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クリッパー・パシフィック、横浜港大桟橋到着!

「客船」と言うマイナーなジャンルの乗り物に興味を持ち出した少年時代から「カッコいいな〜、死ぬまでに一度でいいからこんな船の船内探検をしてみたいなぁ」と憬れていた、当時まだ珍しかった最新鋭のクルーズ専用船「ソング・オブ・ノルウェー」SONG OF NORWAY。

今をときめく大手クルーズ会社、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI,当時はロイヤル・カリビアン・クルーズ・ライン)の記念すべき第一船です。

ピースボートがチャーターしてくれたおかげでそんな船の中に入れる夢が三十数年ぶりに叶い、しかも当時では想像もしなかった八万トン近いサイズの同じRCIの後輩客船と横浜港で仲良く並んで停泊すると言う、画期的な出来事の到来に興奮をおさえきれず、たった三時間の睡眠で五月と言うのに寒風吹き荒ぶ横浜港大桟橋に向かいました。


朝5時前にPCで見た、大桟橋接岸予定時刻は6時30分。わたしの家からでは絶対間に合いません。

先日、大黒埠頭からこの船の入港を見ているので大桟橋接岸はまぁいいやと思いながらも、この悪天候でもしかしたらと期待して7時に到着してみると、案の定「クリッパー・パシフィック」CRIPPER PACIFICはまだベイブリッジあたりをウロチョロしていました。

気温は10度以下、しかも小雨交じりの強風にもかかわらず、熱心な客船ファンの方たちが大桟橋先端につめかけていました。

煙突の排煙を見てお分かりのように船の右斜め後方から風速10メートル以上の強い風が吹きつけ、裏で2隻のタグボートがそれを必死に押さえています。そのため船体は大きく左舷に傾いてしまっているように見えます。

がんばれ〜!タグくんたち〜!


だいぶ大桟橋に近づいてきました。濃紺の塗装が良く似合ってやっぱりかっこいいですね。この距離からだととても38年も昔に建造された船には見えません。


船体の風上側の海面に盛んに白波が立っています。これではまるで離島の入港風景。大桟橋でこんなシーンははじめて見ました。


風に煽られて、どうも停泊位置よりだいぶ山下公園側に流されていっているようです。

おいおい、大丈夫かぁ?

PEACEBOATの船体ロゴは「ザ・トパーズ」THE TOPAZのものより大きく、傾きの角度は緩やかな気がします。

船体の溶接の継ぎ目の様子から、1978年のこの船の船体延長工事はロゴの2番目の文字(E)と最後の文字(T)あたりで継ぎ足されたことが判ります。

大きめにアップしていますのでクリックして拡大してみてください。

テンダーボートの右上、ブリッジのちょうど真後ろあたりに、この船が1996年から2004年まで名乗っていた「サンドリーム」SUNDREAMの船名表記をかなりいい加減に消した跡が見られます。なんだかなぁ


一方、船首の船名表記の近くを目を皿のようにして見たのですが、とうとう「SONG OF NORWAY」の文字は発見することが出来ませんでした。

しかし、こんなことに躍起になっている見学者ってあんまりいないだろうなぁ・・・


苦労してやっとなんとか無事接岸。

軟弱者のわたしはもちろん暖かな大桟橋のロビーでガラス越しの観戦です。

クリッパー・パシフィックの乗組員の皆様、港湾関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

わたしの夢が叶ったのはみんな皆様のおかげです。

次回はラプソディ・オブ・ザ・シーズ 入港編です。

cruise_qm2

ホントに寒かったですねー!
遅めに出かけたせいで雨は上がっていましたが、風が強くてよけいに寒く感じました。
ピースボートに申し込んだ後でラプソディーも来ると聞いてラッキーな日でした。
ついでに氷川丸も見学して充実した1日でした。でも歩き疲れました。

maro

アングルっていうのかなぁ?二枚目のお写真の角度を見ていると
ちょうどシャチみたいで 綺麗な曲線の船だなぁ〜って思いました。
自宅窓から 客船を帆走している(という言い方でいいのかな?)タグボートを見ていますが
見えない努力にいつも感心してしまいます。健気で律儀なコバンザメちゃんみたいで・・・(T@T)

Anton

このシーンはあきらめていたものだったので、ここでみられてうれしいです。
しかしがんばってる感じがいいですねえ。傑作!!
ところで、ブリッジ上のほうに“INDIAN・・”とかいう文字が見えたのですが、あれは以前の船名ですか?

Watts

この頃私は電車の中、やっぱり1時間前に出ればよかったと思ってしまいます。

saKicho

寂しく遠く関西から見守っています。いいですね船内見学が出来て。
ところで、ソング・オブ・ノルウェー三姉妹の中で唯一船体延長をしなかったサン・バイキングの大阪来港時におけるネガが見つかったので後日、ご紹介しますね。

横浜写真館

クリッパー・パシフィックの接岸も見られましたか〜 朝早くからお疲れさまでした!次ぎの記事もPUNIPさんの解説付きを楽しみにしてます。

じゃむオジ

よくやったネ!さすがに情報部長殿・・・鼻水の方は大丈夫?・・・失礼しました(^^ゞ
おかげ様で 実況中継を(酒を飲みながら)楽しみましたゾ・・・ご苦労さまでしたm(__)m

qm2さん、こんな日にあの強風と寒さは無いですよね。
でも、氷川丸まで見学してこられたのですね。さすがです!

とんとんしゃん、たしかに最近の客船にはあまり見られない曲線が多用されていて綺麗なデザインの船でした。
伴走して入港を支援するタグボートもけなげですよね。
普段はあまり出番は無いのですが、この日は強風のため大活躍でした。

アントンさん、このシーンを見ることが出来て本当にラッキーでした。
ある意味悪天候のおかげです。
旧船名のSUNDREAMの「U」の文字の左半分が白い板で隠されてしまっているので「I」に見えるのだと思います。わたしも最初は「INDIAN?」と読んでしまいました。

わっつさん、こういう悪天候だと本当にスケジュールは読めませんね。
悲喜こもごも(笑)の一日でしたね。

rvskyさん、サンバイキングの来日の写真は東京港のものは見たことがあるのですが、大阪港はありません。
アップを楽しみにしています。
ところでコンドクルーズの「ムラーノ」は一体どうなってしまったのでしょうね?

taskaさん、ラプソディの入港を見るつもりで行ったらクリッパーの入港が見れてしまいました。
ところが肝心のラプソディの入港シーンの大半を見逃す羽目になってしまいました。
いろいろあった一日でした。

じゃむ諜報員、風邪はなんとか引かずに済みました。
クリッパーの船内にはたくさんのピースボート経験者の方々が来ていましたよ。お知り合いもいたのでは?

saKicho

サンバイキングの成れの果て「ムラーノ」は嘘か真か昨年7月ごろ大阪港をはじめ日本の港に来る予定でしたね。いつの間にやら話題にも上らず私の「頭の中の消しゴム」によって消えてしまいました。そういえばザ・スカラシップ、モナリザも昨年のひと時の夢だったかな・・・

kiki&jiji

寒いうえに悪天候で、お疲れさまでした!!
しかも風が強かったのですね!!
興奮の揃い踏みに睡眠時間は不要ですね!!

rvskyさん、「スカラシップ」も楽しみにしていたのですが残念です。
最近はまた「モナリザ」に戻ったみたいなのでいつかは来てくれるものと信じています。

キキさん、寒かったです!ただ、このころは興奮状態で全く眠くなかったのですが、午後になって落ち着いたら突然睡魔が襲ってきました。

裡沙

フィンランドのヴァルチーラの客船は「船」って感じがして好きです。
改造されても、ゴツゴツしていても、この船には近代客船にはない船体美や船の魅力が感じられます。

裡沙さん、ヴァルチーラ製の客船ももうだいぶ少なくなってしまいました。調べてみると倒産前年の1988年に建造された「シーワード」、現在の「スーパースター・リブラ」が最後の客船みたいですね。
当時の設備はいまでもSTXヨーロッパで使われていますが、あのころのような味のある客船はもう造られないでしょうね。
ちなみにわたしは「ロイヤル・ヴァイキング・スター」クラスが一番好きでした。

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