ついに東京に最後の来日でやってきた「マキシム・ゴーリキー」。
昨日の入港は仕事で見られなかったので、今日は張り切って出撃しました。気温18度、初夏を思わせる最高にいい天気!
例によって豊洲からアーバンランチで晴海埠頭の横を通ってお台場に向かいます。
晴海埠頭は右からペルー海軍の練習艦「モジェンド」(Mollendo 満載排水量:18,525トン)、練習帆船「海王丸」(2556トン)、そして「マキシム・ゴーリキー」と船の展示会の如く賑やかに並んでいます。
海王丸とツーショット。2隻の大きさの違いがよく判ります。
前回、2004年の来日の時と船体のラインの色、喫水線の色、ファンネルマークなどが全て変わっていてチャーター会社のフェニックス・ライゼンのものになっていました。
ま〜た、わたしの予想図がはずれちゃったよ〜ん。
晴海船客ターミナルの建物をバックにした船体中央部。煙突のファンネルマークがアマデア(もと飛鳥)でおなじみのトロピカルブルー&白い鳥になっているのに注目。前回は本来の所有者であるロシアの国旗をモチーフにしたものでした。
雲ひとつ無い碧い空に白い船体が映えます。この角度からが一番かっこよく見えます。
本当にいい船なのになあ…引退後はどうなってしまうのでしょうか?東西冷戦の終結という世界の歴史を大きく動かした記念すべき船なのですから、ぜひ生まれ故郷のドイツで保存してもらいたいものです。
お台場からは新交通システムゆりかもめで豊洲に戻ります。例によって晴海埠頭に一番近い「市場前」駅からのショット。
手前に見える豊洲埠頭の敷地は工事中でまだまだ入れません。将来公園にでもなると晴海埠頭の客船を水上バスなどに乗らずにじっくり見ることが出来るのですが…
春の日差しでキラキラした水面の向こうの帆船と客船。今回は天気も良くて暖かいので、ゆりかもめの「新豊洲」駅から晴海埠頭船客ターミナルまでテクテク歩くことにしました。花粉症にもめげず…
この写真は途中の晴海大橋からのものです。
脱線ですが、途中で見かけた新型フィアット500、初めて実物をこの目で見たのですが、先代や先々代のようなオーラは感じられません。やっぱり大きすぎ、せめて日本の軽自動車の規格ぐらいで出して欲しかったです。
暑さと花粉症にへばりながら客船ターミナルに到着。「新豊洲」駅からここまで途中撮影しながら25分かかりました。コンディションが良ければちょうどいい距離かも…
SOLAS条約のフェンス越しのショットです。これ以上後ろに下がることも、フェンスをよじ登ることも、すぐ後ろに守衛さんがいるので出来ません。
この晴海の船客ターミナルでは横浜や神戸のように停泊している客船の全体を撮影するということは合法的には不可能です。
送迎デッキで後ろから撮影しようとしてもこれが限界。
展望デッキの高さも中途半端なのでこれが精一杯。しかもガラス張りに細かい金網が入っているため、レンズのどこかにその金網の一部が映りこんでしまいます。
左上の影のようなものがそうです。
本当にこの港は船を見にやってくる人のことをまったく考えていません。それでよく「ライバルは横浜!」などと言えたものです。
とまあ、久しぶりにじっくり客船見物にやってきた晴海埠頭船客ターミナルにブツブツと文句を付けながら、わたしの30年以上にわたる「ハンブルグ」〜「ハンゼアティック」〜「マキシム・ゴーリキー」ウオッチングが終了しました。
この船に関しては自分自身、いろいろな思い出があります。帰りのバスの窓から振り返って遠くなっていくこの船の姿を見ていると、なんだか言い知れない寂しさを感じられました。
なんとかどこかで保存されることを祈っています。
それにしてもQE2,ザ・トパーズと日本になじみの船で引退する客船が相次ぐなぁ…
明日は鳥羽、そして明後日はいよいよ大阪入りです。関西の皆さん、よろしくお願いします!
黄龍さん、この煙突はタービン船ならではの排煙の多さから後方のデッキを守るための空気の整流を考えてのものだと思います。
いくつもの柱がありますが、そのうち太い3本が本物の排煙筒でのこりの細いのは只の支柱なんですよ。
とよよんさん、豊洲埠頭はほとんどが工事中で「市場前」駅の上からしか撮るところがありません。
ただ、お台場〜日の出埠頭間の水上バスもこうして客船が来ているときは本来の航路を迂回して客船のすぐそばまで寄ってくれることが多いです(必ずしもそうとも限りませんが)
このすけさん、古さを感じさせないかっこいい船でした。
大阪港の入港レポート、楽しみにしています。
クジラさん、晴海をフェリーターミナルにするのはいいアイデアですが、トラック需要が多いので駐車スペースが狭すぎて現状では無理だと思います。
東京オリンピック予定地が無くなれば解決なのですが、そうは行かないのでしょうね。
来月25日にはオランダ客船スタテンダムとふじ丸とツーショットがここで見られますよ。
昼間にいらっしゃったのですね。
PUNIPさんの記事のおかげで見に行くことができました。ありがとうございます。しかし勤め人のつらさ、出港にようやく間に合う時間にしか行けませんでした。Webクルーズの掲示板に写真を載せましたのでよかったらご覧ください。
http://www.cruise-mag.com/bbs3/joyful.cgi
つい最近テレビで「ジャガーノート」を見たばかりだったので感激でした!
晴海はもっと交通の便がよくなってほしいですね… (極)
初めまして。
昨夜、お台場で食事をしたところ
店員さんに「あと20分でドイツに帰っちゃう船が通りますよ」と教えて貰い、
言葉にならない気持ちでいっぱいになりながら
彼女に手を振りました。
船は良いですね。初恋をしてしまったようです。
またこちらも覗かせていただきます。
ステキな写真を頑張って撮って下さってありがとうございました。
懐かしいなぁ〜ハンバーグ、じゃなかったハンブルグ。これも違ったマキシム・ゴーリキー(笑)。独特の煙突は、やはり昔の方が馴染みがあるのでこのグリーンの煙突は・・・。
昨日豊橋の母に「親父が好きだった客船が明日鳥羽に入港」とメールをしたら、今日伊良湖まで行き、フェリーで鳥羽に行こうとしたみたいですが、霞んでいたので止めたと返信がありました。
極さん、お久しぶりです。わたしも出港を見たかったのですが…
ところでジャガーノートって最近テレビでやっていたのですか?
見たかったなぁ〜
パワリットさん、それはいいところに遭遇しましたね。この船のことを知っている店員さんもなかなか粋です。
もう二度とここにはやってこないことを知っていたらもっと切ない気分になっていたかも知れませんね。
でも晴海埠頭には今年もたくさんの客船、帆船がやってきます。お時間があったら見に行ってみてください。
こじ太郎さん、お父様がご存命ならさぞこの船の引退は残念がったことでしょう。
わたしはこのファンネルマークも結構好きですが、やはり赤い煙突が一番似合いますよね。
その船のことを見に行こうとしたお母様も素敵です。
5枚目はいいですが、6枚目も霧の中って感じでいいと思います。
ファンネルの形がおもしろいですね。
何か意味があるのでしょうか?
ポチ☆。。。
3/12の鳥羽は、春霞の中午前9時10分頃に進路警戒でエスコートについた伊勢湾防災の「みょうりゅう」が見えてきて、その5分後くらいに本船「Maxim Gorkiy」がもやもやっとした中からゆっくりゆっくりと大きくなってきた感じだった。風向きがずいぶん変わった上にお昼頃から風が強くなったので、お船の向きがいろいろ変わって、それはまたそれで鳥羽らしかったのかなあ、とも思ったりした。byな
mokoさん、6枚目は若干逆光気味なのと、ゆりかもめのガラス越しだったので霧っぽい感じになったのだと思います。
ファンネルのかたちは排煙が後ろのデッキに落ちてこないための整流効果を狙ってのものだと思います。排気筒の下を隙間だらけにすることでそこに空気を流して煙を遠くまで流すと言うやり方でしょうね。
この排煙をどうするかはフィンを付けたり、ファンネル自体を二重構造にしたり、排気筒だけを高く伸ばしたり、各社いろいろな工夫をしています。
まなみさん、鳥羽まで遠征されたのですね!ありがとうございます。
考えてみれば外国客船の沖合い停泊シーンって一度も見たことが無いのでうらやましいです。テンダーボートの出動風景も楽しそうだし…
長崎でのマキシム・ゴーリキーの取材の任務、無事完了致しました。
今回は特に念入りに撮ってきました。そして、新たなる発見もありましたよ。^^
朝は写真をメインにして、夜の出港のシーンは動画で撮影しました。
とりあえず先に朝の分の記事を2つアップしましたので、ご覧になってみてください。
ご期待あれ!^^
事後報告になりますが、リンクを貼りましたので連絡します
こんばんは。かなりご無沙汰してしまってスミマセン。私も見に行くことができました。まさか来年には引退とはしらず、それ以上にマルタ会談の舞台とは知りませんでした。海側からの眺め、堪能させていただきました〜
黄龍さん、レス忘れてました!ごめんなさい!
長崎のこの船の数々の写真を楽しませていただきました。
やっぱり目の付けどころが違いますね。
sunburnさんも、レス忘れていました!ごめんなさい!
リンクしていただきありがとうございます。
こたけさん、素敵な晴海での写真を拝見しました。みなさん、写真がお上手だこと、マキシムちゃんも喜んでいることでしょう!
コメントを投稿する
コメントを書く