紀伊半島に沈む夕陽

太平洋を横浜に向かってひた走る「にっぽん丸」

台風１０号が遥か南海上にある影響でキャプテンのアナウンスによると波の高さは２．５メートル・・・フィンスタビライザーの効果なのか横揺れはほとんどしないものの、たしかにゆったりとした縦揺れを繰り返しながら航海を続けています。

アナウンスによるとこれ以上の揺れを感じさせないためになるべく早いうちに相模湾に入ってしまうとのことで、どうやら翌朝９時の横浜入港に合わせて相模湾をグルグルとまわり続けることになりそうです。

クルボンの悪行の数々を撮影したりしているうちに、そんなこんなでいつの間にか早めのディナータイム・・・

料理が出てくる前にわたしとしては大阪商船の「ぶら志"る丸」のメニューカードにそそられてしまっています。

もちろん、出てきた料理も噂にたがわず最高に美味しかったです♪

素晴らしい料理を堪能してからスポーツデッキに出てみるとまさに日没直前・・・

位置的にはちょうど伊豆半島石廊崎の沖合で、富士山の姿もシルエットではありますがくっきりと見えています。

こんな素晴らしい大自然のスペクタクルショーを見ているのはわたし含めてほんの十人程度・・・みんな感動に浸っていました。

それにしてもほかの乗客の方たちはこれを見ずしていったい何をしているのでしょうかねぇ？

船側も船内アナウンスで教えてあげればいいのに・・・

やがて、紀伊半島あたりの地平線にゆっくりと太陽は沈んでいきます。

フォーク世代のわたしとしては自然とよしだたくろうの名曲「落陽」を口ずさんでいました。

もちろんこの船は苫小牧発仙台行きフェリーではないのですけどね・・・

陽が沈んだ後もこんな綺麗な夕焼雲が見られました。

これぞ船旅の真骨頂・・・天気が良くて本当によかったです。

次回、夜の「にっぽん丸」船内編に続きます。