タクシーを使ってなんとか霧の苫小牧東港フェリーターミナルに到着しました。
いよいよわたしにとって初めての新日本海フェリー「フェリーしらかば」に乗船して四日間過ごした北海道を離れます。
さすが日本最大(総トン数20563トン)は他に何も比較するものがないこうした港で見ると巨大ですね〜。
なにせ、日本のフェリーの場合は、普通フェリーの容積の半分以上を占める自動車デッキを計算に入れずにトン数計算をしているので実際のおおきさは4万トン以上
日本のクルーズ客船でいえば「にっぽん丸」よりはるかに大きく「飛鳥Ⅱ」に近いサイズです。
それにしても、ここは本当にさみしいところ…
できればこの船の左舷側を撮影したかったのですが、草ぼうぼうの原野でどんな危険が潜んでいるかわからないので止めておきました。
もう建造されて(IHI東京工場)21年も経つ船だけに、右舷側の船名表記も昔ながらのこんな感じ
この船名だとだいぶ笑えますw
ちなみに一昨年建造の大間〜函館航路の「大函丸」も右舷側は「丸函大」ですが、漢字だとなんだか許せるのが不思議
ターミナルのロビーには敦賀航路の「すずらん」の模型が展示してありました。
この会社にとってこの船名は創立時第一船(すずらん丸)で使われた由緒正しい名前です。
いよいよ乗船
乗船口近くのアトリウムっぽいスペース
今回は、こいつも登場
以前、ジェームスさんが「クリスタル・シンフォニー」に連れて行った東京工場製の改造版です。
階段を昇って
廊下を渡って
あ、時計の時刻表示は気にしないように((-_-;)
部屋に到着
普段国内の船旅は大部屋二段ベッドというのが多いわたしにしてはなぜか珍しくデラックスBという二人部屋の一人使用です。
最初はうれしくてベッドの上でピョンピョン飛び跳ねていましたが(こどもだな〜)、航海が進むにつれ梯子段、個別カーテン、丸窓といった、いつもの自分の船室が恋しくなってきました。
あ〜あ つくづく貧乏性w
ちゃんとバスタブ付き
大浴場があるので、最初シャワーを浴びただけでほとんど使わなかったですけどね…
いよいよ出港時刻が近づいてきました。
お洒落なカフェテラスを抜けて…
ジャグジーのある船尾デッキに出ました。
後部デッキから見た苫小牧東港フェリーターミナル
新日本海フェリーの特徴として乗客が外に出て、直接デッキから海を眺められるスペースが非常に限られています。
たいていの場合、サイドの広くて長いオープンデッキには出られずにこの後部デッキのわずかなスペースで風に当たることになるのですが、やはりこの船もそうでした。
窓越しではなくて手すりにもたれて海を眺めるのが船旅の醍醐味なのにこのあたりが少し残念。
かつて、夏場は開放していたジャグジーもいまでは残念ながら完全閉鎖
いよいよ離岸
さらば、北の大地よ
濃い霧の出港のせいか、柄にもなくおセンチw
就航した途端少し霧が晴れて、苫小牧の工業地帯が眺められるようになってきました、
でもなぁ わたしたちの世代だと苫小牧を出港するときは搾ったばかりの夕陽の赤が見たかったんだけどなぁw
いよいよ秋田経由で新潟に向かいます。
予定外のタクシー乗車で手持ちのお金が厳しくなってきたので夕食は質素に(´;ω;`)
ビンゴで現金当たらないかな〜(※注、当たるわけありません)
結局、絵ハガキすら当たりませんでした。
お酒飲めないヤツの悲しさで、夜はすることがないので早めに就寝
こうしてこの旅行、四日目の夜が更けていきました。
次回、北海道 船三昧?ツアー最終日「フェリーしらかば」秋田寄港編に続きます。
長かったこの旅行記もあと二回…
次に帆船「みらいへ」の乗船記も控えていて、それも長くなりそうなのでどんどん行きますよ〜
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