小笠原海運の東京〜父島航路定期貨客船の「おがさわら丸」
代替船の起工式が先日三菱下関で行われ、いよいよ一年後の完成に向けて大きく動き出しました。
今度の船は11000トン、長さ150m 幅20m
長さこそ少し短いものの、現在横浜港に保存してあるかつてのシアトル航路の貨客船「氷川丸」と同じぐらいのサイズなんですよね。
もう30数年前に大学の卒業旅行で父島に行ったときに乗った初代「おがさわら丸」の3倍以上の大きさなのですから世の中変わったものです。
その時に体験して感動した出港の時にたくさんの漁船やダイビングボートが港外まで本船に併走して見送るというこの島ならではの出港儀式(?)
いまだに続いているのは嬉しい限り…おそらく新造船にも引き継がれることでしょう。
絵はそんな出港のシーンを現在の「おがさわら丸」でハガキサイズの用紙に描いてみました。
それにしても、この代替船のニュースを聞くたびに思い出されるのは、今は瀬戸内海の島影にひっそりと繋留されてその終焉の時を待つTSL型貨客船「スーパーライナー・オガサワラ」
戦後に日本で建造された客船の中であの船ほど悲しい運命を持った船をわたしは知りません。
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