戦後定期航路華やかりし頃の日本の港をよく訪れていた客船といえば、英国P&Oや米国APL、さらには商船三井やソビエト極東船舶公社などが思い浮かびますが・・・
今回はぐっと地味目なところで香港のドミニオン・ファー・イースト・ライン(DFEL)の小型貨客船「フランシス・ドレイク」(7743トン、1947年建造)です。
英国の「ノヴァ・スコーシャ」という中古客船を買い取って豪州〜極東航路に1963年から就航。
姉妹船の「ジョージ・アンソン」(前船名「ニューファウンドランド」)とともに月に一度ぐらいのペースで日本の港の姿を現していました。
もちろん2隻ともかつてもっと幅が狭かった頃の横浜港 大桟橋の常連で、当時の大桟橋を撮影した絵ハガキにP&Oの「キャンベラ」や先代「オリアナ」、ノルウェーの「サガフィヨルド」などと共にこじんまりと写っている姿をよく目にします。
やがて定期航路の衰退で、1971年に台湾で解体されています。
この船を描いたのは実は今回が初めてですが、描くための資料の写真を見れば見るほどわたし好みのデザイン・・・
また、こんな8000トン足らずの小さな貨客船なのに、どちらも大英帝国を代表する海賊船の船長兼海軍提督という凄まじい人物に由来する船名というところがなんとも堪りませんね〜
く〜!!!!!実物をこの目で見たかったなぁ
こんばんは。
これくらいのサイズの貨客船、イイですよね!
船体とファンネルの色も○!傑作!!
航行する姿を観たいですね。
はまねこさん、ありがとうございます。
かつてはこんな渋い貨客船が港にはいつも居たものですが、いまではほとんど見かけることはありません。
そんな時代では無い・・・って言ってしまえばそれまでですが、寂しいものです。
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