投票結果による解説とは無関係に、「私の考える豪華客船」について
書きたいと思います。
まずは一般論としてですが....
・居心地の良いキャビン空間があること。 ->寝台、テーブルスペース、ソファ、水周り、収納、etc... 上級ホテルに要求される様々な要件があてはまると考えています。 ・居心地の良いパブリックスペースがあること ->静かであること、軽食(飲み物)のサービスが受けられること、 何時でも利用できること、etc... ・クルーのサービスが必要充分であること。 ->過渡の干渉は迷惑、必要な時は迅速であること、プラスアルファがあること、etc... ・選択肢が充分にあること。 ->食事、施設、エンターテイメント、イベント、etc... ・待たせないこと ->乗下船時、寄港時、食事、イベント、etc... ・時間に制約がない事(スケジュールに追われることがないこと。) ・プラスアルファのサプライズ....
という感じになります。
残念ながら、すべてに該当した船にはいまだに遭遇してはいません。
かなり近い船には出会いましたけど。
あとは乗船時のキャビンの等級にもかなり影響される部分があることも自覚しています。
言ってみれば、私自身はいまだに「"豪華客船"に乗ったことはない」っていう事なのです。
日本人にとって身近な日本籍の船を評価してみると....
飛鳥2 施設的には、日本船の中では唯一合格点の船。世界的に見ても充分トップクラスです。 ただし、食事を筆頭にサービスがかなり劣ります。施設を活用しきっているという印象 はありません。宝の持ち腐れ状態です。ただし改善できる部分ですから、名実ともに "豪華客船"と呼ばれる可能性を秘めた船です。 (そもそもクリスタル・ハーモニーはその言葉に値する船だったのです)
にっぽん丸 世界的な水準から言えば施設は貧弱。選択肢も少ない。そもそも、3名利用をスタンダード とする料金を最低価格として掲げる営業戦略ははっきりいってみっともない。食の評価は高い が、それでも選択の自由度はないに等しい。ビュッフェすらないのですから。
ぱしふぃっく・びいなす にっぽん丸よりは施設はマシだが、それでもまだまだ世界水準には届かない。 選択肢が少ないのはにっぽん丸と同様。ただしこの船はカジュアルな雰囲気を売りにして いる部分があるので、敢えて"豪華客船"と呼ぶ必要はないでしょう。これはこれでアリと いうのが私の評価。でも、私には長期間は乗れない船という感想です。
ふじ丸 器用貧乏丸出しの客船。クルーズ船としてみるととても中途半端。 「二兎を追うものは....」の典型。そういう船と割り切って乗る船です。
やはり日本の船は、特定のお金持ちに向けてではなく広く一般大衆も!というコンセプトがあるのでしょうね。なので、どんなに高級な設備にしようとしても、そのコンセプトに足を引っ張られているようにも感じます。爆安な”市民クルーズ”などは、欧米の”豪華”クルーズ船では考えられないのでは?まあ、そこが日本らしくていいし、いつかは乗れる!という希望を抱かせてくれるのかもしれませんけどね(笑
というか、最後の写真に写る非常にロシアっぽい潜水艦が気になるのですが・・・・
う〜ん、どうなんでしょう? 逆に、一部の市民クルーズを除けば、富裕層しか相手にしていないようにも思います。料金と設備やサービスのギャップを感じることの方が多いですね。日本語が通じるだけでこんな料金でいいのかっていうのは、乗るたびに毎回思います。
あら、そっちへ目が行っちゃいましたか...(^^;) いまでもあるのかどうかは確認していませんが、LAのロングビーチにホテルとして係船されている初代QMの横に、ロシアの潜水艦が一般展示されています。入場料を払えば内部も見る事ができるんですよ。
〜(笑 あのセイルの感じがロシアですよね。内部も公開されているとは、そうは新しい艦ではないはず。セイルの形からして”タンゴ級”か”フォックストロット級”ですね。なんとも不思議な光景です。
こたけさん、すごい!! "フォックストロット級”だそうです。スコーピオンという艦名だそうで。こちらに詳細があります。http://www.queenmary.com/index.php?page=scorpionfacts
詳細ありがとうございます。冷戦期の代表的なソ連攻撃型潜水艦ですよね。何故アメリカに?そして内部公開まで!?見てみたいです。というか、この記事の趣旨から大分外れさせてしまいました〜(汗
いえいえ、ぜんぜん構いませんよ。LAのQMの紹介を兼ねてますから。ここもご多分に漏れず経営は苦しいようです。こういう保存船とかって、アメリカや日本みたいな商業主義の権化みたいな国より、文化的に成熟してる欧州の国の方がいいのかもしれませんね。
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