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新造船 「橘丸」のカラーリング

再来年の6月にデビューする予定の東海汽船の伊豆諸島航路貨客船「橘丸」

その新鮮かつ大胆なカラーリングが発表されて以来、船ファンのあいだでいろいろ物議を醸しております。

かく言うわたし自身も東海汽船の新船ブログで見た瞬間、「う〜ん・・・まぁ見慣れればよくなるのかもね」と思ったものですが・・・

そこで、もし仮に新「橘丸」が別のカラーリングだったらどんな感じなんだろうということで、自分自身も興味があるので描いてみました。

まず、現在の東海汽船の従来船のイメージに近い、ブルーと白のツートン

ブルーは今よりも少し明るい色にして、煙突のファンネルマークは「かめりあ丸」型を採用しました。

船名の「たちばな丸」は船ファンのあいだでとても希望の多かったひらがな表記・・・「橘丸」は永遠にあの「橘丸」でいて欲しかったという方が大半でした。もちろんわたしもその一人ですが・・・

こうしてみると、ごく当たり前の東海汽船の船ですね。いまにも竹芝ふ頭や底土港に停泊してて全く違和感ないぐらい。

船体自体のデザインがオーソドックスなせいもあるのでしょうが、「お、新しい船だ!」というインパクトはまるでありませんね。

さて次は・・・

一時期、先代の「橘丸」も採用していたレトロっぽいグリーンに白いシアライン、船体上部もやはりレトロっぽく明るいクリーム色にしてみました。

こうするとほとんど昔の関西汽船です。わたしのようなおじさん船ファンには受けるでしょうが、あまりに懐古趣味過ぎて若い人にはただの「古臭い船」にしか見えないかな?

で、最後は本来計画されているオリーブグリーンと黄土色のカラーリングで、船名もちゃんと「橘丸」に戻しました(笑)

色合いはあくまでわたしの想像で描いたもので、以前に描いた時より黄土色がだいぶ濃くなってしまいましたが、その分グリーンは2番目の絵の色よりすこし鮮やかな色合いにしてあります。

たぶん、実際はもっと違った色合いになるかもしれませんが、新造船のだいたいのイメージは掴んでいただけるかと思います。

こうして3枚の絵を見較べると新造船としてのインパクトはかなりありますね。

今の離島航路、生活航路の貨客船というイメージをブレークスルーするためにもこれだけ大胆なカラーリングはやっぱり必要なのかも知れません。

70年間以上、船と港をこよなく愛し続けた柳原良平氏の船をデザインする力は改めてすごいものだと感じました。

完成がとても楽しみです。

oisisounagatyou

こんにちは、始めまして。
記事をTwitterに貼らさせて頂きました。
素晴らしい絵です!
私はかめりあ丸で竹芝〜三宅島間、また 納涼船運行のさるびあ丸 しか乗ったことが無いのですが、小笠原海運並びに東海汽船に愛着があります(あの色、形、古臭い感じが特に良い!)。上の白いカラーリングの橘丸も捨て難いですね。なのでオリーブグリーンカラーは最初なかなか馴染めませんでしたが、今ではとても楽しみです。何といっても、あの色の船が離島の桟橋に停泊している様子は想像しただけでもインパクト抜群です。

oisisounagatyouさん、ご訪問&コメントありがとうございます。
実物はいったいどんな感じなのか?いまから楽しみですね。
納涼船は引き続き「さるびあ丸」が行うようです。

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