高速道路料金の値下げの影響と景気低迷から減便することが決まり、このたび引退することとなった阪九フェリー泉大津〜新門司航路の「ニューながと」と「ニューあかし」(14988トン、1991年建造)
同社のフリートとしては最古参の二隻とはいえ、ついにこの日が来たか・・・という感じで寂しくてなりません。
ところで先日のシルバーウィークのある一日、この二隻は最後の花道を飾るのかどうかわかりませんが、神戸〜新門司間にもう絶えて久しい昼間便として特別就航しました。
神戸からは「ニューながと」が、新門司からは「ニューあかし」が、午前10時に同時出港し、風光明媚な瀬戸内海をクルーズして目的地に夜10時半に到着すると言うなんとも素晴らしいスペシャルな企画です。
今回、「ニューながと」に乗船されたカナマルトモヨシさんのブログ記事によりますと天気も良く、最高の瀬戸内海クルーズが楽しめたとのこと。その航海記はこちらをご覧ください。
上のイラストもカナマルさんが撮影された「ニューあかし」との素晴らしい、そしてもうおそらく二度と見ることは出来ない反航シーンをもとに描かせていただきました。カナマルさん、サンキュです。
今回、本来長距離フェリーの稼ぎ頭であるトラックなどの貨物輸送が無かったため、黒字ではなかったようですが、将来こうした昼間の美しい瀬戸内海を走る定期クルーズが復活する夢と可能性をもたらせてくれた阪九フェリーに感謝したいと思います。
乗りたかったなぁ・・・
ベルリンからです。
瀬戸内海を東西に結ぶ航路の昼便って一つもないのですか。ヨーロッパだとスウェーデンとフィンランドを結ぶ航路や最近だとキエフとオスロを結ぶ航路など、物流だけでなく観光コースにもなっているフェリー航路が有名ですが、多島海を行く船旅なんて洋の東西を問わず良いと思いますけどね。
瀬戸内海なんて白砂青松でヨーロッパの海に負けないくらい風光明媚なんじゃないですかね。どうしてそこに昼間の観光ルートがないんでしょう。国家的な損失じゃないですかね。
北欧の夏はいつまでも明るいから、夕方に出航しても景色を楽しめますから物流と観光が両立するのでしょうか。
それにしても瀬戸内海の船旅、惜しいなあ。
ごぶさたしています。
大分方面での仕事の帰りにこの「ニューあかし」昼便を利用しました。新門司からの便では反航船がもろに逆光になる条件だったので本来なら神戸発の便が利用できるスケジュールにしたかったのですが、あとに太平洋フェリー乗船や東京湾納涼船最終日などが控える怒濤の突き押しシルバーウィークだった(^^;;ためやむなく。天候に恵まれた素晴らしいクルージングでしたが、バブル期の名残色濃いキャビンもまた印象的でした。by "TeeWinds"
Berlinerさん、コメントありがとうございます。
ヨーロッパはやはり船旅が一般化しているのですね。とてもうらやましい環境だと思います。
ところで、瀬戸内海の昼間の景色を楽しめるクルーズが一社だけあります。ただし端から端までのフルコースではないのと、昼間走るのは片道だけですが・・・それでも船旅ファンの人気は高いです。
料金もとってもリーズナブルですので、日本に帰られてお時間のあるときは是非お試しを・・・
http://www.orange-ferry.co.jp/plan/onenight/
TeeWindsさん、この夏は数十回に渡る浴衣クルーズ出撃お疲れ様でした。わたしも来年こそは是非!・・・今度誘ってください(笑)
「ニューあかし」の航海は天気が良くて本当に良かったですね。
この2隻、今後どうなってしまうのかとても気になりますが、いい造りなだけに新天地で末永く活躍することを祈りたいと思います。
PUNIPさま
こんばんわ。
今回の阪九フェリーの昼便企画、私も行きたかったのですが、仕事でアウトでした。
土曜日じゃなかったら絶対行ってたのですが…(泣)。
瀬戸内デイクルーズは、某国行きの国際フェリーで一度だけ経験しました。来島海峡で日没となってしまいましたが、大阪湾から瀬戸内をゆっくり巡る船旅は、とても美しい景色の連続でした。その記憶があるだけに、今回の昼便は乗れなくて本当に残念でした。
では、失礼します。
Punip様
オレンジフェリーの情報を有り難うございます。乗ってみたい!
最近注目しているキール - オスロのフェリーは、http://www.colorline.de
で見ることができます。フェリーの上にクルーズ客船を重ねたような感じです。
ヨーロッパも一部ではフェリーの衰退があるようですね。ドイツとイギリスを結ぶフェリーの航路はなくなってしまったようですよ。
鉄軌星斗さん、そうですよね!あの国際フェリーも昼間、瀬戸内海を走るんですね。それがまた売り物かも知れません。
今回のテストクルーズ、また是非企画してもらいたいものです。
Berlinerさん、北欧のフェリーは日本より乗客の収容能力を重視しているようで船内設備もすぐれている気がします。
ただそれだけにおっしゃるとおり船室デッキが高く積みあがっているため、トップヘビーで見た目のバランスが悪く、日本のフェリーのほうがスマートでわたしは好みです。
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