現地時間の昨日、LAでホテルとして保存されている"元祖"QMと、キュナードのQM2が
はじめて邂逅。大イベントとして、各方面で盛り上げていたようですが、どうだっ
たんでしょうね?
スペシャルサイトまで開設されています。
http://www.thequeenmarysmeet.com/
以下、そのサイトの中にあった両船の比較から。
Queen Mary Queen Mary 2
Overall Length: 1,019 ft.(QM) 1,132 ft.(QM2)
Gross Tonnage: 81,237 tons(QM) 151,400 tons (QM2)
Date Launched: 26-Sep-34(QM) December 2003 (QM2)
Maiden Voyage: 27-May-36(QM) 12-Jan-04 (QM2)
Height 181 ft. from keel to smokestack top(QM) 236.2 ft. from keel to funnel(QM2)
Number of Decks: 12(QM) 17 (QM2)
Passenger Capacity: 1,957(QM) 2,620(QM2)
Officers and Crew: 1,174(QM) 1,253 (QM2)
Propulsion: Steam Turbines(QM) Diesel-electric / Gas Turbines (QM2)
Horsepower: 160,000(QM) 157,000 (QM2)
Cruising Speed: 28.5 knots (55.17 km./hr.)(QM) 28.5 knots (55.17 km./hr.) (QM2)
Whistles:
3 - Steam type. Two on forward funnel, one on middle funnel(QM)
2 - Typhoon located at the forward and end of the funnel (QM2)
Smokestacks: 3(QM) 1 (QM2)
自動化で省力化してる分はあるにしても、乗客数が増えてるのに
乗員の数が殆ど変わらないっていうのが凄いですよね。
つまりは、元祖QMはそれだけ高級だったともいえるわけで。
あと機関出力。なんとQMのほうが大きいんですね。
これにはびっくりしました。
最新号のラメールって言う雑誌で、大阪府立大の池田教授がこの
あたりのからくりを解説されています。
QMは2000名弱の乗客のうち、一等旅客は700名ほどだったにもかかわ
らず、船内の占有率は50%も占めていたそうです。現代のクルーズ船
では、少なくとも公室に関しては乗客は平等(キュナードの場合は、
若干、そうではない部分もありますけど)ですから、乗客数の増加
に併せて、15万トンもの船体が必要だったとする解説です。
非常に興味深く読ませていただきました。
P.S.
余談ですが....
この最新号のラメール。特集で船ファンのwebサイト特集が掲載されて
います。お見逃しなく。
ラメールは、財団法人 日本海事広報協会発行の隔月誌です。
http://www.kaijipr.or.jp/
初めまして! 「紺碧の海」の古渡弁倶郎です。 何時も楽しく見せて貰っています。 定期航路のライナーは荒天時でも定時運航するするので主機出力は大馬力が必要です。 「ノルウェー(旧フランス)」も「QE2」もクルーズに転用されるとき主機出力を大幅に低減させています。 それから、池田先生は助教授ではなく教授です。 ちょっと気になったものですから(笑)
わぁ〜、「サザンクロス」の弁倶郎さんですよね。感激です。ご指摘ありがとうございます。早速修正させていただきます。
コメントを投稿する
コメントを書く