ジリオ島航行でもこんな風に輝いていた客船
上海停泊 コスタ クラシカ
◆今回の事故の総括
①発生場所 イタリア中部 ジリオ島沿岸岩礁地帯
②発生時刻 午後9時30分〜45分
③初期事故 海中岩礁船舶左舷衝突
④被害状況 死者11名、行方不明者24人、怪我人約40名
1月16日pm11:00現在
発生場所
真ん中の航路なら事故などない
◆事故の発生原因
地中海クルーズの同海域では、通常航路ではなく観光航路があり
同船は、夜の視界が悪いにもかかわらず、観光航路を尚沿岸に
接近して航海した事による。
ブラックボックス以前に、船舶位置情報システムの記録があった。
これは、まだ報道機関も知らない新情報だ。
こんなコースだった。
これが当日コスタコンコルディア航路だった
◆コスタクルーズCEOの会見
船長の独自の判断ミスによる逸脱航路の航海
緊急対応の船長はコスタの手順を逸脱している。
http://www.costacruisesasia.com/B2C/JP/Info/concordia_statement.htm
◆ジリオ島からの感謝状の存在
コンコルデイア〔コスタ他船もか〕等コスタ客船の観光航路航海の
お礼状の実態。コンコルディア以外もこの観光航路を通過して
いた可能性は十分あり。
◆人身事故の原因
①情報隠蔽、虚偽情報の発信
②緊急避難のクルーの指揮誘導の体制の崩壊
③組織的避難誘導の指揮系列の欠落または崩壊
※避難後のキャビン点検などが全くなされていない
④衝突より船体よりの避難開始の大幅遅延
⑤避難順序の指揮崩壊 キャプテンクルーが一部先避難
⑥緊急照明の不備不十分
◆コスタクルーズ最近の事故履歴
①2010年2月26日 「コスタヨーロッパ」
エジプト のシャルム・エル・シェイクにて荒天桟橋衝突 死者三名
②2010年10月19日「コスタクラシカ」上海長江河口付近で貨物船衝突
http://rohnin1966.at.webry.info/201010/article_10.html
◆地中海客船事故
2007年4月7日 ギリシャのクルーズ会社、ルイス・クルーズラインの
シーダイヤモンドが地中海のサントリーニ島近くで座礁、二名死亡さらに、
15時間後曳航時沈没。
◆事故の責任はコスタクルーズ会社にあり
総括:①事故の責任
コスタクルーズは、地中海における航路逸脱の観光航路を把握している。
今回は船長ミスだが、安全航路逸脱を会社は黙認している。
これに対する会社の安全対策が欠落、あるいは知らぬ存ぜぬは通用しない。
ジリオ島の沿岸近くの航行感謝状の存在も把握していたはずである。
これは、船長だけの責任ではなく会社ぐるみの安全逸脱航海
である。今回の原因はキャプテンだけではなく会社の安全管理の
欠落にある。
②避難誘導の機能不全の責任
これもキャプテンの問題ではない、避難誘導そのものが機能していない。
訓練が全く現実と乖離している。
避難誘導のスキームそのものが存在しない。
できなかった事はすべて会社の責任である。
◆2011年 バンクーバー→ロサンゼルスのコースタル航海の場合
昨年乗船したサファイアプリンセスでは、航海中の天気が霧も多く
双眼鏡も持参したが、結果的に北米大陸には全く近づかず、沖合
航海にて、全く北米大陸は見えなかった。もう少し観光航路が欲しかった。
しかし安全第一と今は思う。
霧の航海 SAPPHIRE PRINCESS
上記は、私感もあり、正確な情報とは言えない部分もあります。
正確な情報は報道機関、該当関係者発表をお待ち下さい。
コスタコンコルディァ事故当日航海航路発見
ジリオ島異常接近イタリア客船航路
コスタコンコルディア事故の航海図
コスタコンコルディア衝突岩礁特定
コスタ事故の船舶位置情報による確認
イタリア客船追突岩礁特定図
※転載厳重厳禁および引用公開は禁止とさせて頂きます。
うーん
なんともいえませんね。逸脱ですか?
それにより、こんな事故許せないですよね。
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