昨年末横浜大さん橋に停泊中のオーシャンドリーム号の船内見学会に参加しました。
オーシャンドリーム シップデータ
総トン数:35,265トン
全長:205.0メートル
全幅:26.5メートル
乗客定員:1,422人
1981年デンマークにて建造
ピースボートとは?
国際交流の船旅を運営するNGO(日本の非政府組織)、またその主催する船舶旅行の名称とされています。オーシャンドリームは2012年から船舶旅行で使用されている船の名称です。
”ピースボートの第1回クルーズが出航したのは1983年。当時東西冷戦下にありまだ国境を超えること自体が困難時代、ピースボートが目指す国と国との利害関係を超えた人と人とのつながりを作理、人々が絆を深め、支え合い、共感できる架け橋となるために現在も船を出し続けている”とのことです。(引用:冊子「ピースボートってなあに?」)
ピースボートの特長は?
一般的なクルーズ旅行と違う点は、『国際交流』を中心としていて洋上での英会話や平和に関する学びなどがあり、各国各寄港地での講演や交流や体験企画などがある、ということでしょうか。
私が見学に行こうと思った理由は、「単純にオーシャンドリーム号の船内を見学したかった」というだけで今現在クルーズでの世界一周旅行旅行の予定もなければ、ピースボートが主催する各クルーズ旅行に参加する予定もありません。
見学の前日には飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふぃっくビびーなすの日本船3隻と、このオーシャンドリーム号が横浜港に停泊していたという情報を得たのでひょっとしてまだその壮観な風景を見れるかな…と思ったのですがやっぱり出港していました。
「年の瀬も押し迫った年末に見学会にくる人もそう多くはないだろう」と思って行きましたが、想像以上に老若男女の見学者が来ていてびっくりでした。
乗船はいつもの通り、大さん橋1F奥での受付。乗船券、身分証明書を提示して見学料を払って船へと進みます。
5階・6階の船内の様子
ギャングウェイ(5F)を入るとレスプションカウンターがあり、その上は吹き抜けとなっています。このフロアは見る箇所はなく順路表示に従って上へと上がるしかありません。
階段は少し急に感じました。階段幅は狭いです。
6Fから吹き抜け部分を見るとこんな感じです。乗船した時はこじんまりした感じでしたが吹き抜けがあることで開放感を感じました。
6Fには売店と美容室がありました。売店はクローズ、これから商品が入るようでした。
オーシャンドリームのグッズ。チョコレートとマグカップって定番なんですね。
売店の向かい側には自販機もあり、写真プリント機やハガキや切手の自販機があるのが珍しかったです。他のクルーズ船も写真プリント機を置けばいいのに…!
美容室の中はこんな感じ。思っていたよりも広めです。
6階、7階、10階フロアでは、各部屋タイプが全て見学ができました。それぞれ複数部屋公開して見やすくはなっていたのだと思いますが、それ以上に見学者が多く中に入って見れない部屋タイプや写真を撮るのが困難だった部屋もあり、撮影できた部屋の一部を載せます。
全室の詳細はピースボートのHPで閲覧することができます。
⇨オーシャンドリーム号360°バーチャルツアー
◉シングルスタンダードII
シングルスタンダードIIという部屋に入って予想外だったのは、「これがシングル?」という大きさのベッドです。ダブル、セミダブルの幅がありそう。窓もあって広々して室内がとても明るいです。
浴室とトイレも思ったほど狭くなく、部屋に備え付けられたデスクもしっかり大きさがありました。トイレはウォッシュレットなしでした。この広さでシングルなら世界一周できそう!
◉ペアスタンダード
おそらくシングルエコノミーのベッドをセパレートしたと思われるベッド幅。少し狭いセミシングルといったところでしょうか。
◉ペアエコノミー
窓のないタイプ。都心のビジネスホテルのツインルームといった感じ。ベッド上のミラーがあることで広く感じます。
◉フレンドリーエコノミー
下のベッドは一つになっていますが、おそらく4人部屋のフレンドリーエコノミーのタイプだと思います。
◉ペアバルコニー
7階にあるペアバルコニーはゆったり空間、バルコニー付きの開放的なツインルームでした。ベッドは飛鳥IIと同じシモンズベッド。
テーブルや椅子が置いてある余裕の空間。椅子の後ろにご注目。備え付けのベッドが上下2段あります。
4人部屋としても利用可能なのでしょうか?HPには2人部屋と記載されていました。
クローゼットは我が家のより広い!
バスタブ&ウォッシュレット付き。快適に決まってる!(笑)
バルコニーの幅だって広いです。こんなデッキチェアーがおけちゃうんですから!
しかし!…ただ一つ、すごく残念だったのはバルコニーの目の前に…
まさかの救命ボートがハンギングされていました。これは大幅な部屋の魅力ダウン⇩ (> <)
他のペアバルコニーの部屋の外観も確認しましたがどこも同じでした。
ペアバルコニーの部屋は別として、他の部屋タイプはHPで見て想像していたよりも広く感じました。
ただ、6、7階の客室の廊下はとても狭く感じました。
この装飾の部分が出っ張ってるのが圧迫感を感じます。この部分は照明になっているので明るさはありました。
もっと部屋の一つ一つ、細部に至るまでじっくり見学したかったのですが、前記のとおり見学の人が多くて叶いませんでした。しかし実際に足を運んで見たことによって納得できました。
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