さて、にっぽん丸クルーズレポートそのものは終了しましたが、
『にっぽん丸クルーズ【増刊号】』
として、船内のちょいとした話題、気付きなどを書き記したくて、増刊号の追加です☆
【茨城大洗に入港した時のにっぽん丸】
『一生に一度は乗ってみたい』…そう思っている人の為に"敷居"を下げる為の増刊号☆
で、一度乗ったら又乗りたくなる…中毒になる事請け合いです!(笑)
という事で、過去の画像を繰り返し使うこともありますが、そこはご愛嬌で笑って下さいねーっ☆
尚、この記事は
【クルーズ船未経験な人】
もしくは
【にっぽん丸の事が知りたい人】
専用となっておりますので、予めご了承ください☆
さて、まずは
【クルーズ船って、ブルジョア~な、人ばっかり乗ってるの!?】
(笑)からの解説です☆
これは、クルーズ船によって色々差がありますが、『にっぽん丸』に限って言えば、『お金を持っていないワケでは無いでしょうが、別に"それっぽい人"が乗ってる訳では無い』
と言って良いと思います☆
【初日のウェルカムパーティーの様子】
ただ、にっぽん丸のクルーズ費用は高いので、やはり外国船籍のクルーズ船との客層とはやや差がある様に感じます。
平たく言えば『そこそこお金は稼いでいるよねー☆』なカンジ(笑
因みに職業柄『人の観察』が好きなので年齢や性別をざくっと述べると、
●お年寄り女性グループ旅行者:2割
●老夫婦での旅行:4割
●家族連れ:1割
●私くらいの中堅クラス:2割
●その他お一人、身障者の方を連れたグループなど
という構成でした☆
これは【にっぽん丸】に限らず、日本船籍である【ぱしふぃっくびぃなす】【飛鳥Ⅱ】も同様だろうと思われますが、【飛鳥Ⅱ】は、最近メディアに大きく取り上げられ、若干、若年層の割合が多い様です。
【ドレスコード】のお話をしたと思いますが、実際国内クルーズではあんまりうるさい事は言われず、実際は『お避け下さい』と言われている『ショーパンにサンダル』ってなオッサンも稀に居ます。
(ハッキリ言って、見苦しいのはイヤですけどね☆)
【プールサイドのラウンジにて】
ただし、外国籍の高級クルーズ船の、それもフルスイートサービスともなると、若干勝手が違う場合もあるようです。
大型クルーズ船【クイーンメリーⅡ世】に乗ったことのある初老の人のお話。
『食事で、他のフルスイートのグループと混ざってしまっんだが、ジュニアスイート程度では、まるで格下で気後れした事があった』そうです(笑
なんでも、『社交ダンスでどこどこの王国の娘と踊った』とか、『どこどこの大統領とディナー談笑した』とか、もの凄いブルジョアな会話が飛び出してたそうで、世界の違いを感じたとか☆
私がそんなグループの中に放り込まれた日には…脳の血管が全て切れて卒倒ですww
( ̄▽ ̄;;
まぁ、しかし、日本籍のクルーズ船、そして、【日本発着で商売をする外国船籍クルーズ船】は、そんな事はありません。まぁ、皆さんホントにフツーの人ですからww
ちょっと笑えたのが、にっぽん丸には、【カップヌードルの自販機】が設置されているのですが、ディナーが終ってしばらく経つと、みんな物足らなくてお腹が空くのか、自動販売機コーナーに群がって、【カップヌードルを買う】姿が見学できます(笑)
それが、男性はビシッとスーツ姿、女性は見事なドレス姿で、手には『お湯を入れたカップヌードル・カレー』を持ってそそくさとエレベーターに乗ってきたりしますから何とも微笑ましいww
【にっぽん丸内での社交ダンス】の模様。
きっとダンスのし過ぎでお腹空いたんでしょうね(笑)
【クルーズ船の設備について】
過去のレポートで、色んなラウンジやカジノやらの解説をしたので、それ以外の細かい解説を【にっぽん丸】に限って解説します☆
TVでは、船内の豪華なところしか見せませんからちょっと『生活感』のあるところを(笑)
●船酔いや緊急の病気に対処するため、先生と医務室が常設してあります
●自動販売機があります。カップラーメン、ビール、清涼飲料など。ちょいと高いですが、ビール一缶¥330ですから、まぁ、大したことはありません
(海外航路の時は、“免税自動販売機”がオープンします。ビールが¥180に変身しますwww)
※自販機は、日本船であるにっぽん丸ならではであり、外国船ではまだ見た事がありません
●洗濯機、コインランドリーもあります。長期クルーズでも下着を日数分持っていく必要はありません
※これも日本船の特徴の一つですが、外国船でも最近は(有料ですが)コインランドリーが設置されているものも出てきました☆
●7階にあるプールは泳ぐ…というより『水に浸かる』サイズです。周りはラウンジになってますので、"晒し者"になりますが(笑)、親子連れは良く利用してましたよ☆
【プールサイドにて。天板が昼間は開いて、夜は閉じます】
そうそう、これは設備とは関係ないですが、【にっぽん丸】は当然外国航路もありますので、主幹スタッフを除くと、多くのスタッフは『アジア人』です。
えーっと、つまり日本人以外…東南アジア系のスタッフが多いですねb
で、彼らは『日本語よりも英語を得意』とします。
実は寄港地での乗降り、船内のイベントと船内売店以外で、日本人のスタッフと長く会話する場面は、日本船であるにっぽん丸であっても、そんなに多くありません。
ラウンジでの注文、バーでの注文、レストランでのちょっとしたオーダーの方が多くなる筈で、そういう場所に居るのは、東南アジア人スタッフですから、『英語の方が通じ易い』のです☆
私も初日でそれを理解しましたが、スタッフに『ドリンクメニュー下さい』といったら、
『かちこまりましぇた(かしこまりましたww)』と言って、持ってこられたのが『おしぼり』でしたから(笑)
『単語』を並べるだけでOKです。英語を使ってみましょう~☆
【ウェルカムパーティでのジャズシンガーと☆】
さて、【にっぽん丸】の話はこれぐらいにしておいて、皆さんが最も気になる
【で、結局のところ、『クルーズ旅行』って高いの!?】
について解説したいと思います。
これは、結論から言うと、
『日本籍のクルーズ船は高い!』
『外国籍のクルーズ船は、利口に探せば"メチャ安っ!"』
と、なります。
日本船は、ある意味『何も気にせず身を委ねられる良さ』があります。ですから、日本のご老人が安心して多数乗ってこられるワケです。
これは『外国籍船はダメだ』と言ってるワケではありません。
分かりますよね、お年も召してくると、ちょっとした煩わしい事でも、面倒臭かったりします。
そういう方達が日本船を選ぶのは、『微に入り細に入り』のサービスをお金に換えている、と思えば良い訳で【人によって趣味嗜好や自分にフィットするサービスには違いがある】という事ですb
私達くらいの世代(40~50代)…少なくとも私は、そこまで細かい事は気になりません。
逆に、にっぽん丸に乗ったからこそ、それが分かったとも言えます。
で、そんな人は断然外国船籍クルーズを狙ってみましょう☆
私の所に旅行代理店から、
【"レジェンド・オブ・ザ・シーズ"によるクルーズ】の案内が来ました。
『レジェンド・オブ・ザ・シーズ』は、69,000トンという、『にっぽん丸』の3倍以上大きなクルーズ船です。
大型クルーズ船が沢山竣工する現在、69,000トンは、今や小型クラスの分類ですが、それでも【飛鳥Ⅱ】よりも、あの【タイタニック】よりも、【戦艦大和】よりも巨大です(余計わかんないかな?ww)
因みに世界最大級のクルーズ船【オアシス・オブ・ザ・シーズ】で、なんと22万トン!☆
『にっぽん丸』の11倍!☆
※WIkipediaより引用
ここまでくると【建物・ビル】ですよねーっ☆
あ、話が逸れましたが、その【レジェンド・オブ・ザ・シーズ】のクルーズの内容ですが、
●9/22横浜出港
●大阪、宮崎、鹿児島に寄港後、海外航路で上海、済州島に寄って
●9/29に福岡に帰港の8日間
●初日、最終日を除き、朝・昼・夜 食事付き
というものですが、恐らく私が乗った『にっぽん丸』と、ほぼ同じグレードの部屋に泊まったとして、
外国入港税・チップ・諸税全て込みで、
総額¥121,000程度でオールインクルーシヴ!で済みます☆
単純に割り算すれば、私達のにっぽん丸は3泊で、
¥48,000/1泊に対し、
¥17,300/1泊で済む計算です☆
これで、ほぼ『にっぽん丸』と同じサービスを受けられますし、なんといってもその巨大さゆえに船内の施設が違います。
※『にっぽん丸』と同じサービス…3食食事付きだし、部屋の清掃などもしてくれる、という意味であり、サービスのクオリティが同じとは限りませんので、念のため
これ、名古屋港に入港した【レジェンド・オブ・ザ・シーズ】。…どこに船が居るのかって?w 目の前にある"建物"が、ソレです(笑)。きょ、巨大すぎるwww
これが【レジェンド・オブ・シーズ】の内部。
郵船トラベルの『乗船レポート』があります。是非ご参考に☆
そうそう、一つ言っておきますが、『クルーズ船』に覚えのない人は、
『一番安い部屋って二等船室とかなんでしょ?』と聞いてきますが…
クルーズ船は、フェリーではありません。雑魚寝寝室はございません!(笑)
全て個室ですから~っ☆
散らかった写真で恐縮(笑)にっぽん丸の『コンフォートステート』
さて、この様に、
『外国籍のクルーズ船が数ヶ月、日本マーケットに進出し、日本発着のクルーズを企画する』というのがチャンスです☆
※後日追記…2020年の今、日本での外国船クルーズは当たり前のものとなりましたが、この記事を書いた2012年当時は、まだまだ日本での外国船クルーズマーケットは発展途上でした☆
海外クルーズは安い代わりに、どこかの国に飛行機で行って入国して…では余りに面倒ですからね☆
日本発着があれば、それに越した事はありませんb
来年も4~7月で、レジェンド・オブ・ザ・シーズよりも大きな77,000トンの【サン・プリンセス】が日本発着クルーズを数航海、企画しております。
実は私も狙っていて、やはり1泊¥17,000~22,000で済みます。
そう、外国籍クルーズ船は、【安い!】
ただし、日本発着といえども、外国籍クルーズのショートクルーズは短くても8泊はあります。
一番の問題は『そんなに長いこと連続で休めるか?』
という事でしょう~☆
あ、あともう一つ、日本発着の場合、【ドレスコード】は日本人のレベルが適応されるでしょうから、ヘンに構える必要も無いと思いますよー☆
以上、いかがだったでしょうか?
今回は体験レポートではありませんが、
『何となく行きたいけど、なんか分かんないし、モヤモヤする~☆』
みたいな疑問に答えたつもりです。
勿論、クルーズファンになったところで私が儲かるわけではありませんが、
そもそも私は『海が好き』なのです☆
にっぽん丸、4階サイドデッキ
クルーズファン…ひいては『海のファン』になってくれれば、こんなに嬉しいことはありませんねー☆
それでは、これにて『にっぽん丸クルーズ【増刊号】』終了です~☆
ではでは☆
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