日本郵船系の絵が続きますが・・・・
以前、日本郵船歴史博物館に行ったときの記事でもこの船に関しては、ちょっと触れたことがあると思います。
1964年の東京オリンピックに向けて、当時の日本政府が計画していた、31000トンクラスの太平洋定期航路用客船で、「ミス・ニッポン計画」と呼ばれていました。
全長210メートル、全幅28メートル、速力28ノット、旅客定員1200名。
同型船を2隻建造し、シーズンオフはクルーズにも使う予定だったそうです。
当時、氷川丸を運航していた日本郵船が運航を担当し、そのためか外観デザインは、戦時中に計画され幻で終わってしまった、樫原丸(27700トン、1942年空母隼鷹として完成)に酷似しているように見えるのはわたしだけでしょうか?
結局、航空機による定期客船航路の衰退により、この計画はお流れとなり、日本郵船の大型客船は1991年の飛鳥(先代)まで待つこととなります。
いや〜実現して欲しかったですね〜。たしかに太平洋定期航路の客船としては難しかったと思いますが、
このデザインなら、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったアメリカ人ツーリスト向けの、日本基点の極東クルーズに就航させればうまく行ったような気がするんですが・・・時期尚早かな?
船体色がイマイチよく判らなかったので、苦し紛れにモノクロで描いてしまいました。決して画像処理ではありません。
手前のクルマは1962年式トヨペット・クラウン・デラックス。いわゆる「観音開き」です。当時のクラウンってサイズは今のカローラぐらいしかなかったんですね。
渋いですね〜 本当に建造されていれば、良かったのに計画段階で終わったとは残念ですね。ポチッ♪も1票。
黄龍さん、こういった計画倒れの日本客船は意外とたくさんあります。これからも少しずつ紹介していきます。傑作ボタン、サンキューです!
新田丸の面影も見える様に思います。全長210メートルだと飛鳥IIには及ばずトパーズよりは長いですね。実現していたらどんな名前が付けられたのでしょう?モノクロは「苦し紛れ」とは思えません、天気が悪くて実際こんな雰囲気になったこともありました。計画倒れの日本客船シリーズ、楽しみです。
Tsuseiさん、船首からブリッジにかけては初代見本市船さくら丸の雰囲気もあります。船名も気になりますね。飛鳥丸かな?まさか弥勒丸ってことはないでしょうね。次の「幻」は商船三井の予定です。
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