昨日のロイヤルウイングに引き続き、昨年の来航時に自分で撮った写真(下の写真)をもとに描いたザ・トパーズの新造当時の姿です。
1956年、英国カナディアン・パシフィック・ラインリバプール〜モントリオール間の定期客エンプレス・オブ・ブリテン(25516トン)として建造され、姉妹船にはエンプレス・オブ・イングランドがありました(後年オーシャンモナークという名前で来日したこともありますが1975年に解体されています)。
その後、ギリシャ船クイーンアンナマリア、カーニバルクルーズのフェスティバーレ、そしてまたまたギリシャに戻ってオリンピアなど、いくつもの会社と船名を経て現在のザ・トパーズに至っています。
新造時から外見上変化しているのは、貨客船からクルーズ客船になったため、前後にあった合計8本の荷役用のデリックポストが全て撤去されていること、ブリッジと船首の中間あたり、現在のスポーツバーの前方にキャビンが追加されていること、そして船体最後部にヨットクラブ、ブロードウェイショウラウンジの2つの公室が追加されていることなどでしょうか?
サンシャインバーのあるプールサイドのまわりも新造時とはかなり異なっていると思います。
総トン数もいまや6000トン以上も増えて31500トン、
それでもあまり変わって見えないのは、船の顔とも言うべき、船首、ブリッジまわり、そして煙突が全く同じだからでしょう。
このあたりはロイヤルウイングも全く同じです。こんなところもなんとなく共通点のある2隻ですね。
ところで来年2月に来日する予定のポルトガル客船プリンセス・ダナエもやはりトパーズやロイヤルウイングに負けず劣らず古い客船。
ただし、新造当時とその姿かたちは、まったく別の船というぐらい劇的な変貌を遂げています。
いずれまたご紹介させていただきます。
殆ど変わってないのだ(外見も)!デリックを取っ払って増設した・・・ブリッジと船首の中間あたり、現在のスポーツバーの前方にキャビンが追加されて・・・その上部デッキが格好のサンデッキでした、じゃむオジは専ら、そこで日向ぼっこと読書三昧でした(^^;
じゃむオジさん、あの前方デッキはひろくて気持ちがいいですね。でもひとつ残念なのは、増設されたと思しきデッキのすべての床に人工芝を短くしたような樹脂がひいてあること。ロイヤルウイングでさえ、鉄板むき出しから木張りに変わっているというのになぜウッドデッキにしないの?という感じです。木甲板のやわらかさ、気持ちよさに勝るものはありません。
punipさん、こんにちは。ザ・トパーズも建造から50年、ずいぶん年寄りになったものですね。でもいまだに世界一周クルーズに活躍していますが、先日の第55回ピースボート地球一周クルーズの出航の際見たトパーズは船体の塗装も終わらぬままの出航で痛々しい姿でした。私のブログで紹介する予定です。 神戸のまつ
まつさん、この船も地球一周のクルーズを繰り返していて、しばらくドック入りをしていないような気がします。外装はもう少し手入れしてほしいですね。
そっかー貨客船だったんですね。総トン数がフェリー一隻分も増えてるなんて知りませんでした。絵の中の古いタグボート、ヨーロッパの町並みがとてもステキデス!ポチ!
おはようございます。そうか〜、私より年上だったんですね!・・お手入れ・・してあげなくていいのかな??かわいそうな気が・・(^^ゞ
アントンさん、傑作スイッチありがとうございます。こんな時代もあったんだということを分かってあげられればと思います。貨客船もいまやほとんどROROタイプになってしまって、こういうデリックポスト林立という船はほとんどなくなってしまいました。寂しいことです。
ジュジュさん、このころの北大西洋航路の客船は、船体がかなり丈夫に出来ているようですね。でもお手入れは必要かな?
こんにちはpunipさん!トパーズはアラスカ・シウォードとバンクーバーで見たことがあります。マリナーもアラスカでは結構揺れるんですが、このトパーズはほんと小さい船で、大丈夫かなぁ?と思いました。 揺れますよね、きっと・・・。 それにしても古い船だと知って、びっくりしました。
まりもさん、幸か不幸かわたしはあまりすごく揺れた船に乗ったことがありません。あまり大きな船も乗ったことがないのですが、話によると10万トン15万トンでも揺れるときは木の葉のように揺れるそうです。でもこんな古い船だと心配でしょうね。
5万トンでも、夏の終わりのアラスカは結構揺れます。台風の中に入ったこともあるんですが、それはそれは、縦横ミックス揺れでした。。。 今考えるだけでも怖い・・・
晴海で「トパーズ」を撮った時、区間乗船された方のお話を聞けたのですが、物凄い揺すられたことがあるということでした。「古い船だから揺れ防止装置が付いてないのよ」と仰っておられましたが・・・新聞広告にはスタビライザー付きと書いてあった気もします。その方に拠れば船長さんは物凄く慎重な方で少々の時化でも直ぐ出航を見合わせたのだそうで、そういう意味では随分大切にされているな、と思いました。
まりもさん、そのあたりのお話、まりも航海記の記事を楽しみにしています。5万トンの船が縦横揺さぶられるってどんな感じなんでしょうね?
つうせいさん、そういえばトパーズの船腹にバウスラスタのマークはあったけど、スタビのマークは確認していないですね。汚れと錆びで見えないだけかも知れませんし(笑)でもまさか現代の船にスタビ無しってことはないと思うのですが・・・トパーズの揺れに関してはじゃむオジさんに聞いてみたいです。
ただ船の揺れ方って、乗っている人の感じ方次第のような気もします。以前飛鳥に乗ったとき、ちょっと荒れた海を走っていて、わたしには適度な気持ちいい揺れでしたが、船旅素人の相方は「すごい揺れね、怖い」と言いましたし、知り合った船旅ベテランの老夫婦はこんなの揺れのうちに入らないと言っていました。
↑遅ればせながら(^^;トパーズ号48回生(115日間地球一周)の一人として 経験談を近いうちに(抄録で)報告したいと考えています・・・ただPunipさんが云っているように、経験と主観の問題ですから・・・
じゃむオジさんのように、セーリングヨットを操っている方にとって、大きな船の揺れというものをどう感じられるのか?そんなところも興味があります。楽しみにしています。
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