このほど発表された新日本海フェリー三菱長崎で建造する2隻の新造フェリーのニュース、ここのところ暗い話題続きだった日本のフェリー業界に久しぶりの光明を差しかけてくれました。
それと相前後するように太平洋フェリーが現在三菱下関で建造を進めている名古屋〜仙台〜苫小牧航路の新造船の船名とイメージ図等の詳細を発表して話題を呼んでいます。
船名は予想通り「いしかり」 同社の3代目になります。
これにより現在同航路に就航中の「いしかり」の引退が決定的になったわけで一抹の淋しさを感じます。
本来であれば「いしかり」(1991年建造)より古い「きたかみ」(1989年建造)が引退するはずなのですが、同社にもいろいろな事情があったのでしょう。
気になる船体のデザインは発表になったイメージ図を見る限りではほとんど現在の「きそ」(2005年建造)そのままのようです。
さらにリファインされた新規デザインを期待してただけにちょっとがっかり・・・なんとなく数年前にキュナードが新型「クイーン・ エリザベス」のデザインを発表したときのことを思い出してしまいました。
あれもそのまんま「クイーン・ヴィクトリア」だもんなぁ
ま、あとは内装デザインがもっと素敵になって、公室スペースがもっと広くなることを期待ですな。
そんなわけで、ニュー「いしかり」のデザインが発表になったら描いてみようと思っていた予想イラストは「きそ」の船体に船名だけを差し替えただけになりそうであんまり面白くないので、替わりに現在の「いしかり」の全速航行中の姿を水彩イラストにしてみました。
この2代目「いしかり」、時代の流れとはいえかつてはずっと長いあいだクルーズ誌のフェリー・オブ・ザ・イヤーを受賞し続けていた船なだけになんとももったいない気がします。
日本のカーフェリーは海外で引っ張りだこなのでまたギリシャかフィリピン、韓国あたりに行ってしまうのでしょうか?ちなみに先代の「きそ」は現在ギリシャで活躍中とのこと・・・
船ファンとしてはどこか日本の企業がクルーズ業界に新規参入してこの船をクルーズ客船に仕立て(なにせ、先代の「飛鳥」や「ぱしふぃっくびいなす」よりも実質的にはずっと大きいのですから)、一般大衆向けの低価格で国内クルーズをやってもらえるな〜んて話になると実に嬉しいのですが、現実的に考えるとそれはほとんどありえませんね。
来年3月のバトンタッチまであと9ヶ月、どうか無事で活躍してください。
おまけ画像としてわたしが昔撮影した「いしかり」の船内の様子を貼っておきます。
ブリッジ
メインラウンジ 「スターライト」
スタンド「ヨットクラブ」
「いしかり」の航行中の姿の絵、迫力ありますね。
普段すれ違うときでも、こんな角度からは見れないからしんせんであります。
三菱神戸出来の「いしかり」、お客さんとして乗ったらいい船でありますね。
今度の新造船、「きそ」で指摘されてた事項がどれだけ改善されてるか見ものでありますね。
「きそ」も私は好きですけどね。w
OTさん、この構図を写真で撮るのはあまりに近よりすぎていてほぼ不可能だと思います。こういうところが絵の良さですね〜
「きそ」で指摘されていたところってそんなにあるのですか?わたしが乗船した限りではなんの問題も無かったようなのですが・・・素晴らしい船でした。
早くニュー「いしかり」に乗ってみたいですね。
ぅわぁぁぁぁ!!すごぃすごぉぉぉい(≧∀≦)/
とても船の中とゎ思ぇんですょぉぉ(@∀@)☆
マリちゃん、すごいでしょう・・・こんな船に名古屋〜仙台間一泊たったの4200円(WEB割引)で乗れるんですよ〜
さらにプロのショーまで見ることが出来ます。
ぜひご乗船を・・・
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