ＴＨＥ　ＬＡＳＴ　ＩＴＡＬＩＡＮ　ＬＩＮＥＲ

日本丸アートフリマに来ていただいたブログ仲間の船おじさん

そのご来店の際に思いもよらない資料をいただきました。

それはなんと、かつてフィリピンのマニラ港に存在した客船改造のフローティング・ホテル＆レストラン Ｍ/S ＰＨＩＬＩＰＰＩＮＥＳ のデッキプラン・・・すげ〜

新聞紙１面以上のサイズの両面に客室やラウンジ、レストランなど乗客設備の詳細がカラー写真入りで載っています。

開くとこんな感じ・・・

さらに裏面はこんな感じ・・・見れば見るほどこの船の中に引き込まれていく素晴らしい資料です。

う〜ん、ものすごくわたし好みな船なんですけど・・

実はこの船の正体を明かすと往年のイタリア、イタリアン・ラインの北大西洋定期航路客船「アウグスツス」ＡＵＧＵＳＴＵＳ（２７０９０トン、１９５２年建造）、その晩年の姿です。

現役のイタリア客船時代はこんな感じ

１９７７年に香港に転売され、その後、いろいろな会社と船名を経てどうやら１９９９年ごろからマニラ港で浮かぶホテルになったようです。

写真やデッキプランで見る限りでは現役当時から大きな改造はされておらず、新造船時の面影を充分に保っているように見えますが、船体に大きく書かれた文字がかなり邪魔ですね。

いまでも保存されていれば今は無き老舗イタリアンラインの最後の生き残りだったはずなのですが、グーグルアースでマニラ南港のピア１５あたりをさがしてもそんな船の姿はどこにもありませんでした。

この船を実際に見学された船おじさんが実にうらやましいです（こちらにその時の写真が載っています）。

船おじさん、貴重な資料を本当にありがとうございました。

次回のフリマもひそかに期待しております← ← ← ←全然ひそかじゃない、ものすごく図々しいヤツですが・・・（笑）