国内航路定期船を改造したクルーズ客船といえば、やっぱり登場してくるのはこの「さんふらわあ 7」(7511トン)でしょう。
もとは関西汽船の沖縄航路のRORO貨客船「若潮丸」(1973年建造)で、同社初のクルーズ専用船としてこの姿に改装され1978年にデビューしました。
1972年から現在に至るまでの歴代「さんふらわあ」シリーズ史上、最小サイズかつ唯一のクルーズ船・・・もしかしたら横浜港大桟橋に接岸した唯一の「さんふらわあ」かも知れません。
クルーズ船とはいっても改造船の悲しさで、シャワー・トイレ付きの船室はごくわずか・・・主に洋上セミナーや研修などの団体チャーターが中心だったようです。
以前にもちょっと書きましたが、ピースボートがチャーターしていたこともありました。
もう少し船室をグレードアップして、景色を楽しめるようなスカイラウンジなんかを設置して瀬戸内海のデイクルーズあたりに就航させたら受けたと思うのですが・・・
あまり経営的にはうまくいかなかったようです。
1992年にはギリシャに売却、現在でもエーゲ海のサントリーニ島で「ゴールデン・プリンス」と言う名前で活躍しています。
個人的にはこのくらいのサイズのクルーズ客船って好みなので、もし万が一エーゲ海に行くことがあれば是非乗ってみたいものでございます。
さんふらわあ7は関西汽船へのひいき目もあり、その機能性、スタイルは決して満点ではないですが好きでした。
ただ、瀬戸内海航路クルーズ船に改造するならクィーン・フラワー2が個人的には好きでしたけど。
SAKIさん、「くいーんふらわあ2」はたしかにクルーズ客船を意識したデザインなだけに似合っていたかも知れませんね。太陽マークも含めて・・・
グリーンツートンは彼女にはちょっと地味だった気もします。
逆に乾舷が高くてトップヘビーな感じのするこの「さんふらわあ7」は「若潮丸」当時や現在のようなツートンが似合っていると思います。
船の塗装デザインって難しいですね。
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