぶってください」とのこと・・・
ブリッジに繋がる長い長い階段・・・とっても急です。
意外と狭いデッキを通過して・・・・
前方甲板に出ました。大きなクレーンが2基あります。
艦首が向いているのは東京港方面・・・晴れていればスカイツリーも見えるそうですが、どんよりした梅雨空で何も見えません。
だからといって退屈しのぎにタイタニックごっこはやらないように・・・
ブリッジにむかう途中で艦尾方向を写してみました。
船体はもちろん、煙突も救命艇もアラートオレンジ・・・そのほかの部分がアイボリーなのは通過する熱帯の厳しすぎる日差しを少しでも和らげるため・・・かな?
ブリッジです。
当然のことながら全幅一杯にとっているのでものすごく広いです。
ちなみにこの艦の全幅28メートルは4万トンクラスのクルーズ客船並み、全長の135メートルは5千トンクラスの中型フェリー並み・・・かなりずんぐりした体型の船であることがよく判ります。
3軸のエンジンテレグラフ
全身、後進共に10段階あります。う〜ん・・・自衛艦だぁ〜
びっくりしたのはこの操舵輪
1981年建造の艦でこんな大時代な木製のものは有り得ないだろう・・・と思って聞いてみるとやはり艦の引渡しの際に実物は自衛隊によって持ち去られていたので、しかたなくどこかからこれを見つけてきてくっつけたとのこと・・・なんとまぁ・・・やれやれ
よく見ると傾斜計とかいろいろなものが剥ぎ取られた跡がありました。海上自衛隊もずいぶんなことをしてくれるものでございます。
上部デッキ最後は後部ヘリコプター甲板から見た格納庫
サッカーが出来そうなくらい広いです。
次回、艦内編に続きます。
自衛隊にとっても思い出の品々でしょうから、すべてを民間に渡すわけにはいかなかったのでしょうね
退艦がささやかれるころに見学したときですら、船首前面からはずされていましたから、船の出生記録とも言うべき 「船名板」 は当然、残されていないでしょうね
駒さん、そのとおりです。最大53度を記録した傾斜計とか、主だったものは全て外されていました。
もちろん船名版もありませんでした・・・名古屋の「ふじ」にはあったのですけどね・・・
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