ロイヤル・カリビアン・グループ、ESGフレームワークを刷新、2050年までにネットゼロエミッションを目指す
- ロイヤル・カリビアン・グループは、環境、社会、ガバナンス(ESG)活動を網羅した第14回年次サステナビリティ・レポートを発表しました。
- この報告書では、責任あるバケーション体験を提供するための5つの明確な方法に焦点を当て、刷新されたESGフレームワークを紹介しています。
- デスティネーション・ネット・ゼロ」戦略では、2050年までに排出ガスをゼロにすることを目標としています。
- 燃料電池ハイブリッドの設計により、港湾内でのゼロエミッションを実現します。
- 岸壁の電力は、利用可能になり次第、地域の電力網に接続するために使用される予定です。
ロイヤル・カリビアン・グループ(NYSE:RCL)は、第14回年次サステナビリティ・レポートを発表し、同社の完全所有3ブランドにおける新しい環境・社会・ガバナンス(ESG)フレームワークを明らかにしました。このフレームワークは、より持続可能なクルーズ業界への貢献をより反映させるために刷新されたもので、「コミュニティと環境の支援」「忘れられないクルーズ体験の提供」「人権の育成と選ばれる雇用者」「ネットゼロイノベーションの推進」「責任ある統治」の5つの主要分野に焦点を当てています。
ロイヤルカリビアングループのデスティネーション・ネット・ゼロ戦略では、2050年までにネット・ゼロ・エミッションを目指し、燃料電池ハイブリッド設計による港内でのゼロ・エミッションや、利用可能な場合には地域の電力網に接続するための陸上電力の利用など、脱炭素化への取り組みを行っています。また、新造船の各クラスは、前船に比べてエネルギー効率を20%向上させる予定です。また、世界自然保護基金(WWF)と5年間のパートナーシップを結び、排出量や持続可能な観光などの分野で持続可能なビジネス慣行の確立を支援することを約束しました。廃棄物管理については、現在、船隊は100%埋め立てない設備になっています。