PAQUEBOT CHANPLAIN

先日、思いがけずフランスの古新聞が手に入ったので、さっそくはがきサイズ用の額縁にペタペタ貼りつけてデコパージュ♪

そうなると、中に入れる絵をどんな船にするか楽しい悩みが始まります。

やはり今は無きＣＧＴフレンチ・ラインのフリートの中から選ぶことになったのですが、超メジャーなところの「ノルマンディ」、「フランス」となるとあまりにたくさん描きすぎてるので、最初からパス。

「ラファイエット」、「イル・ド・フランス」、「パリ」と言ったある程度有名どころもすでに描いちゃってるし・・・

「リベルテ」は煙突デカすぎるし、元ドイツ船だし・・・

「パスツール」も煙突デカすぎるし（笑）、ドイツ船「ブレーメン」で描いちゃってるし・・・

「ド・グラース」も元ノルウェー船だし・・・

そんなわけで悩んだ結果、薄倖の客船「シャンプレーン」ＣＨＡＮＰＬＡＩＮ（２８１２４トン、１９３２ー１９４０）を水彩ペン画で描くことにしました。

それがこの作品です。

フレンチラインのファンネルカラーの赤にちなんで、新聞の赤っぽい色の部分を選んで貼りつけて作ったのですが、やっぱりなんとなくフランス語ってお洒落な感じですよね。

この船自体は就航後８年で戦没しているため、画像資料が少なく、この構図で描くのは結構苦労しました。

ついでに最新のフランス客船も描いて入れちゃおうということで、２０１３年に来日が予定されているカンパニー・デュ・ポナンが建造中の「ル・ソレアル」ＬＥ ＳＯＬＥＡＬも本革のバーニング・アートで描いてみました。

額縁は上の「シャンプレーン」のものの使いまわしです。

この「ル・ソレアル」、もうすでにこのタイプの姉妹船「ル・ボレアル」と「ロストラル」は就航済みで、現代では珍しいライトグレーの船体カラーの美しい、なかなかかっこいい小型客船・・・来日が今から楽しみなのですが、残念ながら例によって関東地区への入港予定はないんですよね。

震災直前に来航予定でキャンセルになった同社の「ル・ディアマン」は東京に入港予定だったのに・・・

ところで、このフランス新聞デコパージュ額縁、わたし自身は結構気に入ってしまいました。

まだ古新聞紙の在庫は多少ありますので、もっと作っていこうと思っています。

今度は「アンセルビュ」、「ルネッサンス」、「フランドル」あたりかな？

さらに知り合いの伝手を頼ってイタリア語の新聞はなんとか手に入りそうなのでそれをデコパージュして、イタリアン・ラインやロイド・トリエスティノ、ホーム・ラインズといった会社の古いイタリア客船を描いてみたいですし、そのうちにはドイツ語、オランダ語、ギリシャ語といった新聞も手に入れて作ってみたいと思っています。

どなたかそういった英語以外の外国の古新聞を東京で手に入れる方法をご存知の方がいらしたら教えてくださいませ。