いよいよ一週間後、来週の水曜日から横浜港大さん橋国際客船ターミナルのロビーで開催される“キュナード・ライン絵画展”のわたしの出展作品から…
シナベニヤの板にバーニング・アートで描いた戦前の北大西洋航路の客船2代目「フランコニア」(20175トン、1923年建造)です。
先日紹介した1922年(大正11年)にキュナード・ラインの客船として初めて日本にやってきた「ラコニア」に引き続き、翌年にやはりワールド・クルーズで横浜に来航
それ以来毎年のように春先の日本を訪れて、最後の1937年(昭和12年)まで横浜来航回数は9回を数えました。
今回のキュナード絵画展で各船の解説とキュナード・ラインの年表を書いていただいているR.Nさん(maritime.jpさん)によると、1930年(昭和5年)の4月22日の横浜来航の際には大さん橋が日本郵船の「龍田丸」「静岡丸」、ハンブルグ・アメリカ・ライン(ドイツ)の「レゾリュート」、メッサジュリ・マリタイム(フランス)の「アンジャース」の4隻で埋め尽くされていたため、やむなく新港ふ頭4号岸壁に接岸するという大盛況に出くわしたこともあったそうです。
ちなみにその翌々日の25日には三菱重工横浜工場(現在のみなとみらい地区)で完成した「氷川丸」がこの「フランコニア」の真後ろを通り過ぎるという当時の船ファン(そういう人がいたらですが…笑)にとっては楽し過ぎる3日間になったとか…当然わたしはもちろん、親も生まれていないころの出来事です。残念!
絵は当時の大さん橋ふ頭のAバース(現在「ロイヤルウイング」がいつも停泊している場所)に停泊中の「フランコニア」
当時の大さん橋の写真とサウザンプトン港での同船の写真をもとにわたしの想像を交えて描いてみました。
手前のクルマはダットサン(現在の日産)11型フェートン…1931年からの生産開始なので時代考証的になんとかOKです(笑)
左奥の建物は関東大震災のあとに建てられた大さん橋船客ターミナルで2階は帝国ホテル経営のレストランになっていました。
みなさん、2月26日(水)から3月19日(水)までの期間中、横浜の大さん橋に行くことがあればぜひこの絵画展も見ていってくださいね〜
備え付けのノートにハンドルネーム(本名でももちろん可)と感想を書いて行っていただけるとうれしいです。
行きます(^_^)
ふねきちさん、ちゃんとノートにコメントを書いていってね。
ふねきち参上!なんてのはだめよ(笑)
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