ドイツ在住のBerlinerさんは現在、戦前の北ドイツ・ロイド社(現在のハパグ・ロイド)の貨客船「ポツダム」POTSDAMのペーパークラフトを建造中ですが、古いオーシャンライナーが大好きなわたしは触発されて、その準姉妹船の「シャルンホルスト」(18184トン、1935年建造)の水彩画を描いてみました。
当時、この船ともう一隻「グナイゼナウ」の3隻でドイツ〜極東航路に就航しており、日本にも何度も交替に来航していたのですが、実をいうとわたしはてっきりすべて完全同型の姉妹船だと思い込んでいました。
Berlinerさんのブログだとこの「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」がほぼ同型で「ポツダム」は船首のバルバスバウも含めてハウスの造形などかなりの部分で違いがあるとのこと・・・いや〜知りませんでした(泣)
この姉妹の写真は数少ないですからね・・・と苦しい言い訳(汗)
それはさておきこの姉妹の来航は、後に建造される日本郵船の新田丸など3隻の姉妹船いわゆるNYKクラスのデザインに大きな影響を与えたようです。
たしかに比べてみるとすごくよく似ていますよね。
この「シャルンホルスト」、第二次世界大戦勃発で本国に戻れなくなり神戸にしばらく停泊していたところ、日本軍の目に止まり、買収されて不幸にも空母「神鷹」に改造され、1944年に戦没しています。
お手本として建造されたNYK三姉妹も同様に空母に改造されてすべてが同じような運命を辿っているのはなにかの因縁のようなものが感じられます。
ちなみに「グナイゼナウ」も1943年にドイツ近海で戦没、「ポツダム」は戦争を運良く生き延びて1976年まで現存していたようですが日本にその姿を見せることはありませんでした。
「ポツダム」の絵はBerlinerさんの模型が完成したら描いてみたいと思っています。
シャルンホルスト、グナイゼナウというと
どうも2次大戦中のドイツ高速戦艦を思い出してしまいます。
わ!、驚きました! 画伯のシャルンホルストはもう完成ですかぁ。私のひいき目かもしれませんが、この絵はいつにもまして傑作じゃないですか。船本体もさることながら水面や山の感じもいいですね。
神戸港でしょうか。山は六甲山?
シャルンホルストは、日本刀のような船首が格好いいんですよね。見るからに速いど〜って感じがします。実際には造波抵抗は球状船首よりも大きいのでしょうが。
絵に負けないようにポツダム号、頑張って作ります!
STORMさん、その船名で検索するとドイツ軍艦が出てきてしまいます。
同じ国の同じ時期に同名の貨客船と戦艦が、しかもどちらも同型姉妹で存在するなんてややこしいですね〜
Berlinerさん、おっしゃるとおり背景は神戸の六甲山のつもりで描きました。
「ポツダム」の完成を楽しみにしています。
PUNIPさん、こんにちは!
シャルンホルスト、いいですね!!
この頃の北ドイツ・ロイド社の絵ハガキやメニューは、デザインや
その色合いがとてもきれいでお気に入りです。
今度、ゴミの山から出て来たらUPしたいと思います。
船おじさん、すごい!そんなものまで持っているのですか?
ぜひアップしたら教えてくださいね。
わたしは物の収集と言うのが大の苦手なのでうらやましいです。
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