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鹿児島のクルーズターミナル
鹿児島港は、7つの港区に分かれた南北約20キロメートルの港湾区域のうち、本港区の「北ふ頭」、中央港区の「マリンポートかごしま」の2バース体制でクルーズ船を受け入れている。
北ふ頭
クルーズ船の急増を受け、SOLASフェンスの整備等を行い、2018年4月より国際クルーズ船を受入開始。桜島へのフェリー乗り場は徒歩5・6分、天文館など市中心部に徒歩20分程と近いが、貨客併用でフェリーとの調整が必要な上、6万トン級までしか対応できない。そのため、ほとんどのクルーズ船は「マリンポートかごしま」で受け入れている。
マリンポートかごしま
ふ頭機能だけでなく、県民や観光客の憩いの場で、災害時の対応空間として整備され、各種イベントにも利用されている。元々は11万トン級クルーズ船までしか対応できず、CIQ(Customs:税関、Immigration:出入国管理、Quarantine:検疫)施設も無かったが、近年、岸壁の改良を行い、2018年4月にCIQ機能を有した「かごしまクルーズターミナル」を供用開始。現在は16万トン級まで受入可能となっている。
今後は、22万トン級まで受入可能な新たなクルーズ専用の2号岸壁が2022年の運用開始を予定しており、その旅客ターミナルはロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッドが実施主体として整備し、管理運営することとされている。この連携により、ロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッドは、他社に先立って係留施設の優先的な利用(年間150日を限度に、最大40年間)が認められる。
完成すると、16万トン級と22万トン級の2隻同時接岸が可能となる。予測される交通量の増加に対しては、並行して整備されている臨港道路(鴨池中央港区線)が完成すれば対応可能と想定されている。
クルーズターミナル~ダウンタウンのアクセス
北ふ頭
天文館等へはタクシーで5・6分、バスで10分、徒歩でも20分程。
マリンポートかごしま
http://www.pref.kagoshima.jp/ah09/infra/port/minato/marineport/gaiyo/mpkaccess.html
上記鹿児島県のサイトに記載されている公共交通機関への距離は、マリンポートかごしまへのエントランス道路の入口からの距離であり、実際はクルーズターミナルからエントランス道路を出るまでに7~800m歩くことをプラスして考慮する必要がある。
また、市中心部へのシャトルバスが手配される場合は、天文館へ徒歩10分程のドルフィンポートというショッピングモールへ、30分程かけての移動となることが多い。
タクシー
渋滞がなければ、天文館へ約20分。ただし、マリンポートかごしまのエントランス道路が渋滞すると、なかなかタクシーが入ってこず、乗車に時間を要することも。また、乗れてもマリンポートかごしまを出るのに時間を要する。
バス
国道225号の脇田バス停まで約1.5km、徒歩20分強。
市電
市電脇田電停まで約2km、徒歩約25分。脇田電停から天文館通電停まで20分強。
電車
JR宇宿駅まで約2km強、徒歩30分弱。宇宿駅から鹿児島中央駅まで10分。