2日目の朝は船が大揺れ
すったもんだの乗船1日目が終わり、その夜はとにかく疲れて果ててしまい遅い夕食後すぐに寝てしまいました。
コスタベネチア乗船2日目の朝、目が覚めたのは7時過ぎ。クルーズ船上での目覚めとしては遅い方です。起きるとかなり船は揺れていて、外は雨と風で遠くが見渡せないほど視界不良でした。
せっかくのバルコニーもびっちょびちょ…。天気予報通りにお天気が芳しくありませんでした。
2日目朝食:カナル・グランデ
私たちが前日の乗船日の夜に食事をすることができなかったダイニングレストラン『カナルグランデ』に行ってみることにしました。
8時過ぎにカナルグランデに到着しましたが、まさかのデジャブ?また同じようにレストランの前で入店の順番待ちとなっていました!またか!
メインダイニング 『カナル・グランデ』
私たちの指定メイン・ダイニング『カナル・グランデ』。「大きな運河」という意味でしょうか。ダインングの中央に、ドーンと大きなゴンドラが置かれていました。
2018年11月にコスタネオロマンチカに乗船した際「コスタベネチア船内にゴンドラが流れている」という情報を得ましたが、正しくは「流れてはいませんでした」。
水面を模した台の上にゴンドラが浮かんでいるように配置されています。ただ、このゴンドラは実際のベネチアで運行されているゴンドラよりも大きなサイズだそうです。
「ゴンドラが流れる運河沿いのレストラン」という雰囲気は十分に味わえます。ディスニーシーの中のイタリアン、『レストランテ ディ・カナレット』な感じです。
カナル・グランデの席数は1,492席。
2デッキ吹き抜けとなっていて船内の中で最も席数の多いレストランでした。朝食、昼食ともフリーシーティングですが、スィートキャビンの乗船客とは階数が分けられていました。
メインダイニング での朝食内容
カナル・グランデでの朝食は一部ビュッフェ式。卵料理などはメニューがあり、オーダーして調理したものをサービスしてもらいます。コスタネオロマンチカと同じです。
この「卵料理をオーダーできる」という事実を知ったのはもっと後の方で、テーブルがご一緒になったご夫婦から教えてもらいました。「テーブルにメニューが置いてあった」ということでしたが一度も見かけたことがありませんでした。
定番のソーセージ、ゆで卵、カリカリに焼かれたベーコンなどもある中で、朝食でも中華料理っぽい味付けのお料理が意外とイケました。でも彩りが冴えないので、自分では取らずに人に教えてもらったんです。なんだか勿体無い気もしました。
デッキ4の広いカナル・グランデには、パン、スィーツ、ヨーグルト、フルーツ、そしてお料理などのブッフェカウンターが2箇所に設置されていたのですが、席数に対して台数が少な過ぎでこの場所でも長蛇の列!でした。
ただでさえブッフェカウンターが少ない上に、動線が悪く…かろうじてパン類は別レーンになっていましたが、上の写真の通りスィーツ類の場所に果物を置いたり、サラダの中に果物があったりするので、結局一つの列に皆が一列に並ぶしかない状態になり、列も進まず…またしても「イライラ」が再燃しそうになりました。
とにかくこの朝食時が一番の揺れで、私たちの席はデッキ3のカナル・グランデの窓に近いテーブルでしたが、波が船体に打ち付ける「ドーン」という音がなんどもあり、音とともに揺れが起こり、なかなかスリリングな2日目の朝食でした。ちょっと怖さも感じたくらいです。
私はこの揺れで過去のフェリーでの船酔いっぽくなってきましたが、「まだ耐えられそうかな?」と思いながら少な目の盛りで朝食は済ましてしまいました。揺れが強いのでまたブッフェ列に並ぶ気も起こりません。
主人は「揺れ全然平気」と言って色々盛ってました。
メインレストランでの朝食の感想
全体的に…ほとんどコスタネオロマンチカのお料理と変わりません。半年前に味わった記憶が蘇りました。パン類、ヨーグルトの種類や味も全くと言っていいほど同じ、ですよね?
後に中国配船となるせいか、「中華料理っぽいものは唯一オリジナルかな?」という気はしました。
入店の順番待ち、ブッフェの列、コーヒーの配膳など食べる以外のことに待たされ過ぎで、終日航海日でなければとても食事はできないと思いました。
乗船客2,600人→4,400人の対応
カナル・グランデから私たちの部屋までは少し距離があるのですが、揺れが大きいのでそのつもりがなくても、まさに千鳥足になって船内を歩くしかありませんでした。
「なんか目がぐるぐるしてきた〜、部屋に帰って横になりたい」と思い部屋にたどり着くと、食事に出る前に2つ隣の部屋のルーム清掃を行っていたのに、我が部屋はまだ清掃が完了しておらず、びっくりするほどのんびりなルームスチュアート!食事に向かってから2時間近くは経過していたのに…。
部屋に入ると後回しにされてしまいそうなので、時間つぶしにリドデッキに行きました。
この日プールはクローズド。
プールの周りのソファでうなだれる方達多し!乗船初日の疲れとこの日の揺れで参ってしまっているのでしょうか…そうだとしたら私も全く同じでした。
イタリア・トリエステを出発したコスタベネチアの処女航海の乗船客は2,600人程だったそうです。東京からその人数を上回る4,400人の乗船客が乗ってきたものだから、「船内のオペレーションもうまく回らないんだね…」という事実を知ったのとそのような気持ちになれたのは旅の後半でした…。
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