【2017年コスタネオロマンチカ:古都と城下町を巡る麗しの日本海と釜山6日間(金沢港発着|寄港地/境港、釜山、博多、舞鶴)の旅行記・体験記】
台風18号の影響により釜山港に足止め
9月13日に金沢港を出港した私たちを乗せたコスタネオロマンチカ号は、3日目の15日夜、翌日より3日間釜山港に停泊した後に出港し、その後の航路が変更になることがアナウンスされました。
2017年台風18号は、9月9日にマリアナ諸島で発生。当初は台湾を通り中国大陸への進路が予測されていました。
しかし、出発した13日には沖縄先島諸島に接近し、東シナ海で急カーブしその後予測された進路は、日本海側を沿って北上してくるかも…?と実は我々は台風の行方をずっと気にしていました。
それでも、「博多や舞鶴での寄港地で雨に降られるかも」くらいの軽い気持ちでいて、まさか船自体が足止めになるとは思いませんでした。
デッキに出ると、釜山港のFreeWi-Fiが弱々しく使え、そこで今現在の情報をキャッチ。この時点で予想された台風進路は、私たちを乗せているコスタネオロマンチカの航路と丸かぶりです。
航路変更が発表されたその日の夜、日本人クルーによる今後の説明会が緊急に行われました。私はこの夜、乗船した日に予約していたサムサラスパでのトリートメントが同じ時間に入っていたので、主人だけ出てもらうことにしました。
台風18号による航路変更の説明会では
航路を変更する理由は「クルーズに影響を及ぼす可能性があるため、乗客の安全を第一とする」とのことでした。
クルーズ行程は中止せず、翌日から3日間の釜山港での停泊の後に予定されていた寄港地を巡るということで、安全上このまま船に残り金沢までの乗船をお勧めします、ということでした。
その際、滞在においての船内サービス料金(クルーズ料金・寄港税・ホテルサービスチャージ)は不要(無料)。
つまり、私たちのクルーズ日程でいうと、金沢→境港→釜山→博多→舞鶴→金沢という当初の予定は、金沢→境港→釜山→釜山→釜山→釜山→博多→舞鶴→金沢になり、18日に金沢に到着予定が21日に到着することになります。
説明会に出る前にこの旨のアナウンスもありましたが、ピザを食べながら「21日まで仕事は休めない」と主人が言っていたので、そのまま乗船し続けるという選択は私たちにはなく、非常に残念ではありますが、どこかの時点で途中下船する選択しかありませんでした。
途中で下船して帰国、帰京する場合は
都合のため、釜山で下船して帰国する場合は一人53,000円、次の寄港地博多で下船する場合は一人44,000円、舞鶴で下船する場合は一人18,000円を上限とし帰宅するための交通費がコスタクルーズから支給されることになりました。(金沢発着の乗船客の場合)
寄港地で楽しめなかったお詫びにと、オンボードクレジット100USドルも支給されるということでした。
途中下船を選択した場合、航空券などの手配は、必要な情報はお知らせするが、手配は自分でしてください…というつれなき説明文書の一文に愕然としました。
せめて日本国内のどこかの港に停泊なら、電話やネットなどの通信環境も問題なかったのですが、足止めになる地は韓国・釜山です。
一応、通信可能な電子機器は持ってきていますが、せめて船内の有料Wi-Fiを無料で使わせてもらえないの?航空券を手配してとは言わないからぁ〜という嘆き…。
3日目の釜山は一日が濃すぎて、疲れて終わりました。
同じ釜山港にダイヤモンド・プリンセスも停泊中。ダイヤモンド・プリンセスも出港できないのだからその半分の総トン数のコスタネオロマンチカが出港できないのも仕方ない…。
現在停泊中の釜山港も台風の状況によっては、釜山港が閉鎖になり港外へ避難する可能性もあり、この先一体どうなるのやら…?
停泊しているダイヤモンド・プリンセスを眺めながら眠りにつきました。
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