飛鳥II:1日目夕食『春の日ディナー』
乗船初日の夕食ディナー『春の日ディナー』。船内には『春』の装飾がここそこに施されていました。
ディナーのテーマは”春の食材と身体に優しいスーパーフード”。
モリンガ、アマランサス、ブロッコリースプラウト、アカモク、キヌア、クランベリー、サジー、フルム、ビーポーレン、クコの実、よもぎ、小豆、アーモンド、抹茶、ビーツなどのスーパーフード(栄養価が高く抗酸化成分が多い食材)が使用されているとのことでした。
アンチエイジングと関連性が高いスーパーフードですが、なかなか普段の食事に取り入れることが難しいものもあるので期待が高まります。
ロゼスパークリングやさくらロゼなど春の日ディナーの飲み物リストが添えられていて、散々悩みましたが…
やっぱりビール!。テーブルには桜の花びらを浮かべたグラスが…飲み物ではありませんでした。母は早速誰かにメールを打っていました。若者か!
ダイニングでのアルコールは有料ですが、飲み物リストはテーブルに置かれていません。メニューを見てオーダーしたい場合は飲み物担当の人にお願いして持ってきてもらいます。
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お料理がサービスされる前に料理長自らこの日のディナーの説明がありました。ダイニング内を歩いて回られていたお陰でお顔を見ることができました。
アミューズ
『春の箱庭風蟹とグリンピースのムース』
鮮やかな黄緑色は芝生のイメージでしょうか?蟹の他にオーシャントラウトキャビア、アマランサス、花穂など。グリンピースの舌触りが苦手ですが、ムース状なので大丈夫でした。鼻に広がるグリンピースの匂いは今までの春の記憶が蘇りました。
アペタイザー
『桜の香る蝦夷アワビ紅心大根のマリネ』
アワビを中心にした菜園風の盛り付け。柔らかいアワビの横にある白粉はレモンオイルを粉末にしたものだそうです!紅心大根やプチトマトの酸味がアクセントになっていました。
スープ
『ウニとアカモクのロワイヤル仕立て アサリブイヨンを注いで』
白い器に入ったアサリブイヨンを赤い器に注いで頂くスープでした。
勧められるがままにブイヨンを混ぜてみたら桜の塩漬けが浮かんできました。海藻はスーパーフードのアカモクです。たけのこも入ってまさに春のスープ、といった感じでした。
フロム・ザ・シー
『オマールエビのリソレ 菜の花とキヌアリゾットを添えて』
リソレとは「表面をしっかり焼き旨みを閉じ込める、弱火加熱調理前の下処理方法」ということでオマール海老の殻はしっかり焼き目がついていましたが、中の身はフワフワ〜でした!ソースが2種類でしたがキヌアリゾットに絡めて食べても美味しかったです。
シャーベット
『春カブのソルベ ベルガモットのオリーブオイル』
ソルベ自体は味も匂いも淡い感じですが、ベルガモットが濃厚に鼻を通り抜けていった衝撃!「え?何これ?」と思った侮れない一品!ちょっと忘れられない味です。
メインコース
『黒毛和牛 低温ローストホワイトアスパラのフルムを添えて』
絶妙にして最高の食感!柔さ、歯ごたえ、そして見た目以上の食べ応えに思わず同じメインを選んだ母と見合わせてしまいました!見た目以上にしっかり脂っけもあるので食べこたえもありました。
メイン料理は他にも
・桜チップで燻製したシャラン産鴨肉のロースト ビーポーレンとオレンジの生姜風味
・金目鯛と春キャベツのブレゼクコの実を使ったスープ仕立て
がありました。
ハウスワイン(赤)もオーダー。軽い味わい。
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デザート
『”春一番”よもぎと低糖質乳酸菌入りバニラアイス添え』
萌えた感じのデザートプレートに『和の春』を感じていたら、そこにテーブル担当の人が来て…
桜チョコレートをデザートプレートに擦ってくれました!今度はこちらの「萌え〜」(笑)。よもぎの緑は細かいフレークになっていて食感が楽しい!バニラアイスおいしい!ベリー類半端なく酸っぱい!で口の中で踊る、踊る!
飛鳥IIのディナーは「美味しさは安定」…と言う経験値と思い込みがひっくり返され、「あら?あら〜?」と予期せぬ新しい扉を開けたそんなディナーでした。
乗船して2時間も経っていないのに、クルーズが初めての母は「このお食事を頂くだけでも十分に価値はあるわね!」と言っていました。
「母よ、早くもそこにたどり着いたね」(笑)
パン類
ついついパン類を控えがちですが、「食べて〜!美味しすぎるから!」と声を大にしていいたいくらいに、フワッフワのパン類も外せません。この日は桜色のパンもあったので頂きました。
メッセージステッカーとチョコレートのプレゼントも頂きました。何もかもが桜色。春バンザイの麗しいディナーでした。
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