初冬のある晴れた日、千葉県の北部にある水郷の街、佐原に行ってきました。
まず訪れたのは利根川に設けられた静かな入り江にある「川の駅 水の郷さわら」
ここはクルマのための「道の駅」と利根川を行き交う大小の船舶のための「川の駅」の両方の機能を備えたパーキングエリアです。
水郷巡りの小型遊覧船が泊まっている桟橋から見た道の駅の建物
ここのなかの市場は本当にお勧めです。
この遊覧船、5月のあやめ祭りのころの土日は一般クルーズもやっているようですが、シーズンオフのこの季節は残念ながら団体チャーター専用になるみたいです。
こんな東京港と同じぐらいのサイズの屋形船も停泊しています。
かつてはこのあたりから利根川をさかのぼって霞ヶ浦あたりを「さつき丸」という155トンの河川用としてはかなり大きな遊覧船が就航していたのですが、いまは昔の話になってしまいました。
その時、丘の上に青いちいさな船を発見!
かつてこの水域をタグボート兼作業員輸送船として活躍していた保存船「たちばな」(11トン 1964年建造)だそうです。
見てお分かりの通り、超かわいいデザイン
色合いはまるで船のきかんしゃトーマス(笑)
タグボートによくあるコルトノズル式のスクリューがよくわかります。
いいな〜 これを見れただけでも古い船好きとしては十分満足
出来れば利根川を走らせる動態保存にしてもらいところですが、もう部品は手に入らないのかな?
この実物が無理ならそっくりに造ったレプリカでもいいんだけど…
そして川の駅からほど近い、佐原の街にやってきました。
古い町並みが保存されて何となく埼玉の小江戸と言われる川越の街に似ています。
街中を流れる小野川沿いに古い家が立ち並んでいて実に風情があります。
このあたりが江戸時代の測量家である伊能忠敬の屋敷がある場所
こんなクラシックカーも見かけちゃいました。
ニッサンKPGC10 通称日産スカイライン2000GT‐Rツードアハードトップですね。
オーナーの方に聞いたら昭和47年製とのこと…西暦1972年ですから今から45年前のクルマです。
赤にオールペイントしてあるのが残念だけど、メンテナンスは抜群。なんといってもリアの黒いオーバーフェンダーがお洒落♡
川をひっきりなしに遊覧船が行き来しています。
こういうのを見ちゃうと乗らない手はありません。
さっそく乗船(笑)
小樽の運河クルーズに乗って以来、ここのところ、こういう運河や小さな水路をめぐる小型の船に乗るのが楽しくて仕方がありません。
こうなったら九州の柳川や近江八幡、富山の富岳運河クルーズにも行ってみたいですね。
橋から水が流れ落ちるためジャージャー橋ともいわれた樋橋から、遠足の子供たちに見送られて小野川水郷クルーズに出発
次回、後編に続きます。
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