結局コスタベネチアへ乗船できたのは、並び始めてから約2時間後でした。雲行きも怪しくなってきていたので雨が降る前に船内に入れてよかったです。
大井ふ頭水産東京水産ターミナルの何もない倉庫に入ると、手荷物検査の機械が置いてありそこからはサクサク列も流れていたのですが、コスタベネチアに乗船すると「まだ客室の用意ができていません」というアナウンスが!
ギャングウェイから直接10デッキにあるブッフェレストランで食事を取るしかありませんでした。
10デッキ:ソラリウム
リドデッキ(10デッキ)の中心に開閉型の屋根、その下にプール、大型ビジョン、部隊などがある開放的な空間のソラリウム。
プールが想像よりはるかに小さくて…池のようで少しがっかりしました。プールがあるおかげでこのエリア一帯は常に温水プールサイドにいるような「しっとり感」がありました。
吹き抜けになっていて、11デッキのこの辺りは椅子やソファがあって寛ぐ場所となっていましたが、終日満席状態でした。
10デッキ:リドマーケットプレイス(ブッフェレストラン)
このエリアから後方部分がブッフェレストラン「リドマーケットプレイス」になっていました。(こちらは夜に撮影した写真です)
リドマーケットプレイスは10デッキ後方の両サイドににあるので、窓がぐるりと囲み開放的でショッピングモールのフードコートのような趣きです。
乗船日のランチタイムではローストビーフを切り分けていました。
サラダ、パン、チーズ、ハム類などはコスタネオロマンチカと同じだったように思えました。
席についてやっとランチを食べたのは15時過ぎでした。まだ部屋に入れておらず、自分たちのクルーズカードを見ていないので、これからのクルーズのシーティングがどちらなのか不明の状態だったので、盛りも軽めにしておきました。(ここで少し多めに食べておくべきだった!)
ローストビーフは固かったです…。「全体的にブッフェのお料理が少ない」、ランチタイムだったからかな?と思ったのですが…。
ランチを取っている最中に「お部屋の準備ができました」というアナウンスがあり、食事後まっすぐ自分たちの客室に行きました。
コスタカード(クルーズカード)がない!
廊下の雰囲気はこんな感じで、ウッディー調のドアが落ち着いた感じです。
海側バルコニーの客室を開けると…びっくり!コスタカードが用意されていませんでした。普通、ベッドの上にコスタカードが2枚、今日の船内新聞の置かれているハズなのに。
「えー、なんで?」
「まだこれから配布なのかもしれない。」
なんていう甘い期待を持って貴重品だけ金庫に入れ、船内を歩き回ってコスタカード待ちをしていましたが…船内には救命胴衣を持ってボートドリル(避難訓練)会場に向かう乗客が多くなってきました。ボートドリルでコスタカードがないと「参加」のチェックが受けれないので、部屋をじっくり見るのもそこそこに慌ててサービスデスクに行きました。
船内にあるJTBメディアリーディング(以下、JTB)デスクへ向かうと長蛇の列!
この列の順番を待てられないので、近くにいたJTBの人に「コスタカードがない」旨を相談すると「それはコスタクルーズのカウンターに行って聞いて下さい」との一言。
コスタクルーズのカウンターでは英語での対応のみのスタッフしかいなかったので、英語で説明するとその場でコスタカードを発行してくれ、船内新聞「TODAY」ももらうことができました。
ボートドリル(避難訓練)が始まらない!
客室に戻り、今度は船内新聞をチェックしてもボートドリルの時間の記載がありません。集合場所は部屋のドアに記載があるので、とりあえずその場所に救命胴衣を持って行ってみました。私たちの集合場所はテアトロロッソというシアターでした。
隣席の人に「避難訓練の時間ってどこに書いてありましたか?」と聞いてみても私たちと同じで「皆が避難訓練会場に向かっていたので来てみた」という回答。
一体どうなっているのか?全く訳がわかりませんでした。
(通常、避難訓練はサイレンなどが鳴ってから各避難訓練場所に移動するハズですが、以前コスタネオロマンチカに初めて乗船した時にそのように行動したらクルーに呼びに来られてしまい、集合場所には乗船客が事前に集まっており私たちが最後だったことがありました。)
全て後ろ倒し、情報が回らない状態
後日、他の乗船客に聞いたところ、この日のボートドリル(避難訓練)の時間は、JTBによる乗船後の任意参加の『乗船説明会』でアナウンスされていたようで、それがなんとなく広がった、ということでした。
そして、その開始時間とされていた17時を過ぎても、コスタクルーが誰も避難訓練会場に現れず…そのままこの会場で約1時間も待つことになりました。
ようやく開始されたのは18時頃だったと思います。
この日の船内新聞には『17:30 バイバイ!東京!セイルアウェイパーティー!』と記載されていましたが、待ちの真っ最中…おそらくお流れ(涙)になったと思います。
全ては乗船2時間待ちが全部後ろ倒れになった結果なのだと思います。それにしても確かな情報がなく右往左往状態が夜まで続くことになりました。
コメントを投稿する
コメントを書く