これまでずっと冬の横浜港の風物詩のような客船だった米ヴァージニア大学の洋上大学船「エクスプローラー」に代わって、今年は「ワールド・オデッセイ」WORLD ODYSSEY(22496トン、1998年建造)が大勢の大学生を乗せて初めて横浜にやってきました。
初めてといっても前身のドイツ客船「ドイッチェラント」で過去2回この横浜には来ているのであまり新鮮な感じはしません。
JICAのワールドレストランから見た「ワールド・オデッセイ」
陽だまりのテラス席でお茶しながらしばしスケッチ
気温10度でも全く寒くなかったです。
赤レンガに向かうと途中の新港ふ頭でつい先ごろ退役したばかりの船齢35年のベテラン巡視船「するが」(下田海保所属)を見かけました。
古典的なファンネルとシアーラインが実に美しい、船らしい船です。
解体されちゃうのかなぁ
フェラーリ458(あんまり詳しくないのでよくわからないけどたぶんスペチアーレ)のバックに「ワールド・オデッセイ」
右の建設中の建物はこの4月にグランドオープン予定の新しい商業施設「マリーン アンド ウォーク ヨコハマ」
わたしの場合、どんなテナントが入るかより、屋上から港が果たしてどんなふうに見えるのかばっかり気になってしまいます。
センターよりのファンネル、低い船体
最近の浮かぶリゾートマンションみたいなクルーズ客船とは明らかに一線を画したクラシカルなデザインは好感が持てるのですが、ほとんど白一色の塗装はなんとも地味
下半分を黒か濃紺に塗ってファンネルの位置をもう少し前にずらすと、とっても素敵なオーシャンライナー風になるんだけどもったいないですね。
西も北も日本全国はどこも大雪だというのに関東地方だけこの抜けるような青空
風がなかったら最高なのですが…
この船ぐらいのサイズで、大さん橋のCバース(先端寄り)に停泊していてくれると、赤レンガ倉庫を挟んだ構図で撮れますね(^_^)v
やっぱりこのくらいのサイズが好きだなぁ
午後の象の鼻パークから見る大さん橋の客船は超順光
水産高校の練習船「湘南丸」とのツーショット
「湘南丸」は1999年建造なので、ほぼ同時期に造られた二隻
日曜日の大さん橋はこんな真冬でもたくさんの人出、数十年前の同じ場所からは想像もつきません。
すっかり観光名所になってしまいましたね。
クルボンもすっかりSEMESTER AT SEA
前の船の船名と同じフォントを使ってうまくごまかして書いたつもりのようですが、どうみてもDEUTSCHLANDの文字がバレバレ
一般の観光客でさえ、これを見て「あ〜この船、前は別の名前だったんだ〜」って指さして言ってました。
白状します…
このブログにアップする為にこの画像を拡大してみて初めて、何か大きな盃のようなものを目の前に掲げた若い女性のブロンズ像だということに気が付きました。
大さん橋で見た時からずっとあれは、NBAの有名選手(マイケル・ジョーダンとか)がフリースローをする姿のブロンズ像だと思っていました。
だってアメリカの大学生をいっぱい乗せた船なんだも〜ん
あ〜誰かに言わなくて良かった〜(*´Д`)
船尾の船名も同じように上から書体を合わせて書いてます。
でも船籍港の文字は前の港名のNEUSTADT IN HOLSTEINが長すぎて、船名以上にバレバレ。
それにしてもノイスタッド イン ホルスタインなんてドイツの街、聞いたことがないんですけど…
乳牛の名所かな?
何となくピースボートっぽいカジュアルな雰囲気
何となく太平洋フェリーっぽい雰囲気
夕陽に照らされて輝く船体
このまま、日が暮れるまで粘って夜景も撮っていこうかとも思ったのですが、陽が翳ると折からの風の強さと相まって急激に冷えてきたので早々に退散
船舶絵画展のクロージング・パーティが行われる中華街のエスニックレストランに向かいましたとさ。
めでたし めでたし(←何がだっ!)
おまけ画像
加工して作ってみたわたしの理想のこの船の姿
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