このごろ、気になって仕方がない船が何隻かあります。
１、スカンジナビア（ステラ・ポラリス）
今年の春まで西伊豆で営業していたレストラン船で、地元で保存運動が盛り上がりましたが、カリブ海のクルーズ会社がクルーズ船として買い取って運航することに決定したあと、その後進展がなく、いまだに伊豆で静かに余生を過ごしています。いったいあの騒ぎは何だったのでしょう？このまま富士山に見守られながら朽ち果てて行くのでしょうか？
現在の様子はこちらのライブカメラで見られます。
http://live-fuji.jp/fuji/livej.htm
２、スーパー・ライナー・オガサワラ
本来ならばとっくに就航しているはずだった東京ー小笠原航路の最新鋭高速船。現在造船所に係留されたまま、いつかその快速で活躍する日を夢見ています。海外でのカーフェリーや軍事利用も取りざたされていますが、もともと小笠原航路に特化した設計なだけに、転用は難しく、解体して船体のアルミを回収するのが一番得策だとも言われています。それではあまりにあの船がかわいそう過ぎます。
現在の所有者テクノ・シーウエイズのホームページ
http://www.tsws.co.jp/index.html
３、ノルウェー
１９６２年製の元フランス最大の定期客船フランス。ずっとカリブ海クルーズで活躍していましたが、よる年波でさきごろ引退、その後現オーナーの地元シンガポールで保存船になるとか言う噂もありましたがいまだに不明です。もしかしたらもう解体されたかもしれません。２本煙突のそれは美しい船です。
保存財団のホームページはこちらですが、ずっと更新されていません。
http://www.ss-norway.com/Welcome.html#directory
４、トパーズ
ノルウェーよりもっと古い１９５６年製の元イギリス客船。現在ピースボートのチャーターで日本基点の世界一周クルーズに就航して、毎回千人以上の乗客を乗せていますが、来年は３年のチャーター契約最後の年、第５４回クルーズが来年の１０月に終了したあとの予定が決まっていません。契約が更新されてもう少し生き延びるのか、それとも他の船に代替されるのかとても気になるところです。
ピースボートのホームページ
http://www.peaceboat.org/cruise/index.html
S/S NORWAYの引退は残念でした。 ボイラー事故さえなければ今でも現役だったかもしれません。 http://www.schiffsphoto.de/HTM/Cruise/Norway/Norway.htm
もうこんな美しい船は２度と現れないでしょうね。一度この目で見てみたかったです。
TSLもったいないですね。日本全国お披露目クルーズをしてそれから行き先を決めてもいいようなきもします。しばらく全国行脚をして体験航海をして欲しいと思うのは私だけでしょうか。
先日、ＴＳＬの公試中の姿をテレビで見ましたが、それは見事な迫力ある走りっぷりでした。全国をクルーズして各地をプロモーションしてまわると言うのはいいアイデアですね。
「海の貴婦人」の愛称で知られるオランダ客船であったロッテルダム（１９５９年建造）も気に成りますよね。 保存される為に改装されていますが、どうなる事やら・・・。 http://www.ssrotterdam.net/
TSLどうなるんでしょか？私としては小笠原が無理なら伊豆七島で活躍して欲しいです。
清水〜下田航路のＴＳＬも廃止になってしまったようです。よほど世界の原油市場が好転しない限り、寂しいことですが、民間でのＴＳＬ活用はもう無理でしょうね。
2006年11月2日から2007年2月11日までの世界一周クルーズ、使用客船は「トパーズ」になっていました。今日（2006年1月21日）の朝刊に広告が載っていました。一安心、です。
Tsuseiさん、情報ありがとうございます。次期ピースボートの予想記事を拝見して、なかなかいい線を衝いているなあと思いながらもどれもデザイン的にはイマイチだったので、正直ほっとしています。古い船なので色々と問題はあるようですが、これからもずっと日本の若者のために旅し続けて欲しいと思います。
コメントを投稿する
コメントを書く