東海汽船の新造貨客船計画

もう数日前のニュースになりますが、東京港を起点として伊豆諸島航路を展開している東海汽船から、現在稼働中の貨客船「かめりあ丸」（３８３７トン、１９８６年建造）の代替船を建造するというリリースがありました。

そろそろ・・・という噂はいろいろなところから聞いていましたが、ついに・・・という感じです。

なになに〜 ５７００トンの貨客船で建造費５３億円かぁ〜 なるほどねぇ〜 ・・・・・・・ってかこれだけの情報じゃどんな船なんだかまるでわかんないんですけど！

大きさとしては現在の同社のフラッグシップ「さるびあ丸」（４９６５トン）と同系会社の小笠原海運の「おがさわら丸」（６７００トン）のあいだぐらいのサイズですね。

もし、フェリー化されてこの総トン数ならば、実質１万トン前後の船になると思うのですが、この航路の諸事情からそれはありえないはず・・・

各島の港湾設備を考慮するとやはり貨客船としてのこのくらいのサイズが限界なのでしょう。

となると「東京湾納涼船はどの船がやるのか？」とか「都内の某名門校初等科の洋上小学校はどうするのか？」とか、いろいろ興味は尽きませんが、やっぱり一番興味があるのがそのスタイルと船名でしょうね。

船体デザインは南の島に向かうにふさわしいお洒落でかっこいいものを期待するとして、船名のほうはどうなるのか？野次馬的にいろいろ憶測をしてしまいます。

かつての名客船の名前を復活させて「たちばな丸」とか、三代目「かとれあ丸」とか、花の名前で語尾に「あ」のつく船名でまだこの会社では採用したことのない「ぶーげんびりあ丸」、「ぷるめりあ丸」とか・・・

う〜ん、ほかにはどんな名前があるかな？

「スーパーライナー・イズシチ」？ そ、それはパス（笑）

悪い冗談はさておき、首都圏発着では本当に久しぶりの新造客船・・・いまからワクワクしてしまいますが、反面気になるのが昭和時代最後（たぶん）の貨客船である上の絵にも描きました「かめりあ丸」の第二の船生ですね。

なんとか国内で再就職先を見つけてくれればうれしいのですが、フェリーではない純粋の貨客船というのは現代の日本のほかの航路ではちょっと難しいかもしれません。

それならばいっそ「ロイヤルウイング」みたいに大改装してレストランクルーズ船っていうのはいかがでしょうか？

ここは現在、本格的なレストラン船を一隻も就航させていない大阪港あたりでお願いしたいところです。

ね、橋下さん・・・って今、それどころじゃないか（笑）