「ザ・シークレット・シルク」上演後、プロデューサーのジョン・シュワルツ氏、制作・監督のジョン・タータグリア氏、プリンセス・クルーズエンターテイメント・オペレーション&プロダクション・マネジメント担当ディレクターのケリー・ラブグローブ氏、プリンセス・クルーズダンサーの前田奈保子氏、スペシャルゲストの女優浅野ゆう子氏によるトークセッションがありました。
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「ザ・シークレット・シルク」制作秘話
「ザ・シークレット・シルク」の構想は5年。
制作・監督を務めるジョン・タータグリア氏によるプリンセス・クルーズからの「斬新でレベルの高い船内の特別なミュージカルを」というオファーを受けトップクリエイターの全面協力を受け制作されました。
「日本の民話『鶴の恩返し」をモチーフにしているので物語の原点である日本から発着するクルーズで上演すること、日本の方に観ていただくことを光栄に思っています」とも述べられていました。
制作チームの各部門に「アジアに精通する人物」がいたためにアジアに関する制作の部分は難しくはなかったということでしたが、確かに違和感はなかったように感じます。
そこで浅野ゆう子さんからの疑問が投げかけられました。
「今は船が停泊中ですが、航海中は船が揺れることもあるのでは?そういう時演者はどうすればいいのでしょう?」
プリンセス・クルーズのケリー・ラブグローブ氏は「船が揺れたら演者も揺れれば(笑)」というお答えでした。
船が揺れれば、観客も着席していても同じく傾くわけで(笑)それも一興ということなのでしょう!
「ザ・シークレット・シルク」は日本では2019年に松山港をはじめ、高松、宮古島、蒲郡、新潟、姫路、宮古、和歌山下津の全8港に初入港するダイヤモンド・プリンセスで観劇できる予定です。
鶴の恩返しプロジェクトと折り鶴アート『Ao(あお)』お披露目
プリンセス・クルーズは今回の上演に際し「鶴の恩返しプロジェクト」を実施しています。ダイヤモンド・プリンセスやマジェスティック・プリンセスの船内を中心に乗船客に折り鶴を募り、集まった折り鶴1羽につき100円を横浜市の子供貧困対策事業に寄付するというプロジェクトを実施している。
「ザ・シークレット・シルク」のモチーフとなっている『鶴の恩返し』にちなみプリンセス・クルーズが母港としている横浜へ日頃の感謝の気持ちを表す試みです。
「ザ・シークレット・シルク」の上演後、プリンセス・クルーズのために折り鶴のアート作品を制作した美術作家の小野川 直樹氏が作品「Ao(あお)」のお披露目もありました。想像を遥かに超えた小さい折り鶴のアートで舞台に近い客席でさえ折り鶴の表情はわかりませんでした。それもそのはず、1羽の折り鶴は1.4cm四方の紙で折られたということでその小ささに驚きです。
「プリンセス・クルーズのロゴの”流れるような”部分をモチーフにした」と小野川氏。
1200羽の白い折り鶴が波の上に羽ばたいているかのよう躍動感あふれる「動」を感じながらも、盆栽のように一体となった「静」の芸術品にも見えました。
スペシャルゲストの女優浅野ゆう子さんも折り鶴の小ささに驚いていました。客席から全くわかりませんでしたが間近で作品を見ていらした浅野さんは「鶴が一方向を向いていて可愛い!」と言っていました。
制作期間は約1ヶ月。小野川氏は小さい頃から折り紙が好きで折り鶴制作にはさほど時間はかからなかったということで「構成を考える時間が大半を占めた」ということでした。『Ao(あお)』はとても繊細な作品でありながら小さいながら1羽1羽の力強さを感じる作品でした。
↓イベント終了後の浅野ゆう子さんのインタビュー
とてもお綺麗でした!浅野ゆう子 豪華客船内の舞台上演に興味津々「私も立たせてもらえるかな」(東スポWeb) – Yahoo!ニュース https://t.co/IBdLQct11O @YahooNewsTopics
— さざききゃさこ (@cruise_go) 2018年11月1日
↓インスタで『Ao(あお)』の写真を見ることができます。
小野川直樹氏インスタグラム
ミュージカルやトークショーの余韻に浸りながら横浜大桟橋内のカフェ『ブルー・ターミナル』に座りダイヤモンド・プリンセスの船体を眺めながらお茶を。とても楽しい時間と貴重な体験をさせて頂きました。
『ザ・シークレット・シルク』にちなみシルク石鹸をお土産に頂きました。ありがとうございました!4作目も楽しみです。
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